モケリン

他愛もない話と、読んでる本の話を書いています。

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最近の記事

読書日記・甘えで発生する不平不満

7月15日(月) 藤野千夜さんの『団地のふたり』を読む。幼いころから同じ団地で暮らしてきた、奈津子とノエチ。50代になっても、毎日のように一緒に過ごす二人がすごい。 どれほど仲が良かったとしても、毎日一緒にいるとなると距離の近さでケンカにならないのだろうか?などと、いらぬ心配をしてしまう私は距離感迷子でケンカしがちな人(相手は夫)。 状況は違うんだろうけど、この本を読むとどうしても阿佐ヶ谷姉妹が頭に浮かぶ。阿佐ヶ谷姉妹を詳しくは知らないけれど、醸し出す空気がお二人に似て

    • 読書日記・読めたり読めなかったり

      7月5日(金) 『百年の孤独』と『『百年の孤独』を代わりに読む』を買った。満足。買ったことに満足して本を読まない可能性は、とてつもなく大きいことはわかっている。 でもいいのです。手元に『百年の孤独』があると思うだけで、強くなれる時間がある。積読とはそういうものさ。ははは(開き直り)。 7月6日(土) 山内マリコさんの『結婚とわたし』を読む。性別での役割分担について考える内容で、多くの家事を女性が担っていることへの不満を、山内さん自身の生活を通して語られるんだけど、共感

      • 読書日記・本を読んだりそうでもなかったりの日記

        6月30日(日) 発売されると知ってから、買おうかどうしようか悩んでいる『百年の孤独』の文庫。単行本ですら手に取ったことはない。それなのに欲しいと思っているのはなぜか。 理由は単純。『百年の孤独』が発売されるタイミングで、友田とんさんの『『百年の孤独』を代わりに読む』も発売されると知ったから。『百年の孤独』が読みたいというよりも、友田さんの『『百年の孤独』を代わりに読む』を読みたいがために『百年の孤独』を読もうとしている。 『『百年の孤独』を代わりに読む』は、私が大好き

        • 読書日記・変わらないことで増える傷

          6月24日(月) エアコンが壊れた。というか、ちょっと前から壊れていたようだった。設定温度を低くしても涼しくならないなぁとは思っていたんだけど、気のせいだと思っていた。それか、掃除をきちんとしていないせいだと思ってた(おい)。 涼しくならないのは気のせいだと思い込めば、エアコンを買い替えなくて済むだろうと思ってみたけれど、ダメだった(そりゃそうだ)。エアコンは動かない。ということで、エアコンを買い替えた。もうすぐ渋沢栄一になるから、7月以降、徐々にお役御免になるはずの福沢

        読書日記・甘えで発生する不平不満

          読書日記・心の雨戸

          6月21日(金) 岸本佐知子さんが折りにふれて読み返す日記本、乙一さんの『小生日記』だった。私も『小生日記』が好きなのでうれしくなる。 岸本さんの『わからない』には、岸本さんが好きな日記本として、町田康さんの『真実真正日記』と小川洋子さんの『原稿零枚日記』が紹介されている。どちらも読んでみたい。 6月22日(土) 朱野帰子さんの『対岸の家事』を読む。 専業主婦になることを望み、自分なりに日々を工夫しながら生活している詩穂。しかし世間は専業主婦にきびしい。詩穂が仕事し

          読書日記・心の雨戸

          日記・無かったことになっている

          6月16日(日) 父の日。特に変わったことのない日だった(え?父の日なのに???) 6月17日(月) シチューをつくろうと思い、山本ゆりさんのレシピ本を開く。玉ねぎはごく薄切りにしてと書かれているんだけど、その玉ねぎの薄切り具合が↓ と書いてあるので、毎回ここで笑ってしまう。 「あなたの印象ぐらいの薄さ」なので、うちでは玉ねぎが極薄。玉ねぎ入ってた??????と思うぐらい薄い。なので夫に、 「次からでいいから、シチューに玉ねぎがほしい」 と言われた。 しまった。

          日記・無かったことになっている

          日記・手元にあるだけで嬉しくなる

          6月13日(木) 頭木弘樹さんの『口の立つやつが勝つってことでいいのか』を読む。 「ありがとう」を伝える。それはとても大事なことだから、自分の子どもたちにも「ありがとう」を言うようにと、日ごろから口うるさく言い続けてきた。しかし感謝を伝えることも、行き過ぎれば苦痛になる、といった話が本にあってなるほどと思った。 誰かが困っていたら親切にする。そこまではいいんだけど、親切にしたことにたいして見返り(感謝)を求めてしまうとおかしくなる。相手が自分の思う反応をするとは限らない

          日記・手元にあるだけで嬉しくなる

          日記・読んでるだけで楽しい

          6月4日(火) 吉本ばななさんの『724の世界』という本が気になっている。紙の本はどこも完売しているみたいなので、電子書籍でしか読むことがかなわないっぽい。電子は読んだ気がしなくて得意ではないんだけど、『724の世界』のサンプルを見たらどうしても読みたくて、買おうかどうしようか考え中。きっと買っちゃうんだろうな。しかし紙がよかった。 6月6日(木) 日記をどうやって更新していこうかと悩んでいたので、阿久津隆さんの『読書の日記』を手に取って読んでみることにした。阿久津さん

          日記・読んでるだけで楽しい

          読書日記(5月27日~6月2日)

