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続・アトピー対策備忘録25: 体質改善23 カンジダクレンズ・ファスティング

 ここしばらく皮膚症状が余り良くない状態が続いており、久々にベリーストロングのステロイドのお世話になるなど余り好ましくない状況が長引いていた。蕁麻疹とアトピーはステロイドである程度治まったものの、痒みは燻ぶり続けておりたまに薬を塗って抑える形に戻ってしまっていた。

 自身でも最近は体調やサプリの効きが悪い事に疑問を持ち、久々にカンジダクレンズとファスティングを行う事にした。前回のクレンズとファスティングからほぼ1年経つこともあり、再度情報とサプリを集めてからの実行となった。

 結果としてはこれが症状にかなり効いてしまった。前回と違い軽く胃腸が緩くなった位で副作用等はほぼ感じられず、ベリーストロングのステロイドで対症療法的に抑えるしかなかった全身の痒みがほぼ消え去ってしまった。
 おまけに中々収まらなかった炎症も弱まり、皮膚の修復までが目に見えて進み皮膚の厚みも増して来た。あれだけしつこかった蕁麻疹も何故か治まり始め、蕁麻疹には腸内のカンジダ菌も原因となっていたと後から気付く事になった。ついでに体重もまた2・3kg減少した(実行する度に減って行く…)。

 ファスティングのアレルギー改善の効果は科学的にも証明されており、自身も一度体験していたため体に良いとは思っていたが改めてその効果の程を体感する事となった。

・腸内細菌叢の改善
  ファスティングは長期に行うと腸内細菌の栄養を絶つことで腸内細菌叢をリセットする効果が有るが、短期でも腸内に溜まった古い腸壁の老廃物などカンジダ菌や菌が分泌した毒素の温床を体外に排出する事に繋がり、結果として腸内細菌叢の改善に役立つ。

・消化分の省エネルギーと内臓の休息
 また固形物やタンパク質・脂質の消化に要するエネルギーを省く事で消化器を始めとする内臓を休ませる事が出来る。この結果として肌の修復が進み炎症も収まり易くなる。

・オートファジーの活性化
 更に断食はオートファジーを活性化させ体内のタンパク質の分解・新生を促し、免疫力を高める効果がある。これもアトピー性皮膚炎の症状緩和や皮膚修復に役立つ。


 皮膚症状の改善によりステロイドを始め外用薬はほぼ不要となり、突発的な肌荒れやうっかり小麦を口にしてしまった時用の御守りとなった(ファスティングで腸内が片付いたせいか、むしろ前より小麦に敏感になってしまった)。

 ファスティングはサプリと違い特別なものも必要無く、精々空腹時の栄養補給用の飲み物としてリンゴジュースが必要な位である。食事は具無し味噌汁か具無しコンソメスープでいいので敢えて買い揃える必要も無い(1日ファスティング程度までなら流行りの酵素ドリンクも正直なところ必要無い)。
 効果としても軽症のアトピー性皮膚炎に対してならばステロイドを超える程であり、そのリーズナブルさは各種ミネラルを凌ぐだろう(何なら食費が二食分浮くので差し引きプラスになる)。

 今回は前回の実施から1年も間を空けてしまい体調不良に陥ったため、今後は数ヶ月に一度のペースで定期的に行い体調を維持出来る様に努めたいと思う。また痒みが出始めれば直ぐに行うが、1日ファスティングならば何なら毎月か隔月に一回位の頻度で行っても良いそうである。



 …最近は16時間ファスティングなるものも有る様だが、実質的に夜の睡眠を挟んで多めに間を空けて食事をするか一食抜くだけであり、個人的には最低二食はスープに置き換えて控える位でないと効果が小さい様に感じる(要は一日一食の24時間ファスティング)。
 また1日を超える2日以上のファスティングは個人で行うにはやや難易度が高く体調も崩しやすい。逆に言えば1日ファスティングまでは個人でも割と気楽に金も掛けずに出来るので、積極的に試してみると良いだろう。


 最後に一応記しておくが成長期の子供や老人、妊婦は基本的にファスティングを行う事は推奨されない。

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