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スピードとミカンと重ねることとラリアット

歩くのがマイブームだったから自転車はひさしぶりでした。
お天気の朝、しゃーっとペダルを漕ぐと、ふわぁーっと春の風が顔に当たって、なんだか爽快な気持ちになりました。
調子に乗ってあまりお天気の中にいると花粉でえらいことになるので、
用事を済またらすぐにしゃーっと帰ったから、往復でもものの30分ほどだったのだけれど、頭の中がちょっと楽しかった今朝でした。
 
10000歩あるくという話を先週つぶやいた際も書いたのですが。

歩くのと自転車を走らすのとでは、みえる景色も頭の中にめぐることも違うよなあ、って今更ながら思います。スピードと足と脳の関係でしょうか。
 
降りて押しながら歩くのもいいものです。
なぜか年寄りの多い地域なのでシルバーカーっていうのかなシニアカーっていうのかな、あれによぉ出会います。
バイクみたいに乗るやつも旅行用キャリーの買い物版みたいにひっぱるやつも、両方。
うっかりぶつかったらあかんから、たまにこちらが降りて自転車を押しながら歩く必要もありまして。
 
ふと頭の中で思いました。「人って一生なにかに乗ってるねんなあ」
自転車、車(わたしは免許ないが)、そしてシルバーカー、そうか、ちいさいときは乳母車からのスタートやねんもんなあ、なんて。
自分の足であるけないときに乗っていたものを降りて、歩くようになって、移動に便利な乗り物を使うようになって、また歩くのがしんどくなって乗り物(押す物)を使う。
 
と、ちょっとしんみりとなりかけていたら、道端にシルバーカーを停めて年配のご婦人2人がミカンを食べながらお喋りしてた。ちょっと笑ってしまいました。
これはこれで楽しいのかもしれない。痛かったりしんどかったりはもちろんめちゃめちゃあるのやろう。笑えないから笑ってること。けれど、歳と共に、歩むスピードというものがいい意味でだけじゃなく変わっていって、焦るけどももどかしさはひたすらにあれども、だからこそ見えるそのときの景色や頭の中がいいとか悪いやなくあるのかも、その時その時の景色や風景が。
それは、それが、老いるではなく重ねるということなのかも。なんて、そない軽い話やないやろけど、ええもんやええことだけやないやないやろけど。
でも、春の朝とミカンの笑顔に思わされました。Born to Run はミカンと共に。
 
先日近所の年寄りたちの間で流行っていることを聞きました。
「歩いてて、向かってくる車のナンバープレートの4つの数字を瞬時に足し算するねん」
なにそれ。頭の体操らしい。結構むつかしいんちゃうん。さすがそろばん世代。わたしはそろばんからっきしやけど、そんなんしてたらまだまだずっと元気やな。どっかのカシコ気取りに聞かせたいな。真剣に思いました。
 
どうでもいいけど、わたしの自転車には名前があります。
「ヤングライオン号」
いつからなぜ何代(何号)目かも忘れてしまった。
でも旅芝居で一番最初にほんとうにすごいと思っていた役者に「ヤングライオン号なんだろ?(笑)」って茶化されたから相当前からやねえ。
ふざけてずっと言うているうちに自分の中で定着したんやと思いますが語呂がいいから&思い出があるからっていつまで?!(笑)
ヤングライオンとは新日本プロレスのまだユニフォームもキャラもない黒パンツの若手のことを指す言葉です。いい加減名前かえよ。何がええかな。ストロングスタイル号? えー。
やっぱりハンセン(スタン・ハンセン)号かな。ハンセン号って船の名前みたいですね。あ、船でいいんや不沈艦やもん。
ね、世の中にはラリアット打って倒したいことやものが溢れていますね。
うん、ラリアットじゃ足りませんね。ねえー。

これは春の夕方




以下は、ちょろっとですがいつもの自己紹介 。
と、苦手なりにもSNSあれこれ紹介、連載などなどの紹介!!も。
よろしければお付き合い下さい🍑✨
ご縁がつながったりしたらとても嬉しい。

大阪の物書き、中村桃子と申します。 
構成作家/ライター/コラム・エッセイ/大衆芸能(旅芝居(大衆演劇)やストリップ)や大衆文化を追っています。
普段はラジオ番組の構成や資料やCM書きや、各種文章やキャッチコピーやら雑文業やらやってます。
現在、lifeworkたる原稿企画2本を進め中です。
舞台、演劇、古典芸能好き、からの、下町・大衆文化好き。酒場好き。いや、劇場が好き。人間に興味が尽きません。

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現在、関東の出版社・旅と思索社様のウェブマガジン「tabistory」様にて女2人の酒場巡りを連載中。

と、あたらしい連載「Home」。
皆の大事な場所についての話。

2023、復活。先日、新作が出ました🆕

以下は、過去のものから、お気に入りを2つ。

旅芝居・大衆演劇関係では、各種ライティング業。
文、キャッチコピー、映像などの企画・構成、各種文、台本、
役者絡みの代筆から、DVDパッケージのキャッチコピーや文。
あ、小道具の文とかも(笑)やってました。

担当していたDVD付マガジン『演劇の友』は休刊ですが、
アーカイブがYouTubeちゃんねるで公開中
(貴重映像ばかりです。私は今回のアップにはかかわってないけど)


あなたとご縁がありますように。今後ともどうぞよろしくお願いします。

皆、無理せず、どうぞどうぞ、元気でね。


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