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「読まずに愛でる」本もある

大型書店にて、膨大な数からお気に入りを探すのが大好きで、わたしは毎月必ず足を運ぶ。
(圧倒的な量を目の当たりにして、今後の人生かけても、これら全て読めないのか…という気持ちになりつつ選ぶという、あの苦行でもあり楽しい時間がやめられない。共感する人いるかな)


またその時々で、目につくタイトルや気になる本の種類が違うため、心境や考え方の変化に気づくためにも行ってる節がある。


店主が厳選した、手にとってほしい本」から琴線に触れる本に出会うのもいいかもしれないなーと、個人書店にも足を運ぶこともある。


ここ最近は小説本なども買いつつ、極端に猫・月や宇宙・植物などの本を買うことが増えた。(馬や絶滅危惧種に関する本も買ったけど)


「本を読む」のはもちろん、「目で楽しむ」ことも好きだから。



そんなこんなで、ここ数ヶ月の間に我が家に迎え入れた、ちょっと特殊な本たちを、是非とも紹介したい。


<猫ちゃん本>

猫は、嬉しかったことしか覚えていない

なんてったってタイトルと絵が良すぎる問題


作者さんの猫ちゃんの、なんとも猫らしい?可愛くて、時に考えさせられるエピソード満載のエッセイ。

これは特殊枠ではないか、猫ちゃん枠。


悩んだときに、「こんなとき、猫ならどうするだろう?」って視点になれるのでおすすめ。


なんか、こんなに悩んでいるのは人間だけだろうなって思えるし、猫の素直な生き方と愛しさと、切なさと心強さがグッとくる(書いてて篠原涼子さんが降臨してしまった)


改めて猫っていいな…神様かもな…って思った本。
猫好きの方はぜひ一度手に取ってほしい。

考える前に動くって、なかなかできないよね


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トラネコボンボンの365日
猫と世界どうぶつ記

思ったより太い本。いっぱしの辞書ぐらいある。


これは一目惚れ。
まず絵が可愛らしい。


パラパラとめくったときの、デザインと言葉、動物に関する説明がわかりやすくて、ちょっといいお値段したけど即決した。


あまりに太い(365日分ある。ちょっとした武器)のと、全部見てしまうのがもったいなくて、まだ少ししか見れていない。


なんというか、そう、猫ってどんな動物と相性いいよね、仲良くできそうだよねっていう感じが伝わる。

偏見だけど、猫ってツンツンしているようで、微妙な距離感で寄り添ってくれる気がする。

もうなんか美術館だよね、絵が。

日毎にめくって、その日の動物を楽しむのもいいかもしれない。
わたしはデスクの左側に置いて(というか他の本と合わせて積読状態だけど)そうやって楽しんでいる。


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Cat 名画のなかの猫

ねえ、容姿端麗すぎない?真っ白な猫ちゃん

これもたぶん一目惚れ(本に関しては本当に惚れっぽい)
これも、愛でる系の本。


様々な名画に描かれている猫を、存分に堪能できる一冊。
絵の説明はもちろん、猫愛好家たちや、世界中にある国々のことわざ・名言が散りばめられているので、それもまた面白い。


とにかく猫が可愛く、綺麗に描かれている絵ばかりなので、見てて飽きない。

こんな感じで


個人的に好きだなと思ったのは、

猫のしっぽは気持ちを語る
いつもそうとは限らないけど


この一文での凝縮具合、猫の表現具合すごくない?


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TRAVELS OF SUKI THE ADVENTURE CAT

凛とした子トラ


これも即決だったな…

冒頭をグーグル先生で翻訳すると、ベンガル猫のsukiちゃん。
このsukiちゃんと散歩(というか旅)をして、そこでの写真をたくさん共有したいよーって感じの本。


写真のsukiちゃんが可愛いのはもちろん、本当に、一緒に冒険・旅をしている気分にもなれる。
ページをめくるごとに温まる言葉たちもあって、sukiちゃん素敵なご主人様に愛されて、素敵な旅をしているんだなぁて感じられる。


ぜんぶのカットが可愛いすぎる問題。
アップも多いから、まるで目の前にいるかのような錯覚になれておすすめ。

おめめ、きゅるんきゅるんすぎ


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<月や宇宙にまつわる本>


ちいさな手のひら辞典 月

本の外側、触るとぷにぷに

これはもう、手に取った時に「何このぷにぷに感!」ってなって、また本の読みやすさと挿絵の独特だけど魅力的な部分に惹かれて購入。


「月の呼び方って色々ある」「なんか満月?に財布を振るといい」みたいな知識しかなかったけど、この本を読んで「こんな由来が」「恋愛にも効果的..?」「そうだよね女性の排卵と関係あるっていうよね」なんてことが分かるから面白い。


