読書日記・積み重ねは必要ですね
8月23日(金)
中島たい子さんの『院内カフェ』を読む。母親の病気をきっかけに両親の面倒をなんとなく見ていたはずだったのに、いつの間にか両親から頼りにされまくり、気づけば両親の介護をしていた朝子。年齢的なこともあるのか、村井理子さんの介護本を読んでいたせいか、朝子に思いのほか感情移入してしまった。そりゃあ夫に腹も立てるよねと、朝子と一緒に憤る。
夫婦というのは、言葉にしなければこんなにも違う景色を見ているのだな、と何度も気づかされた本だった。言葉にしたところで理解し合えるわけではないけれど、黙っていれば相手に勝手に解釈され、自分の意図しない物語ができあがっていたりする。こわい。夫と話をしよう、そうしよう。
8月24日(土)
高級そうな牛肉をもらったので家族で食す。脂ののったお肉はやわらかくて美味しいということに気づくこともなく、子どもたちは思うがままにむしゃむしゃ食べていた。
一方、脂ののったお肉が胃にもたれて、しんどくなった夫と私は胃薬を飲む。牛肉を食べるたびに「肉はちょっとでいいよね」を毎度くり返す我が夫婦。それなのに気づけば、いつだって食べ過ぎて食事を終えている。なんだ?本当に見直す気があるのか??(ありません、すみませんでした)
8月25日(日)
『やんごとなき一族』の新刊を読む。こやまさんの本は本当に面白い。どの巻を読んでも事件が勃発していて、読み手としてはハラハラドキドキさせてもらって嬉しいけれど、こんなに怒涛の展開をずっと考え続けるのは大変だろうなと、勝手にこやまさんの心配をする。相手はプロだ、心配するな(誰?)。
このマンガは男尊女卑が強い描写があるため、読んでいるとイライラすることもあるんだけど、スカッとさせてくれる場面もちょいちょいあるので救われる。それにしても、今回もいいところで終わっている。次巻が待ち遠しい。
8月26日(月)
娘の宿題に毎日つきあっていたら、苦手だった算数の計算が少しだけ早くできるようになった、私が。勉強は全般的にまんべんなく嫌いだけど、毎日やらざるをえない状況でやってみたら、それなりに理解することもできてきて、勉強というのは日々の積み重ねなんだなと、この歳になって改めて思ったのでした。
大人になっても毎日勉強したほうがいいかもしれない、と思ってみたものの、勉強が大嫌いな私が自発的に勉強をするなんて天と地がひっくり返っても難しいだろうな。
何か勉強したくなるようなものがあるといいなぁ。たとえば、算数の問題集を1ページ終わらせるごとに、抱っこが嫌いで私に懐いていない犬を抱っこしてもいいとかね(犬にとってはこの世の終わり)。
大人になっても勉強している人たちの、勉強机が掲載されていて見ているだけでも楽しい『THE DESK』を開いて、やる気だけでももらおうと本をパラパラ・・・。
よし!やる気出た!!解散!!(やる気だけで終了したー!!)
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