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続・アトピー対策備忘録24: 体質改善22 マグネシウム・硫黄

 前回よりマグネシウムの入浴剤と内服による摂取を継続しており、一部ではステロイドを使用しても長く収まらなかった炎症が収まったりもするなど効果は確かに感じられた。そして口内炎や鼻炎が収まるなど粘膜免疫の向上も実感出来た。
 ただマグネシウムをもってしても全ての炎症を治すとまではいかず、新たに外用剤として各種オイルを試していた。アトピーに効果の有るオイルとして、皮膚の修復を助けて抗菌・抗ウィルス作用のあるものとしてホホバオイルとカレンデュラオイルを主に試用した。またアルガンオイルも高い保湿力と抗酸化作用があるとの事で併用した。
 結果としてはホホバオイルは蕁麻疹に対してもある程度の効果はあり、その拡大を抑える事はできたが完全に治すまでには至らなかった。カレンデュラオイルは抗菌作用は強いもののやや刺激が強く、手指や粘膜などの敏感な部位には使用を控えるか薄めて使用した方が良い様だった。

 またマグネシウムや各種オイルと並行して検証を進めていたものとして硫黄がある。硫黄も外用・内服共に効果があるのだが、先んじて外用だけ試していた(内服用のMSMとNACは手に入り次第試す)。
 硫黄はタンパク質やコラーゲン・グルタチオン(及びその前駆体であるシステイン)の合成に必須のミネラルであり、皮膚の修復や炎症の抑制に欠かせない。関節軟骨の修復にも効果があるためそちらの目的でもよく摂取される(変わった所だと頭髪の脱毛予防にも利用される)。さらに単体でも抗菌作用があり外用剤としても利用される(マグネシウム程では無いが少し皮膚刺激、そして独特な臭いがある事には注意)。自身で硫黄入り外用剤を使用しても蕁麻疹にはよく効いてくれた。

 強度の高い運動を行うアスリートなども硫黄化合物を服用するそうであり、海外ではサプリメントでの補給も重視されている。
 硫黄は体内でも亜鉛やマグネシウム・ナトリウムよりも多く存在するミネラルであるが、海外に比べ何故か日本では余り重視されていない様である(必須ミネラルとしても詳細が省かれる事が多い)。
 塩化物泉に加えて硫黄泉が皮膚炎に効くのも肌の殺菌のみならず硫黄の経皮吸収によるものなのだろう。

 硫黄の効能など詳細は内服用のサプリを試し次第纏める。


 …新たにモイゼルト軟膏も試してみたが、程々に炎症を抑えられ副作用もステロイドに比べ少なく、顔など元から皮膚が薄く菲薄化の影響を受け易い部位には使い易い薬だと思われる。ただ塗り過ぎると湿疹を誘発する様にも思われるので、ある程度に抑えるか他の抗菌作用の有る外用剤を併用して湿疹を防ぐと良いかもしれない。
 痒みには程良く効いてくれるものの、モイゼルト軟膏だけで炎症を完全に抑え切るという事はやはり出来ない様である。結局どうしても収まらない炎症は、最終的にはより強いステロイドに頼るしか無いのが残念な現状である。


 併せてサウナにもまた通い始めたが、改めてアレルギーに対してサウナはよく効くと実感させられた。炎症はそれ程でもないが痒みは明確に引くのを体感出来た。ただ体に負担が強いドライサウナより長く入っていられるスチームサウナや蒸し風呂の方が治療目的なら良い気はする。

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