小説ですわよ第3部ですわよ4-1
※↑の続きです。
それぞれウネウネ棒やロープで簀巻きにされた矢巻と狙撃手2名が、探偵社2階の床に放り投げられる。戻ってくるまでの間に、猿ぐつわを噛まされ「むー、ぐー」と叫ぶことしかできない。舞はこんな光景をドラマ等でよく見ていたが、まさか自分が『する側』になるとは夢にも思わなかった。
その横では、拉致の是非を巡って綾子とイチコが口論している。
「イチコ、なんてことをしてくれたのよ!」
「こうしなきゃグリーンがやられてた!」
「グリーンだけを回収できたでしょ!」
「矢巻を