momizi
あれこれ
自由律俳句 俳句 ことば 季語なし
詩、現代詩、ことば
ショートストーリー ショートショート
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夕焼小焼の 赤とんぼ 負われて見たのは いつの日か 三木露風。その名前は知らなくても、「赤とんぼ」の歌詞を知らない人はいないだろう。 三木露風(一八八九~一九六四)は龍野(現兵庫県たつの市)に生まれた。龍野はいまも武家屋敷や白壁の土蔵などの町並みが残る五万三千石の城下町だ。原生林の茂る鶏籠山や市内を流れる揖保川の景観はどこかなつかしさをおぼえる。 白鷺山の展望台から市内を見下ろしている。風の音、鳥のさえずりに混じって、遠くから子供たちの弾けるような笑い声が聞
今の職場に就職が決まるまでの期間に始めたNote 忙しさにかまけてほぼ手付かずになっているけれど、次の職場に変わるタイミングだし、そろそろ何か書いていこうかなと思う 書かなきゃって焦りがまったく無いのもどうかと思うけど 自由律俳句が、いいな ぼちぼち、ね #ことば
「もう、誰のことが好きなんかわからんくなったわー」 「ひとりで歩いているときとかに、ふと、歩いてる後ろ姿を思い浮かべてしまう人っておる?」 「あー、ひとりおるなー。なんで?」 「その人のことが好きなんちゃうか? よぅ知らんけど」 「なんで顔とかじゃなくて歩いてる後ろ姿なん?」 「やって、その人がこっちを見ないでどこかに歩いていく姿を目で追いかけてるってことやろ? しかもふと思い浮かべるくらいには意識して」 「ふーん、そんなもんかなぁ」 と言いながら、僕と並んで歩く
来てくれたのかと尋ねると 小さな声でうんと答える 掛け布団の擦れる音に 二人の吐息の振動が静かに混じる そのまま自然な速度で唇は重ねられて あなたの手のひらがゆっくりと左肩を滑っていくそのとき 思わず右手であなたの喉元をとらえると僕は あなたをすくい上げるようにして腕を伸ばし 背を反らせながら引き離されていくあなたの顔をじっと見つめていた 来てくれたのか まるで夢みたいだ 見慣れた天井の汚れた白さに 浅く早く打つ鼓動の静まりを期待しないまま も
大きくても 小さくても 笑顔は笑顔 競う ではなくて ただ単純に たくさんの笑顔を見たいだけ 同じ時間を過ごしていくなかで なぜだかお互いの気持ちが手に取るようにわかる瞬間があって 笑顔は そこに至る一色の点 カンバスに満ちる光として 描かれていく点描画の全体はすぐにわかりようがないものだけれど 確かな意思で優しくカンバスに振り下ろされた 一点の笑顔 意味を超えてただそこに在る単純さは 強い
過去の雑記が出てきたので、ぽちぽちあげてきます
脇をさらす両腕を背後のあなたの首にまわす枷 パーカーの肩が滑るのを見ていた撫ぜられていた 合わされる額でも遠い距離の唇 20201212
満ち欠けするから満月で、いつも満月ならそれはただの月だ いつも笑顔でなんて人が言うから、お互いに悲しい顔を思い出せなくなっていく 20170317 酔い加減の帰り道に
冬目景の『イエスタデイをうたって』 仕事帰りのネカフェで、シリーズちょうど半分のところまで読了。良作。 恋愛ものだけど、ここまでキスシーンなし。 それも良い。 - 相手がどう考えてしまうのかを気にしてしまうことが、すでに自分勝手なことだとわかっていて、そんな自分が面倒くさいと、 主要な登場人物みんなが口に出すのが良い。
ただもう 呑んでいるだけ というよりは 勝手に喉に流れ込むんだ まるで自動書記だ いばれることではないけれど 憂さ晴らしが必要なほど たいした生き方しちゃいない 落ち込んで自棄になるほど 盛り上がってやしないんだ ただもう 焼酎水割り、水無しで、だ ただもう 呑まずに生きてられますかって話 酔ってりゃいやでも 朝が来ますか 死んでいなけりゃ 朝が来ますか 集合住宅の脇を抜け 朝焼けのブロック塀に滑り込むと 味噌汁の香り 今日着るシャツが浮かばずに 涙が溢れて 生きていた
ここ数週間ほど、悩みがあり少なくない方にお話を聞いてもらったり相談をさせていただきました。 ありがとうございます。元気になりました。 悩んだ結果、 もう少し周りに迷惑をかけて生きてみよう と思いいたりました。 よく、「人はひとりでは生きていけない」なんて言われます。 確かにそのとおり。 ただこの言葉をとても大仰に感じてしまう僕もいます。なんだか地球サイズくらいに思えるのです。 そこで自分宛に言い換えてみました。 「ひとりで生きていけるなんて過信するほど大した生き方は
地下鉄の車両を降りホームを辿り改札を出て 薄暗い地下道を当てもなく揺れながら歩いていた しだいに息苦しくなり 地上への階段を手摺りにつかまりながら登っていると 中学生くらいの男女が踊り場の壁にもたれて抱き合っていた 女の背中越しに目の合った男があどけない顔ではにかんだので わけもなく嬉しくなってしまって すれ違いざまに柄にもなく幸せということばが浮かぶ と 突然左右の鼓膜が捻られたように痛み思わず両手をついた 手摺りをつかみ損ねた掌から蝉の幼虫の抜け殻が粉々になってこぼれ落
こうやって こういうことをやっている その最中にもあなたは わたしに問いかけてくるのだ あなたの右手の感情線は わたしの背中の地平をたゆたう あなたは幾重にも折りたたまれた過去の残像となり わたしは絶え間ない振動のきしみとなり ふたりは人類以前の無言を叫び続ける そうやって そういうことを繰り返している この感情をわたしは名付けることができない あなたの答えのない問いかけとともに (10代最後の夏頃)
「わたし」は性差を限定しなくて好き。 言葉を書くときはまったく一人称を出さないか、または私的にふってしまって「僕」「わたし」。相手は「きみ」「あなた」。 女性の「わたし」で書ける力量は残念ながらない。 ↓は友人との連詩で。ふたりの性は不明にしたくて書いた。 (SNSでつらつら書いたので追記↓) 依頼されて作った言葉は「わたし=女性」で書けた。 結婚式のウェルカムボード用と、合同写真展のフライヤー用。自分から思いっきり離れてたからかな。私的に書いたものは皮膚全体に微かな異臭が
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