読書日記・ハラハラドキドキ
9月20日(金)
『トランスジェンダーになりたい少女たち』を少しだけ読む。10代の少女たちの中で、トランスジェンダーになりたがっている子が増えているらしい。本当に性自認が一致しない場合だけではなく、性自認は女性のようだけど、どうしても男にならなければいけない!!と強く願う少女たちもいるらしいと知り驚いた。
自分のどうにも表現しにくい感情とつきあう、あの「思春期」と呼ばれる時間に苦悩しながら、出した答えが「トランスジェンダーになりたい」という少女たちに驚きもするけれど、盗んだバイクで走りだしたり、校舎の窓ガラスを壊してまわる人もいるのだから、あの時期は何があっても不思議ではないのかもしれないよね~、そう思わない?(誰に対しての問い?)
9月21日(土)
9月22日(日)
読書特集があったので『クウネル』を買う。恩田陸さんが「山もオチもない」のに面白い作品だと『細雪』を紹介。何も起こらなくても面白くて、スリルとサスペンスを文章に感じたという恩田さん。同じ感想を抱く自信はないけれど『細雪』が気になってしかたがない。でもたしか『細雪』って下痢で終わる作品だったよね・・。読んでみたいような、そうでもないような、何とも言えぬ感情が『細雪』にはあるのだが、さてどうしたものか。
9月23日(月)
アガサ・クリスティーの『牧師館の殺人』を再読。犯人がわかってしまったミステリーを「もう一度読みたい!」とはなかなかならないのだけど、クリスティー作品だけは別。犯人がわかっていても面白いのが、クリスティー作品の素晴らしいところ。
ふむふむと読み進め、ふと気がついた。この作品の犯人が誰だったのかを、私は覚えていない。再読のつもりだったけれど、気分的には初読と変わりなし。犯人は誰なの???という、初読のハラハラを味わいながらの読書になった。記憶力がないおかげで二度目(おそらく)のハラハラドキドキを体験中。ありがとう、記憶力がない私(you're welcome)。
9月24日(火)
『きのう何食べた?』の23巻を読む。この展開はごにょごにょごにょ(ネタバレ回避のため、ごにょごにょでお送りしています)。
1巻で43歳だったシロさんが還暦を迎えるなんてビックリしてしまう。そして私は17年ものあいだ、この作品を追いかけてきたんだなぁとしみじみしてしまった。私と夫が結婚して17年、『きのう何食べた?』も17年。さて、どっちが長く続きますかな(ハラハラドキドキ)。
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