          5月27日(月) 『学習まんが日本の歴史』を相変わらず毎日ちまちまと読んでいる。 江戸時代になり、坂本龍馬や西郷隆盛など、私でも名前を知っている人たちが出てきたあたりから、物語の動きがはげしくて追うのが大変。250年ぐらい続いた江戸時代が4巻にまとめられているんだから、追うのが大変なのは当然か。 明治に向けての日本の動きを思うと、いまの社会は平和なんだろうな、と犬のおしりを眺めながら思った(犬は関係ない、ただ眺めたかっただけ)。私は小学館版を購入したけれど、他社の『日本

          読書日記(5月27日~6月2日)

          読書日記・キレイにさっぱりと(5月20日~5月26日)

          5月20日(月) 『水車小屋のネネ』を読み終わる。この本にある「助け合い支え合う」ことって素晴らしいことだとは思っていた。けれど実際にやってみようとすると、とたんに難しく感じてしまう。よかれと思って手を差し伸べようとしても、相手が迷惑だったらどうしよう?とか考えて、手を差し伸べることを躊躇しちゃう、例のアレが発動して身動きが取れなくなる(例の何?)。 しかしこの本を読んで「助け合い支え合う」を複雑に考えすぎてたと気づいた。自分にできることをしてみる。単純だけど、それでよか

          読書日記・キレイにさっぱりと(5月20日~5月26日)

          読書日記・よろしくたのむよ(5月13日〜5月19日)

          5月13日(月) 家でnoteを書くには、めちゃくちゃ集中力が必要だと気づく(いまさら)。犬を病院へ連れて行くと、その待ち時間が2時間ぐらいある。その間にnoteを書くようにしたら、記事を集中して書けることに気がついた。 本当は病院での待ち時間に、読書をするのが一番いいんだろうなと思ってはいるんだけど、診察のとき、医師に何を言われるかと不安になっているために、本を読む余裕がみじんもない。noteを書くことで気を紛らわしている感じ。 あ、犬は元気です。すこぶる。 5月1

          読書日記・よろしくたのむよ(5月13日〜5月19日)

          読書日記・考えすぎだ(5月6日〜5月12日)

          5月6日(月) 『カフカの日記』という本が気になっている。100年前のカフカの日記。長々と文章を書いている日もあれば、一行だけで終わっている日もあるカフカの日記。その自由さに心惹かれて読みたい熱が炸裂中。 もともと日記って、そんなふうに自由でいいんだよね。誰に見せるものでもないんだから。ただ、こうしてネット上に日記を書いている場合、そんな自由な日記を公表してもいいのだろうか?と悩んでしまう。考えすぎだ。ここ(note)は自由な場所なんだから、好きなように書いたらいいんだ。

          読書日記・考えすぎだ(5月6日〜5月12日)

          読書日記・これが通常営業です(4月29日〜5月5日)

          4月29日(月) 植本一子さんと滝口悠生さんの『ひとりになること花をおくるよ』を読み返している。(この本は現在『さびしさについて』というタイトルで文庫化されています) 日記は書けるけどエッセイは書けないという植本さんと、日記は続かないという滝口さんの、相反しているのにもかかわらず、どちらの気持ちも深く共感してしまうせいか、この本はいつもここでストップしてしまう(かなり序盤でストップしているし毎回同じところで止まるから、この本を最後まで読み切ったことはない)。 読書日記を

          読書日記・これが通常営業です(4月29日〜5月5日)

          読書日記・思い込みは邪魔(4月22日~4月28日)

          4月22日(月) カレーやシチューは、煮込めば煮込むほど美味しくなると思っていた。料理は手間ひまをかけたほうが美味しくなるという思い込みは、山本ゆりさんレシピを知ってから邪魔な存在になった気がする。 ゆりさんのレシピにある、レンジで15分チンするだけのカレーがとても美味しい。シチューなんて、自分で煮込むよりとろみがついていて最高!! 簡単で美味しいレシピを考えてもらえるなら、レシピ本にいくらでもお金を払います!!!という気持ちでいっぱい。 * 4月23日(火) 『

          読書日記・思い込みは邪魔(4月22日~4月28日)

          読書日記・自分の「当たり前」がこわい(4月15日~4月21日)

          4月15日(月) 葉山莉子さんの『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』を読む。その日にあった出来事を、葉山さんのように詳細に残していく日記もやっぱり面白いなぁと思う反面、それは読み手としての感想であって、自分が日記を書く立場になると「こんなことを書いてもいいのかな?面白いのかな?」と思ってしまう。そして最終的に何を書いても面白くないような気がして、書くことがなくなる。文章が書けない一番の原因は「考えすぎ」だと気づいた日。 * 4月16日(火) 子どもと自分の境界線が

          読書日記・自分の「当たり前」がこわい(4月15日~4月21日)

          読書日記・4月8日~4月14日

          4月8日(月) 新年度になり緊張している子どもたち以上に緊張している私。子どもたちは元気なのに、私のほうがお腹をくだしまくってしまい、一日で2kgも体重が減った(汚い話ですみません)。しかしこの程度の体重減ならば数時間で元に戻るだろう。私の食欲は日を追うごとに増加しているのだから。ははは。 * 4月9日(火) 宇垣美里さんの『今日もマンガを読んでいる』を読んでいる。宇垣さんのマンガに対する愛がとんでもなくて面白い。マンガは大好きだけど、マンガを読んでも「面白かった」と

          読書日記・4月8日~4月14日