Mocoskii

【免責事項】アトピー関連についてのあくまで自身のための情報集約の場、或いは目的を限定し…

Mocoskii

【免責事項】アトピー関連についてのあくまで自身のための情報集約の場、或いは目的を限定した外部記憶として活用しています。  基本的に研究論文等の情報を最重要とし、次点で医療関係者からの情報を参考にしています。  免疫抑制より免疫調整・活性を重視し自身の治療を模索して行く方針です。

マガジン

  • 体質改善

    体質改善に関する知識と経過検証です。

  • アトピー周辺知識

    アトピー性皮膚炎患者なら知って得するかもしれない知識です。

  • アトピー性皮膚炎とは

    アトピー性皮膚炎の根本原因、発生機序、治療法、医療制度上の問題に対する自身の理解です

  • 治療経過(完)

    自身のアトピー性皮膚炎の治療経過です。 治療は完結すれども体質改善は続く。

最近の記事

  • 固定された記事

アトピー周辺知識20: アトピー性皮膚炎の発生機序

・アトピー性皮膚炎の発生機序とその後の症状の推移 ①抗菌薬の不適正使用による腸内細菌叢のディスバイオシスに、胃腸障害及び薬剤による吸収阻害での亜鉛・マグネシウムを主としたミネラル及びカルニチン等アミノ酸の欠乏 ②乳児期の生合成機能が未発達な状況にて、成長期でのアルギニンの高需要、経口摂取の重要性 ③胃腸障害から必然にアルギニン含む各種アミノ酸が欠乏 ④ミネラル欠乏とアルギニン欠乏により成長ホルモン産生低下、睡眠・成長障害発症へ(コラーゲン合成や細胞増殖にも影響) ⑤同様の

    • 続・アトピー対策備忘録26: 体質改善24 塩風呂・グルテンフリー

       入浴剤をエプソムソルトから塩化マグネシウムに替えてから肌の調子は大分良くなったが、それでも痒みはやや残り続けていた。また塩化物泉における塩化ナトリウムの効能も気になっており、たまに見る塩風呂というものを一度試してみる事にした。  高濃度の塩水は肌に刺激があるが、塩風呂はマグネシウム風呂同様に海水の百分の一程度の濃度であり、海水に浸った時の様な刺激感は無い(塩化物泉と比較すると十分の一程度)。  また塩には抗炎症作用や除菌作用が有るとよく言われるが、皮膚に対してどの程度の抗

      • 続・アトピー対策備忘録25: 体質改善23 カンジダクレンズ・ファスティング

         ここしばらく皮膚症状が余り良くない状態が続いており、久々にベリーストロングのステロイドのお世話になるなど余り好ましくない状況が長引いていた。蕁麻疹とアトピーはステロイドである程度治まったものの、痒みは燻ぶり続けておりたまに薬を塗って抑える形に戻ってしまっていた。  自身でも最近は体調やサプリの効きが悪い事に疑問を持ち、久々にカンジダクレンズとファスティングを行う事にした。前回のクレンズとファスティングからほぼ1年経つこともあり、再度情報とサプリを集めてからの実行となった。

        • 続・アトピー対策備忘録24: 体質改善22 マグネシウム・硫黄

           前回よりマグネシウムの入浴剤と内服による摂取を継続しており、一部ではステロイドを使用しても長く収まらなかった炎症が収まったりもするなど効果は確かに感じられた。そして口内炎や鼻炎が収まるなど粘膜免疫の向上も実感出来た。  ただマグネシウムをもってしても全ての炎症を治すとまではいかず、新たに外用剤として各種オイルを試していた。アトピーに効果の有るオイルとして、皮膚の修復を助けて抗菌・抗ウィルス作用のあるものとしてホホバオイルとカレンデュラオイルを主に試用した。またアルガンオイル

        • 固定された記事

        アトピー周辺知識20: アトピー性皮膚炎の発生機序

        • 続・アトピー対策備忘録26: 体質改善24 塩風呂・グルテンフリー

        • 続・アトピー対策備忘録25: 体質改善23 カンジダクレンズ・ファスティング

        • 続・アトピー対策備忘録24: 体質改善22 マグネシウム・硫黄

        マガジン

        • 体質改善
          31本
        • アトピー周辺知識
          49本
        • アトピー性皮膚炎とは
          19本
        • 治療経過(完)
          8本

