記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

エンジェルビーツ(Key制作:2010年)【順応性を高めなさい。アニメ感想のありのままを受け入れるの】

私が観たKey制作アニメのひとつです。
このアニメ、今回は最初から明白に、死後の世界の話です。

主人公が「あれ? おれって死んだんだよな?」
ってとこから始まります。
うむ確実に死後の世界だ。
誤解しようがないぞ。
しかしこの死後の世界は割と何でもありです。

なんかしらで非業の最後を遂げた高校生くらいの若者たちが集まって、
「このまま成仏して転生とか、やってられっかよ!ロックだぜ!反抗するんだ!」
と神に抵抗し暴れまわるために「死んだ世界戦線」などという抵抗組織を作ってしまい、

そこで青春する話となります。

まあ死後とはいえ、やってることは普通の学園青春ものです。
さらに「ガールズデッドモンスター」(略称ガルデモ)と呼ばれる軽音バンドまで作ってしまい、その曲が割と丁寧に作ってあるので、音楽アニメでもあります。

さらに「死んだ世界戦線」(略称SSS)は何故か、天使と呼ばれる、光の剣を使いこなす謎のちっこい少女と戦っていたりします。
死後の世界なので、どちらも戦死はありえません。
しばらくすると復活するようです。

まあ、このちっこい少女とも仲良くなります。
なんならこの子がメインヒロインのようです。

普通の学園青春ものと違うのは、
彼ら全員が非業の死を遂げたという過去エピソードがあり、それに何とか決着をつけるための心理的葛藤が描写されること。
というか、それが本筋です。

そして、やっぱり条件が満たされると、成仏するのか、いなくなってしまうことです。

そしてなぜ「この死後の世界」が存在するのか、という考察もまたたくさんあります。
しかし今回は考察系を紹介しません。
本筋で感動するのがこの話の主要素なので、世界観の考察は、枝葉末節なんじゃないかと思います。この作品の場合。

これはネタバレになるか、微妙ですが。
いちおう警告を入れておきます。

シャーロットと違い、シナリオ構成はシンプルです。
決して悪いわけではないです。良いシナリオです。
が、シナリオのパワーだけで、戦塵無双する話ではないですね。
途中まで進まないと真価がわからない、なんてこともないです。
もっぱらセリフ回しが重要になっています。

後半、ちょっと急ぎ足のところがあったのか、きちんとオチが丸まってない気配が見え隠れもしましたが、逆にそのせいで名セリフが際立ちます。
セリフで強引に決着をつける系のストーリー、好きですよ。
ちゃんと決まってますし。
世界よ。これが麻枝マジックだ!
弱点もありますが、それを長所に変えています。

完全にセリフで泣かしに来る系の作品ですね。
私は少なくとも、そう思います。

ぜひ楽曲だけでも聞いてみてください。
著作権侵害が怖いので、VISUAL ARTS Japan 様のライブバージョンを貼ります。これはここの公式だから問題ないと思うのですが。

#アニメ感想文 #死後の世界 #アニメ #key #トラウマ #ネタバレ
#非業の死 #青春 #コメディ #重い #死なない #消える #仲間
#名セリフ #感動 #音楽 #音楽アニメ #曲  
#ガールズデッドモンスター #BraveSong #生きる #思い残し
#生きる意味


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?