ページごとに端的に書かれているので、ぱらっと適当にめくって、そこを読むだけでもいいかもしれない。本は必ず全部読む必要ないっていうし。


挿絵、かわええ


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この星で生きる理由
過去は新しく、未来はなつかしく

「答えのない問いを考える」という帯に惹かれた

理学者で天文台台長でもある著者の視点で「月と音楽」「戦争とプラネタリウム」「数学と努力」等、専門的な知識と日常の景色を重ねて語るエッセイ集。巻末には著者の戦争体験や教育理念の根幹が分かるNHKラジオ深夜便を収録。

アノニマ・スタジオ

とあるように、「人生とはなんぞや?」「宇宙人はいる?」「サンタはほんとうにいるの?」などが書かれたエッセイ。

宇宙に関わらず、この世の中で誰もが疑問に思うようなことを、著者のユーモアある表現で書かれているので、ふふっとなりつつ腑に落ちる内容も多い。


いま何か悩んでいる人がいるなら、ぜひこの本はおすすめ。
きっとヒントが得られるし、読むと心が軽くなると思う。
目次の好きな項目から読み進めたらいいし(私も好きなものから飛ばして読んでる。そしてまだ全部読んでいないという)

言葉ひとつひとつが丁寧


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月と暮らす
月を知り、月のリズムで

なんて綺麗な三日月ですこと

「手のひら辞典を買ってたのに、まーた月の本を買ったんかい?」って思うよね。
買ったとき、わたしも思った。また買ってしまった、と。


でもこの本は、別ベクトルというか、もっと詳しく月ってこうなんだよ!って書かれているので面白い。


月齢に合わせて解説されていたり、皆既月食・皆既日食について書かれていたり。
昔から、月ってみんなに愛されてた、指標になってたんだなって想いを馳せるのに最適な本。


紫式部と清少納言の月の好みが違うって、この本で知った(どっちがどういう好みなのか、ぜひ読んで確かめてみてほしい)


デザインもかわゆいし、読みやすい


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<植物の魅力満載本>

禁断の毒草辞典
〜魔女の愛したポイズンハーブの世界〜

「月の辞典」と同じ会社の本なので、外側ぷにぷに触感

今の世の中、生きてて絶対に毒草について知る必要ないよね?って思うよね。
でも「ポイズンハーブ」の語呂の良さで思わず買ってしまった。


「毒草カタログ」と銘打って、様々な毒草(といっても馴染みのある植物も多い)ものが紹介されている。
生育地や育て方、危険かどうか、占いや魔術的などの歴史的な部分についてなど…

さすが「魔女が愛した」とタイトルにあるだけあるなぁっていう濃い内容。


毒を知れば、安全に生活できると思うので、魔女気分を味わいたい方や、そもそも毒草ってどんなものだろうと思った方はぜひ。

ね、挿絵も相まって魔女本って感じ


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BOTANICAL INSPIRATION

macbook proに匹敵するサイズ感

これは、悩みに悩んで買った本。
悩んだ理由は金額。そう、確か5000円ほどした。
いや6000円したかな、その日は一気に別の本も合わせて4冊ぐらい買ったから、記憶が曖昧。


まず装丁に惚れた。
すごくハリーポッター感があるというか。伝われこの想い…


洋書を扱う個人書店さんで買ったけど、レジに持っていったとき、店長さんが「これいいよね!台湾の出版社さんの本なんだよ」と熱く語ってくれたのが印象的(わたしの記憶が正しければ、台湾って言ってたはず)


そこからこの本についても色々と教えてくれたので、自宅で本を開くとき、買ってよかったと本気で思った。思い出も持ち帰れた気がして。


英語はグーグル先生頼みだけど、ページをめくるたびに植物たち、ボタニカルフラワーたちの美しい絵に魅了される。

サイズが本当に大きいから、これも本棚に入らず積読対象になってるけど、手に届くところに置いて、いつでもぱらっとめくれる楽しさがあるのはとても良い。とても、良い。

ため息でるわ


あまりにも紹介したすぎて、長くなってしまった。
読むのはもちろん「見る」「愛でる」本も、案外悪くないと思うから、誰かに刺さるといいな。


あと、クリスマス近くなったから、これも。
わたしもクラファンで応援させてもらったので。

いま見たら95%!もう少しでクラウドファンディングは達成しそう。


みんながすてきなクリスマスを過ごせますように。



(誰か知ってたら教えて欲しいな、で書いておこう)

お兄ちゃんと弟はドーナツを食べようとしてて、
お兄ちゃんが弟に「ドーナツの穴をあげる」と行って、
(幼いから意味がわかっておらず)弟は了承したことで、弟はドーナツが食べれなかった

みたいな本を昔に読んだけど、その本のタイトルも作者も一切思い出させないから、知っている人がいたらいいな…
(全体的には仲良し家族の話の短編集、フィクションだったはず)

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