        記事

          アトピー周辺知識29: 塩化マグネシウム・アレルギー性疾患

           最近まで入浴剤としてはエプソムソルト(硫酸マグネシウム)を利用していたのだが、アトピーにより良い入浴剤は塩化マグネシウムであるとの評判も有りそちらも試し、感触が良ければエプソムソルトを使い切るタイミングで塩化マグネシウムに切り替える事にした。  取り敢えず試しに少量を購入して使用してみたところ、これが大変良く効いた。実物はフレーク状の結晶をただ触れているだけでも肌にベタついて来る程に水分の吸収性・脱水作用が強く、保湿力の高さや浮腫み解消効果の程が伺えた。  塩化マグネシウム

          アトピー周辺知識29: 塩化マグネシウム・アレルギー性疾患

          続・アトピー対策備忘録23: 体質改善21 木タール軟膏・パインタール

           外用剤の記事に追記したタール剤軟膏だが、現状日本にて通販で入手出来るものは非常に限られる。木タール成分入りの石鹸なら幾つも出てくるのだが…。  下部リンクが貴重な木タール(パインタール)含有のハーブ軟膏である。パインタールが具体的に何%含まれるのか記載されていない事だけがやや不満点ではある。ちなみに開封後は要冷蔵。 https://iherb.co/62oE6ecR  確かに匂いは独特なものだが言うほどでもなく、正露丸に比べれば若干煙い程度である。購入者コメントにはバ

          続・アトピー対策備忘録23: 体質改善21 木タール軟膏・パインタール

          続・アトピー対策備忘録22: 体質改善20 単純疱疹・ヘルペスウィルス(暫定)

          自身の蕁麻疹かと思われた症状は疱疹(ヘルペス)であった →ステロイド薬の使用が効果が無く、むしろ裏目に出たのもそのため 抗ウィルス薬の内服により症状の進行や痒みも一旦は落ち着いた 最近摂り始めた外皮成分入りハトムギエキスも程々に効果が感じられ、やはり摂取するならば外皮エキスの含まれるものを選ぶべきと思う 単純ヘルペス感染症とアトピー性皮膚炎は合併しやすく、アトピー性皮膚炎の脆弱な表皮や低下した皮膚免疫により炎症や疱疹を引き起こす(ステロイド等免疫抑制剤を用いていれば尚起き易

          続・アトピー対策備忘録22: 体質改善20 単純疱疹・ヘルペスウィルス(暫定)

          続・アトピー対策備忘録21: 体質改善19 はと麦粉(ヨクイニン)

           当分は鳩麦の有効性を検証しようと思い、はと麦粉(ヨクイニン)を毎日飲んでいたが今一効きが悪い。効果を得たという体験者の話では充分な量と空腹時に飲むというタイミングが重要という事だが、量はともかく空腹時を図るのはやや面倒である。  摂取推奨量は漢方の生薬としては1日6g、ただの鳩麦としては1日15g〜30gと何故か随分隔たりがある。取り敢えず大量に摂取しようと思い1日分として10g程度を日に3度に分けて摂取してみたが、これが思ったより効果が有り、肌の炎症や痒み等が若干だが明確

          続・アトピー対策備忘録21: 体質改善19 はと麦粉(ヨクイニン)

          続・アトピー対策備忘録20: 体質改善18 外用剤・はと麦エキス(暫定)

          実のところ自分は今まで保湿剤(外用剤)を余り重視して来なかった 保湿自体が乾燥による皮膚症状に対処出来ても炎症や湿疹に対して余り効果が無かった上、場合によっては痒みや浮腫みを誘発するなど逆効果にもなったためである ただ軽度の湿疹や炎症・痒みに対してまで弱いステロイドのみで対処し続けるのは対処療法を漫然と続けるプロアクティブ療法と大差無いため望ましくなく、代替となる軟膏や外用剤を探す必要があった 候補となる有効成分としては、コロイダルオートミール、カレンデュラオイル、ヒノキ

          続・アトピー対策備忘録20: 体質改善18 外用剤・はと麦エキス(暫定)

          アトピー周辺知識28: ナイアシン・ホルモン異常(暫定版)

          アトピー性皮膚炎患者におけるナイアシン摂取の重要性 何故肌の症状のみならず痒みまでもが軽減されたのか? 一般にはセラミド合成促進による皮膚症状の改善、エネルギー代謝促進が注目されるが… ナイアシンはコルチゾールの前駆体であるコレステロール合成に不可欠であり、コレステロールはコルチゾール合成に優先的に使われてしまう →アレルギー患者・アトピー性皮膚炎患者にはこちらの性質がより重要となる そもそもアトピー性皮膚炎患者はコレステロール値が低い傾向にあり、重症者ほどその値は低くな

          アトピー周辺知識28: ナイアシン・ホルモン異常(暫定版)

