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ブラックブック(2006年:監督:ポール・ヴァーホーヴェン)【映画紹介をもういちど思い出すんだ。裏切り者は矛盾のある嘘をついてるはず「まだ観てない」おっと】

第二次大戦のドラマで、
たまに善きナチス、善きドイツ人が出てくる作品がある。
ポリコレクレームを受けそうだが、
そんな時に監督が出てくる。
「私はユダヤ系ですが何か問題でも?」
だいたいこれで黙る。

ユダヤ系映画監督は、善きナチスを描いても赦されるのだ。

そういう戦争ミステリ映画。
伝統を作ったのはスピルバーグだが、
今作の監督はポール・ヴァーホーヴェン監督だ。

しかし、善きナチスを描いても赦されるってだけで、
ミステリの幅は相当に拡充する。
要するに予測不可能な場所からの不意打ちがありうるのだ。

主人公はオランダの女性レジスタンス。
現地のナチス幹部の元に美人秘書として潜入せよ。
という特命を受ける。

しかしなんとなく、そのナチス幹部が憎めない相手に見えてしまう。
まあ、しかし敵なんである。
そして彼は何かのトラブルに見舞われている。
自分は自分で任務遂行しなければならないが。

ある時、レジスタンスの組織が壊滅する。
おかしいな。
言われたとおりに行動したんだけど。
彼がやったのだろうか?
彼はすべてを見抜いて、自分を油断させていただけなんだろうか?

ま、ま、冒頭である程度、ネタバレしてりゃんす。
赦されよ。許されよ。

いや、完全に善玉というほどでもないか。あの人は。

*****

いやしかし、戦争映画と見せかけてからのぉ~
ミステリなんである。
ミステリなんである。
謎があるんである。
だから、謎が解かれる過程でワクドキする映画である。
そうなのだ。謎はすべて解ける!
だって映画だもん。

中には謎が解けない映画もあるかもしれないけど、それは禁句である。

謎は不可思議である。
醜悪である。
楽しい。
歴史は残虐である。
人間は救いようがなく愚かだ。
楽しい。
これは楽しいエンタメ映画だ。

もはや、これまで!


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