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葬儀後の手続きが大変💦

夫の父が亡くなった。
今回はその後のお話を書かせて頂きます。


1.役所の手続き

東京の区役所が発行している手引きを葬儀会社から頂きました。
私は以前、違う自治体で働いていたので、役所用語等は何となく理解出来ました。
「近くに区役所の出張所がある」とお義母さんに言われましたが、区役所の方がいっぺんに終わると思ったので「お義母さんが居てくれるだけで良いんです!」と説き伏せました。
足の悪いお義母さんには申し訳無かったですが。
必要な書類や印鑑等を準備。念の為、お義母さんの保険証なども持って行きました。

当日、行った窓口は7箇所だったと思います。
戸籍と住民票、印鑑登録、国保、高齢者受給者証、介護保険、国民年金、税金。
窓口対応は私。お義母さんにはロビーの椅子に座ってもらい窓口にはお義母さんのマイナンバーカードを見せ。
出張所やコンビニで戸籍謄本、住民票除票、世帯全員の住民票が交付されるか分からないため区役所でとりあえず一枚ずつ交付してもらいました。(この3点は年金の手続きの為)

区役所の年金係。国民年金だけの人が手続きできるのですが、お義父さんは厚生年金も加入していたので、年金事務所に行くよう言われました。
ですが、お義父さんの年金手帳で年金情報が区役所に残っているか検索してくれました。
残念ながら無かったらしく「すみません」と言われました。
実はお義母さん。お義父さんが「年金手帳があれば良い」との言葉を守って他の書類は捨てていた(^_^;)
本当の年金番号が分からないのはこちらのせいなのです。
それなのに年金担当の方の対応は温かかったです。ありがとうございます。

東京の区役所。私は初めて行きました。(何故なら北海道に住んでいるため)
途中、お昼ご飯も食べましたが、あっちこっち行きました。本館や別館。1階だけでなく2階3階と。その度にお義母さんは杖をつきながらの移動。大変そうでした。
ただ、年金以外はとりあえず手続き出来たと思います。
朝9時半に家を出て、午後2時頃に帰宅出来ました。
疲れました。何となくやるべき事を把握していた私でも。お義母さんならもっとでしょう。
そして、区役所の対応。私も元自治体職員。縦割りで仕方ないのも分かります。ですが、もう少し寄り添ってあげたら良いのになぁと。
例えば「○○の手続きはお済みですか?」とか。そんな事を言ってくれた窓口は年金担当の方だけでした。

私たち夫婦は1週間の滞在でしたので、後はお義母さんとお義兄さんにお任せするしかありません。今回、区役所にはお義兄さんも同行(兼運転手)。今後の参考になれば嬉しいです。

2.お墓とお寺

無宗教だったお義父さん、お義母さん。
しかも分家だったので仏壇もなくお墓も菩提寺もありません。
火葬の時は葬儀会社と連携されているお坊さんにお願いしただけ。
その後のお付き合いはありません。

夫が東京の友達のお父さんが亡くなったケースを聞いてみた所、樹木葬にされたとか。
夫とお義兄さんはその樹木葬の施設に見学と説明を聞きに行きました。
実はお義兄さんは未婚。
そして、私たち夫婦も子供は1人しか授からず。
なので、墓はもしかしたら私たち夫婦と子供にも影響するかも知れません。

見学した樹木葬をしている所は、最終的に合同墓に納骨されるようです。
お義母さんはお義兄さんに従い、その樹木葬の施設に決めたようです。
今、樹木葬は人気なんだそう。
予約がいっぱいらしいです。

今回の樹木葬の施設は民間。契約書等を詳しく見ないと分かりませんが、少なくとも個別の墓は無い。
それだけでも残された遺族の負担は少なくなると感じました。

また、その樹木葬の施設と提携しているお寺があるとか。
無宗教ではありますが、そちらに一任するそうです。

3.仏壇、仏具

前述したとおり、夫の実家には仏壇がありませんでした。
今回、初めて置く事になります。
お義母さんが納得される形が一番です。
もちろん予算の範囲内ですが。
近所の仏具屋さんにお義母さんを連れて行きました。
ついでに私たち夫婦も一緒に見に行きました。ハッキリ言って興味本位。というか、こんな事が無ければ、見に行くと言う発想がありませんでした。

仏壇にも色々あるのですね。
小さいのから大きいのまで。
値段も。
素材、細工も。
デザインも様々。

仏具6点セット。何ぞやと調べました。
六具足と言うのですね。
香炉、火立(ロウソク立て)、花立、これが三具足。更に仏具飯、湯呑、これで五具足。そして線香差しで六具足。
楽天やAmazonでも安く買えるようですが、仏壇の色や大きさ、雰囲気に合うか等もありますし、何よりお義母さんがネットで購入するのは難色を示していたので、ここの仏具屋で実際に見ながら購入する事で安心したようです。

そして。
りん。あのチーンと鳴る物。
そして鳴らす棒はりん棒と言うそうで。
そうかぁ。
いつも「チン」と言ってました。
私の実家には仏壇があり、いつも子供に「チンしようね」と言ってました。
多分、子供もチンで覚えていると思う。
話が逸れました。すみません🙇💦
りんにも色々あり。
最初、仏具屋さんが勧めたのが、従来通りのりんでしたが、私が何気なく「これ可愛い」と言ったのが、最近流行のりんだそうで。
お義母さんが選んだ先程の六具足と色味も似ていて、大きさも丁度よく。
下の写真のようなりんを購入する事に。

六具足(五具足)とりんとりん棒

更に位牌もここの仏具屋に決めたようです。
高さ(寸)や形、色も様々あり。
寸法にも意味があるのですね。

仏壇の搬入なども決め、仏具屋さんから「耐震マット」を勧められました。
東京方面は地震が多いので、あった方が倒壊や火事の心配も軽減されるとの事。
(仏壇に突っ張り棒で備えているご家庭は、仏具屋さんでは聞いた事が無いらしいです💦)
耐震マットは設置時までに買えば良いと言われましたが、すぐ買いに行きました。
ホームセンターの店員さんに聞いた所、店員さんの仏壇も地震で少し動いたようで、花瓶が倒れ水がこぼれたと仰っていました。
なるほど。
参考になりました。

4.土地の登記等

土地、家屋はお義父さん名義だと思います。
相続の登記は法務局で自分でも出来ると思いますが、手続きするのはお義兄さんです。
お義兄さんから相談されたのですが、法務局や区役所に行ったり、申請書等の書類を作るのが面倒なようでしたので、「司法書士の先生に頼むのが早いと思います」と答えました。
おそらくその内、司法書士の先生から私の夫の所に連絡があると思われます。(一応、夫も法定相続人なので)

どうやら法改正があったらしく、相続の登記を放置すると罰金があるようで。2024年4月から適用との事ですが、お義兄さんが早くされたいようなのでお任せする形となりました。
さて、どうなるでしょう??


5.まとめ

今回、お義父さんの葬儀のため、東京に1週間ほど滞在しましたが、色々考える機会となりました。
今後どうしたら良いのか。
次代への負担を出来るだけ少なくする為に。
法改正も含めてアンテナ高く。
穏便に済む事を願うばかりです。


ここまで読んで下さりありがとうございます。


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