続・アトピー対策備忘録22: 体質改善20 単純疱疹・ヘルペスウィルス(暫定)

自身の蕁麻疹かと思われた症状は疱疹(ヘルペス)であった
→ステロイド薬の使用が効果が無く、むしろ裏目に出たのもそのため
抗ウィルス薬の内服により症状の進行や痒みも一旦は落ち着いた
最近摂り始めた外皮成分入りハトムギエキスも程々に効果が感じられ、やはり摂取するならば外皮エキスの含まれるものを選ぶべきと思う

単純ヘルペス感染症とアトピー性皮膚炎は合併しやすく、アトピー性皮膚炎の脆弱な表皮や低下した皮膚免疫により炎症や疱疹を引き起こす(ステロイド等免疫抑制剤を用いていれば尚起き易くなる)
また悪化すれば手指でもヘルペス性ひょう疽等の症状を生じさせる

アトピー性皮膚炎の症状といえば表皮の炎症と湿疹が主だが、悪化するとすぐにここに疱疹(単純疱疹)が加わる事になる
ヘルペスとアトピー性皮膚炎は合併し易いとよく言われるが、どちらかと言うとアトピー性皮膚炎は元々ヘルペスによる症状を内包した疾患と捉えるのが正しいかと思われる
それ故に免疫抑制剤による炎症の鎮静化は症状の回復を促す一方で、後のヘルペスによる疱疹の拡大や痒みの増大という副作用の可能性を常に孕んだものとなる

今までアトピー性皮膚炎に特に効くと紹介したものは大抵が抗炎症作用や抗酸化作用のみならず、「抗ウィルス活性作用」としても機能する免疫賦活作用を持ち合わせたものが殆どであった
勿論直接的にアレルゲンを産生し炎症を引き起こす黄色ブドウ球菌等の悪性の表皮常在細菌は直接的なアレルギーやアトピー性皮膚炎症状の引き金となるが、そこに加わり症状の更なる悪化と複雑化を担う存在としてウィルスも主要な役割を担っているものと思われる

ハトムギも免疫賦活化作用によりイボの原因となるHPVの増殖を抑える等その抗ウィルス活性作用を治療に利用されている。以前紹介したココナッツオイルもラウリン酸にも殺菌・抗菌作用・抗ウィルス活性作用があり、ヘルペスやインフルエンザ・黄色ブドウ球菌やアクネ菌などにも効果があるとされている。
たまに聞く玄米でのアトピー症状の改善も、玄米の持つ栄養に加えて抗ウィルス成分の作用が少なからず働いたものと考えられる(オリザノールの内分泌系および自律神経系の働きを整える作用や白米より豊富なミネラル補給にもよるか)
食品ではないがHSPも同様に免疫機能を活性化させ抗ウィルス活性作用を持つタンパク質である

抗菌薬不適正使用は抗菌薬の予防的処方やウィルスに対する使用など意味の無い濫用が原因とされるが、アトピー性皮膚炎に対するステロイド薬使用も免疫抑制によるヘルペスウィルスの増殖など起こり易いデメリットが常に付き纏う事を念頭に置き、不必要な濫用へと繋がらない様にデメリットを緩和・軽減するなど症状に合った適切な治療を行えるよう努めなければならないだろう。

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