          続・アトピー対策備忘録19: 体質改善17 ヒスタミン・ナイアシン

           最近冬からの乾燥による肌荒れや炎症の蓄積からか肌の状態が悪く、痒みも酷い状況が続いていた。ヒスタミンのコントロールも上手く収まらず、鼻炎や軽い蕁麻疹に近い症状まで出る始末であった。  治療に抗ヒスタミン薬を試しもしたが、元々アトピー性皮膚炎には効きが悪いのも有りどうにも収まらない。それどころか鼻炎にすら効いているのか疑わしい。第二世代が駄目なら第一世代の薬もと使用してみるが、少しは薬効が上がった気はするもやはり症状を抑えきれない。  おまけに悪い事に副作用の鎮静作用だけはし

          続・アトピー対策備忘録19: 体質改善17 ヒスタミン・ナイアシン

          抗ヒスタミン薬メモ

          〈構造式による分類〉 ①三環系 アレジオン、アレロック、クラリチン、デザレックス、ルパフィン ②ピペリジン系 エバステル、アレグラ、ディレグラ、タリオン、ビラノア ③ピペラジン系 ザイザル、ジルテック (②ピペリジン系③ピペラジン系は類似構造。) 他の構造式に、アゼパン系(アゼプチン)、ジアゼパン系(ダレン、レミカット、アレサガテープ)、フェノチアジン系(ゼスラン、ニポラジン)などがある。 〈抗ヒスタミン成分の処方薬の強さ目安〉 1位:d-クロルフェニラミンマレイン

          抗ヒスタミン薬メモ

          アトピー周辺知識27: 栄養療法・アミノ酸

           前回の記事にてアレルギー性疾患でのアミノ酸摂取の重要性に触れた。そもそもアトピー患者は胃腸障害故に何よりタンパク質の摂取総量が足りておらず、ビタミン・ミネラルと併せてタンパク質の摂取を意識して行う必要がある。  自身に必要なタンパク質摂取量を知る為に、体重や年齢から自身の必要量と食事から判断する現状の総摂取量を大まかにでも計算しておくとよい。 ・プロテインの勧め  タンパク質摂取における障害として、牛乳や卵のアレルギー・胃腸障害による消化不良や乳糖不耐症・脂質やカロリー

          アトピー周辺知識27: 栄養療法・アミノ酸

          アトピー周辺知識26: ATP・カルニチン

           昨今とても冷え、また皮膚症状もやや悪化気味であるため、その原因を探りつつ解決策を模索して行きたい。 そこで本記事では基礎代謝に関わるミトコンドリアでのATP産生・分解に焦点を当てていく。  下部リンクは先天代謝異常症の1つである小児ミトコンドリア病に関する研究。アトピー性皮膚炎と違い確実な先天性疾患であるが、牛においてもほぼ同様の症状が表れる模様(罹患者の子供の発症率もミトコンドリア病が劣勢遺伝相応であるのに対し、アトピー性皮膚炎は優性遺伝相応と明確に差がある)。牛に亜鉛

          アトピー周辺知識26: ATP・カルニチン

          アトピー周辺知識25: 腎臓障害・浮腫み

           アレルギー疾患が長引くと起きる症状として腎臓障害とその影響による浮腫みがある。アレルギーによる異常な抗体産生がその腎臓への蓄積によりIgA腎症を発症させる訳だが、これも末梢循環障害や好酸球増加症・成長ホルモン欠損症と同じく、長期のアレルギー罹患に伴う見落とされがちな症状と言える。  私自身浮腫みが酷い時は手指を握り込むのに難儀する状態まで悪化していた。過去の記事でも皮膚症状は改善しても浮腫んだままの指が画像として残っており、アトピー性皮膚炎において皮膚症状とは別個に解決し

          アトピー周辺知識25: 腎臓障害・浮腫み

          アトピー周辺知識24: 成長ホルモン・睡眠障害

           アトピー性皮膚炎と睡眠障害の関係については以前成長障害の記事にて触れた。そして問題の根幹はアレルギーそのものというより大元の新型栄養失調による成長ホルモン産生低下、その結果としての成長障害・睡眠障害・細胞分裂やコラーゲン生成の抑制(加えて各種障害と皮膚症状から更なるミネラル・アミノ酸欠乏という栄養障害に繋がる悪循環)にあるという結論に至った。  最近また睡眠習慣にやや問題が出てきたため、改めて睡眠障害解消の為の栄養療法としてサプリ摂取の内容を見直してみたいと思う。  

          アトピー周辺知識24: 成長ホルモン・睡眠障害