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雑記

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雑記_003

「もう、誰のことが好きなんかわからんくなったわー」 「ひとりで歩いているときとかに、ふと、歩いてる後ろ姿を思い浮かべてしまう人っておる?」 「あー、ひとりおるなー。なんで?」 「その人のことが好きなんちゃうか? よぅ知らんけど」 「なんで顔とかじゃなくて歩いてる後ろ姿なん?」 「やって、その人がこっちを見ないでどこかに歩いていく姿を目で追いかけてるってことやろ? しかもふと思い浮かべるくらいには意識して」 「ふーん、そんなもんかなぁ」 と言いながら、僕と並んで歩く

雑記_001

大きくても 小さくても 笑顔は笑顔 競う ではなくて ただ単純に たくさんの笑顔を見たいだけ 同じ時間を過ごしていくなかで なぜだかお互いの気持ちが手に取るようにわかる瞬間があって 笑顔は そこに至る一色の点 カンバスに満ちる光として 描かれていく点描画の全体はすぐにわかりようがないものだけれど 確かな意思で優しくカンバスに振り下ろされた 一点の笑顔 意味を超えてただそこに在る単純さは 強い

雑記:イエスタデイをうたって

冬目景の『イエスタデイをうたって』 仕事帰りのネカフェで、シリーズちょうど半分のところまで読了。良作。 恋愛ものだけど、ここまでキスシーンなし。 それも良い。 - 相手がどう考えてしまうのかを気にしてしまうことが、すでに自分勝手なことだとわかっていて、そんな自分が面倒くさいと、 主要な登場人物みんなが口に出すのが良い。

雑記:「勝手しとって割り食う人間の顔色見るのは卑怯ちゃうか」

ここ数週間ほど、悩みがあり少なくない方にお話を聞いてもらったり相談をさせていただきました。 ありがとうございます。元気になりました。 悩んだ結果、 もう少し周りに迷惑をかけて生きてみよう と思いいたりました。 よく、「人はひとりでは生きていけない」なんて言われます。 確かにそのとおり。 ただこの言葉をとても大仰に感じてしまう僕もいます。なんだか地球サイズくらいに思えるのです。 そこで自分宛に言い換えてみました。 「ひとりで生きていけるなんて過信するほど大した生き方は

雑記:僕は「わたし」でわたしを書きたい

「わたし」は性差を限定しなくて好き。 言葉を書くときはまったく一人称を出さないか、または私的にふってしまって「僕」「わたし」。相手は「きみ」「あなた」。 女性の「わたし」で書ける力量は残念ながらない。 ↓は友人との連詩で。ふたりの性は不明にしたくて書いた。 (SNSでつらつら書いたので追記↓) 依頼されて作った言葉は「わたし=女性」で書けた。 結婚式のウェルカムボード用と、合同写真展のフライヤー用。自分から思いっきり離れてたからかな。私的に書いたものは皮膚全体に微かな異臭が

雑記:名刺代わりの映画10選 未来世紀ブラジル 太陽と月に背いて 2001年宇宙の旅 ピクニック・アット・ハンギングロック ブルーベルベット パリ、テキサス キッチン・ストーリー 苺とチョコレート タクシードライバー パターソン (洋画。古過ぎるものは除外) #映画 #洋画

梅雨はじめじめして不快でも、雨の音は心地よい あなた季候 あなた気候 あなた紀行 あなた寄稿 あなた貴公 あなた奇行 あなた聞こう どれなんだろう どれでもないのかな 全部なんだろう そうでもないのかな ♪『ぼんやり、雨』/ ANATAKIKOU

転居のたびに蔵書を譲ったり古書店に持ち込んで整理を繰り返してきた。棚が足りず2列、3列と押し込むので奥に何があるのかわからなくなる。 フリーランスになって生活から泣く泣く手放した本もあれば、好きそうな方にいつかあげるためにと古書店で買い足した本もある。 本があるのはいい。 #書棚

雑記:[言葉]ただの独白〜いいくらい

10代から書いていた言葉のほとんどは捨ててしまってマシなものだけを残していたつもりが、古いHDD整理するたびに出てくる。 わざわざデータに残した昔の自分、お疲れ。拙、駄、恥の三重苦だわ。 ------- 自分の中の気持ちって何がきっかけで気がつくかわからない。 若い頃、友人がいきなり倒れて入院して、心配になって、そこで始めてその子への想いに気がついて。でも、恋人とかそんなことでもないんだけどな、の変遷を感情吐露しただけのふたつづき。若いが過ぎる。 ------- [た

雑記:名刺代わりの小説10選

落日の門 / 連城三紀彦 天使 / 佐藤亜紀 陋巷に在り / 酒見賢一 火怨 / 高橋克彦 魍魎の匣 / 京極夏彦 マシアス・ギリの失脚 / 池澤夏樹 ドグラ・マグラ / 夢野久作 揺籃 / 保坂和志 密会 / 安部公房 死者の書 / 折口信夫 (日本の作家Ver) ※ ※ ※ Twitterより。 とても10選に絞れるわけないので「思わず一気読み&数年に一度再読しても一気読み」で選びました。 作家ごとに一作品縛りで思いつくまま。思春期のはしか作家は除外。 連城三紀彦、

毎日の大アルカナ2枚引き。 印象の良くないカードだけど、出てパッと 「あれ、そんなに悪くない」 眺めているうちに 「いや、案外いいんじゃないか?」に変わり、自分なりに納得できたので、試しに宝くじ(ロト6ね)買ったら当たった。 5等!(1000円) ま、こんなもんです、、

雑記:詩は誰のもの

詩を贈ろうとすることは 空気を贈ろうとするのに似ている    「詩を贈ることについて」/ 谷川俊太郎    (『詩を贈ろうとすることは』集英社) この一節。詩を贈ることに願いはあれど、詩は誰のものでも、ましてや作者のものですらないと(超訳)。 この一節に背中を押され、これまでに三度、詩を贈ったことがある。 一度目は想いを寄せていた人へ。 お互いに相手を想う気持ちはあった(と、思う)が、お互いを恋人と呼ぶには叶わなかった。その方の誕生日に託けて贈った記憶がある。伝えたいこと

雑記:「100分de名著 宮沢賢治スペシャル」

久しぶりに。 「100分de名著 宮沢賢治スペシャル」 やはり良かった。初見の時の過去のポスト↓ - 昨日観た「100分de名著 宮沢賢治スペシャル #1-#4」は、全4回の放送合わせて100分の短い枠で、賢治の一生、詩集『春と修羅』、童話集、『銀河鉄道の夜』などうまくまとめられていたように思う。 番組内で紹介される作品の朗読は映画監督の塚本晋也と原田郁子(クラムボン)が担当していて、ま、ふたりともとても良かった。 とくに原田郁子のキャスティングは興

スマホアプリでお試し動画作成 (タップして選択するだけ) 「柴犬は疾走する」 ※ やり方がよくわからず、なぜか時間長めにできたので再掲 #詩 #現代詩 https://gopro.com/v/bQLQLyo68ka0z