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六月、七月の俳句など
スキしてもらった数が四百になったとのこと
400に跨る 0-400-不知火
前髪をつまむ男子や告天子
六勤に賭してごおんの夏の風邪
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大階段ソフトクリームどですかでん
英雄は試練やソフトクリームに帽子
脇にかばん挟んでソフトクリーム来
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紫陽花も錆びゆくもののひとつかな
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国錆びて仙人掌のゆめひらく
茶道部にヤンキーひとり青嵐
ゆふつづに持ちあぐ冷やし中華かな
七夕のふたりに関係ない話
新旧の七夕の板ばさみかな
七夕のピンクのそーめん、おーれの(現仮名)
七夕のあのモブめっちゃよかったね(現仮名)
ステップのはなれ近づく天の川
天の川顔のほてりの隠れたる
耳ふたぐひびに洩れくる天の川
銀漢の音積みかさねてや毀つ
明易の沖をチベツトスナギツネ
不知火に足りない数のたぬきかな
信楽の狐火ことに太かりき
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亀の来て亀にぶつかる止まりぬ
水面の散歩者あふぐ錦鯉
みづぐもの糸短かり掴まんと
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水牛の歯の不揃ひや椿の実
![](https://assets.st-note.com/img/1690867314709-nSodqrqkC0.jpg?width=1200)
かたつむり古墳に公園と団地
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熾天使の如くへつぴり虫御座す
親不知抜けて雛の流れたる
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マンゴーのぢごく頂く実家かな
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母の手の血管ふゆる心太
母の手にトマト二つや収まらず
熱い茶と言うたに出てきたる麦茶
母を見るだけで涙や灼かれたし
握りたれば涼しと思ふ母の手よ
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黒目高のみしかをらず隠れたる
水草の花のひかりに田螺透く
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布袋葵こどもは立ち止まつて飲む
習ひ事辞めてきた日の天瓜粉
叱られたあとのお風呂と天瓜粉
てんくわふん身体以外もゆれてるね
天瓜粉幼なじみも一緒くた
スクーターの片足ぶらり夏つばめ
原付の足元にある西瓜かな
前かごの最後に乗せる西瓜なり
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うつせみの焦点あはぬ見失ふ
空蝉の聴いてゐる蝉のこゑか
空蝉のスピーカーなりどこからも
空蝉に置いてゆきたるものぞ魔か
うつせみに透けたるものを何とよぶ
空蝉のしがみつく世を現し世と
うつせみの蝉と別れてより羅漢
空蝉のこゑに和したる蝉の声
せみ啼くや揺籃のひと失ひて
涼風を待ちたるやうに電車待つ
↓推敲
涼風を待ちたるやうに待つ電車
夏休み乗り間違えのままをゆく
↓推敲
誤乗のままをゆく夏休み
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千里眼まことしやかに椿の実
椿の実天狗のまなぐ透きゐたる
天眼に密室あらず椿の実
ノートが笑ふソーダ水
頁をめくる天瓜粉
かみなりの筆圧
銀漢に人数ぶんの目玉焼き
冬の虹過ぎゆくひとの触れがたく
春の夢醒めても死後に変わりなし
夏草にぼんやり立ちてぼんやり消ゆ
いうれいは焼きましゆまろとほぼ同じ
誰がつけしわが名真珠麿旱星
昼寝覚カレーの香に埋もれて
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あさがほの見えぬ朝より夏祭
朝顔を子供神輿の通りけり
お囃子のテープ団扇の止まりたり
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夏祭地元のひとの大人しき
ヤンキーの揃つて祭衣かな
中退のクラスメイトの祭笛
同級生避けて帰るや夏祭
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またてふの割れゐて冬の博物館
やちむんの鉢に盛りたる冬落暉
![](https://assets.st-note.com/img/1690867885393-bcEICvDvFh.jpg?width=1200)
紅蜀葵祭りの酔に咲きにけり
![](https://assets.st-note.com/img/1690867903582-uQr0o5cJ3R.jpg?width=1200)
ぺちゆにあや昨夜の祭に子ら眠り
![](https://assets.st-note.com/img/1690868107731-Vv7XJhI2ar.jpg?width=1200)
山滴る黄金千貫祖にして
かく反りてポテトチップス秋の風 桑原三郎
台風来子らのスナツクボウル開け 目八
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