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魔法少女かずみ☆マギカ(完結全5巻:2011~2013)【愛と希望とマンガ感想でみんなを幸せにするんだ! →→→ 21日後】

このタイトル絵、不吉ですよね。
今回はそういうブランドを紹介いたします。
かわいい&グロいと言えば。

言わずとも「魔法少女まどか☆マギカ」シリーズのスピンオフ作品です。

ところで本邦で大ヒットしたアニメ作品と言えども、そのあとの続編シリーズ展開でも爆発しているかというとそうでもありません。

続編シリーズ展開も大成功:
ガンダム、マクロス、フェイト、ソードアートオンライン、etc

続編シリーズ展開はなし、あるいは控えめ:
エヴァンゲリオン、まどか☆マギカ、鬼滅の刃、etc

おそらく作品世界の世界観の制約から来るものです。
続編を作りやすい世界観と、
続編を作るのがきつい世界観、はっきり明暗を分けてます。

エヴァとか続編を作れるような世界観では、まったくありません。
あれではできるのはリビルドやリメイクが精一杯です(実際にそうなりました)

しかし、なんでもあり、というのは逆に難しい。
上で分類してないですが)宇宙戦艦ヤマトみたいに、三作目以降で急激に失速していくのは、なんでもありすぎた世界観だったからではないでしょうか? 
自由度が高すぎると続かない。ファンが逃げる。

やはり((なんでもあり))というのはダメです。
縛りが必要です。
しかし縛りがあっても、ある程度のルールがあって、ルールを守ってさえいれば、それっぽく作れる。いくらでも作れる。
そしてスタイルも維持される。
ブランドです。
成功組は、縛りの条件を満たすことで、そのままいくらでもお話を膨らませられ、かつぶれずに済む。よってファンが逃げない。

(という考察です。絶対とは言えません)

というわけで「まどマギ」もそんなブランド化にとりあえず成功しているものの、
ただしこちら上記のように条件が厳しいのです。

まどマギスピンオフ、手を出して失敗作というのが少なくありませんでした。
でもまったく不可能というわけではなく、アプリゲームとか、それを基にしたアニメも作られています。(未体験&未視聴なのでコメントは控えます)

本作「かずみ☆マギカ」もそうしたスピンオフのひとつ。

まどマギ系の縛りはきついです。
1、公式より原作のエンディングを台無しにしないよう要請がある。
2、かわいい&イノセント(少女)という初期条件を満たさないといけない。
3、きつめの鬱展開を入れないといけない(超難しい)
4、それでいて最後はハッピーエンドじゃないといけない(どうしろと?)

厳しすぎる!
特に3と4をクリアするには脚本力が問われるぞ。
しかし。
「かずみ☆マギカ」は上記の条件を楽々と余裕でクリア。
しかもどっかで観たような話じゃないというオリジナリティもばっちり。
この時点で脚本力は保障されています。
これは美味しいですよ。

思ってる以上に楽しめました。

ただ「まどマギ」スピンオフなので、原作未視聴の方はネタバレが出てきます。
まあ原作は全12話なので、一日で観れる量です。
割とありがたい。
(原作が長大だとその時点で力尽きる)

逆に原作を視聴せずに読むのはネタバレ不可避だけど、それ以外は大丈夫な気がする。

「かずみ☆マギカ」の内容についてですが・・・・・・・
ブランドに沿った期待を裏切らないものでしたね ☆
(それってグロ××××××)
とりあえずスピンオフというだけで知られていないのが惜しい。

もはやブランドの説明と、出来が「良」ということさえ、述べておけば、作品紹介としては充分すぎるほど大丈夫かな?ということで、ここで締めちゃいます。
それではみなさん。ありがとう。またもありがとう。

しかし今気づいた。アラサーのマミさんとか、ぜんぜん縛りを守ってねえ。
論が破綻した。

(あ、「21日後」はぜんぜん関係ないゾンビ映画のタイトルです)

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