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ナイチンゲールの沈黙(著:海棠尊)【読書紹介も猫の目のように言ってることが変わるのであります(まだ語尾がありマスだった時代)】

チームバチスタから続く医療ミステリシリーズ第2作。
といいいつつ内容をあんまり覚えてないのですが、
いいんでしょうか?
しかも上下巻なんですが、上巻が捨てられちゃったらしい。
おおお。

まあでも、残された下巻と、
失われた古代の(自分の)記憶から察するに、
シリーズ第2巻にして、いきなりオカルトめいたものが出てくる。

その歌を歌うと、相手にも歌い手の思い描いているビジョンが、
テレパシー的に伝わってしまうという。
あれ。
いきなりこんなん出していいんですか海棠先生?
「いいんだ」
という声が聞こえたような気がするんで(妄想)
これは良いとして、

それと並行するようにある殺人事件が発生。
とある少年が罪をかぶろうとします。

そしてこれは医療ミステリ。
当然ながら少年も、網膜芽細胞腫という眼のガンにかかっています。
この眼のガンは小児ガン的なやつで、
子どもの瞳が夜の動物みたいに光って見えたらヤバいというやつです。
片目ならまだしも、両目ともなると、
両眼とも摘出しなくてはなりません。
さらにそれ以上に少年は複雑な境遇を抱えています。

さらにそんな少年を諫められる数少ない少女が白血病の少女で、

こんなパラレルで並行していくプロットを破綻させることなく、
一本のミステリとして完成させています。

しっとりとして、読後感の良い医療ミステリでした。

医師兼作家って時間活用の達人すぎて、
私からするとめまいがするのですが、
こういう人って時間の運用が気が遠くなるほどうまいんだろうなあ。
この記事を書くにも時間を浪費しまくり、
余計な動画を見ながら書いてたりして、
さらにやることもあるのに後回しにして、
ああ、もうどうしよう。

次の世界をイメージするんだ。

(最近、こんな文章が発掘された。その意味は上記のように翻訳されたが、疑義があり、必ずしも正確に解明されているとは限らないとされる)

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