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アトピー性皮膚炎とは

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アトピー性皮膚炎の根本原因、発生機序、治療法、医療制度上の問題に対する自身の理解です
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アトピー周辺知識20: アトピー性皮膚炎の発生機序

・アトピー性皮膚炎の発生機序とその後の症状の推移 ①抗菌薬の不適正使用による腸内細菌叢…

Mocoskii
1年前
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アトピー周辺知識28: ナイアシン・ホルモン異常(暫定版)

アトピー性皮膚炎患者におけるナイアシン摂取の重要性 何故肌の症状のみならず痒みまでもが軽…

Mocoskii
1か月前
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続・アトピー対策備忘録17: 体質改善15 アトピー治療の全体像

 アトピー性皮膚炎の症状がかなり落ち着いて来たので、一旦また治療の流れを纏めてみたい。 …

Mocoskii
9か月前
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続・アトピー対策備忘録11: 体質改善9 サプリメント摂取、褥瘡治療との共通点

 アトピー性皮膚炎治療の為の各栄養サプリをその効能と共に再び簡易に纏める。 ①亜鉛:あら…

Mocoskii
1年前
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アトピー周辺知識27: 栄養療法・アミノ酸

 前回の記事にてアレルギー性疾患でのアミノ酸摂取の重要性に触れた。そもそもアトピー患者は…

Mocoskii
1か月前
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続・アトピー対策備忘録19: 体質改善17 ヒスタミン・ナイアシン

 最近冬からの乾燥による肌荒れや炎症の蓄積からか肌の状態が悪く、痒みも酷い状況が続いてい…

Mocoskii
1か月前
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アトピー周辺知識22: 腸管カンジダ菌症、 ファスティング・糖質制限

・アトピー性皮膚炎と腸管カンジダ菌症   アトピー性皮膚炎は事の発端が抗菌薬不適正使用等による腸内細菌叢のディスバイオシスであり、そこから口腔内・腸内の常在真菌であるカンジダ菌の増殖により腸管カンジダ菌症とアトピー性皮膚炎を併発するケースは少なくないと思われる(口腔内の疾患にも関係する)。  そのためアトピー性皮膚炎患者は腸管カンジダ菌症を疑い自身で症状をチェックするか、特に重症者は専門の医院にて詳細な検査を受ける事が望ましい。  明確にカンジダ症とまでは行かずともアトピ

アトピー周辺知識15: 抗生物質への早期暴露とアトピー性皮膚炎リスクとの関連性(ス…

 スウェーデンはイギリスや日本と並びアトピー患者の多い国だと言える(一方で単純に先進国に…

Mocoskii
1年前
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アトピー周辺知識26: ATP・カルニチン

 昨今とても冷え、また皮膚症状もやや悪化気味であるため、その原因を探りつつ解決策を模索し…

Mocoskii
2か月前
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続・アトピー対策備忘録18: 体質改善16 ミトコンドリア・抗酸化物質

 最近また新たにサプリメントとしてαリポ酸とグルタチオンを飲み始めたが大変良く効いている…

Mocoskii
9か月前
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アトピー周辺知識13: ヒートショックプロテイン

 酵素と共に昨今話題になっているものとしてサウナがある。そしてサウナによる効果としては血…

Mocoskii
1年前
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アトピー周辺知識21: 子牛の免疫システムの成熟と感染症、 腸管カンジダ菌症

 こういうライフハック的な手法というのも偶には良いかなと。ある業界では避けられる方法や主…

Mocoskii
11か月前
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アトピー周辺知識2: 地域事情の比較

欧米人との比較  何故か日本人に比べアトピー性皮膚炎患者が少ない欧米人、その理由と思し…

Mocoskii
1年前
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続・アトピー対策備忘録7: 体質改善5 (表皮除菌・腸内細菌叢・抗菌剤)

・IPMPによる手指殺菌の効果  浮腫みや痒みが除去療法とヒスタミン・コントロールにより改善したのに対し、依然手指の炎症のみ根強く残り続けていたが、IPMP(イソプロピルメチルフェノール)による殺菌・除菌によりようやく症状が改善してきた。  殺菌により明確に炎症が収まり始め、湿疹・汗疱の症状までも目に見えて改善した(恐らくはマラセチア菌の減少によるものだろう)。  患部の殺菌・除菌は前々から試してはいたが、エタノール・ポピドンヨード等では嫌気性細菌・真菌の殺菌・除菌には殺菌