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君は前にあそこ行ったときこれ着てたよね、って覚えてても隠している

実は記憶力に自信がある。
といっても視覚の記憶だけ。

人の認知特性で、視覚優位とか言語優位とかあるけど、その中で視覚が図形で飛び出てて、言語の言語抽象タイプも尖っていた。逆に聴覚と文字は全然だめ。

なので記憶力の良さは主に見たものの記憶を何年経っててもわりとほじくり起こせるってことなんだけど。

学生時代くらいから人と話しててよく記憶に差があるなって思っていた。というか記憶の仕方に差があると思っていた。

たとえば友達とテスト勉強をしてるとき、
「こんなの授業でやった思い出ないよー」
と言われた問題を、
「前に黒板で図で書いてたじゃん、ほら木曜の何時間目の公民で、右下に白と緑と黄色で色分けてた図だよ!」
とかを覚えていたら「???」と意味わからん顔をされた。
曜日は黒板にその時書いてあった曜日が図と一緒に記憶されてた感じだ。


たとえば大人になってから旅行先で行ったお店の場所を振り返ってるとき
「商店会抜けてさ、右に曲がったら〇〇があって、そこで君反対方向に行きそうになって、結局左に行って3本目の通りにポストあってそこを曲がったよね、で紺色ののれんが出てたお店だったよね。」
みたいな、エピソードとともに覚えてることがよくある。これもなんでそんな細かく覚えてるのとひかれる。


たとえば友達の結婚式で集まった友達が8人がそれぞれどんな柄のドレスを着ていて、どんな髪型をしていて、飲み物はその日何を飲んでいたか、ここ1年、過去3回の式くらいなら当てられる自信がある。

服装と髪型はわりと覚えてるから、たぶん自分の中で見た瞬間無意識に関心を寄せてるんだとも思うけど。

親しい人なら過去数年の旅行のときにどんな服着てて、一緒に行った旅行で何を食べてて、どこの街をどんな後ろ姿で歩いてたかとか、その時持ってた財布やスマホまで覚えている。

逆にお店の名前はまったく覚えていない。
グーグルマップのピンがどこに刺さっていたかだけで記憶してる。

読書をしていても頭の中では文章が映像とか図になって解釈されていく。解釈ができてないときは図にならないからモニョモニョしてる。


我ながら思考法が偏っている気はしている。

ビジュアル的な記憶力がいいから道とかもだいたい一度行ったら迷わないのだけどそれも可愛げがないなと日々思っている。

道案内強いと怖い気がしていつもそんなに方向感覚強いわけではないふりをしてしまう。

記憶力も心のなかでは思い出してても言わないようにしている。だいぶ片寄った方面の記憶力だし。


おんなじ視覚優位の人は記憶力良すぎ問題をどう発揮しているのか気になる今日このごろだ。


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