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ありがとう、女性が書いた、私を勇気づける本たち

師走ですね。
メーカー会社員な私は、師走らしく慌ただしい平日を過ごしています。マーケティングの部署なので、クリスマスに向けた広告キャンペーンにつきっきりです。それが終わったらすぐに新年の販促にとりかかります。

年末まで残業だらけですが、あと少し!体調に気を付けて走り続けます。

私が読書をする理由

休みの日にコーヒー片手にゆっくり読書するのが理想ですが、忙しいときはそういうわけにもいかなくて。でも私は、どんなに忙しい日でも、昼休みの10分間や寝る前5分、ほんの少しの時間でも読書をするようにしています。

静かに言葉と向き合うと心が落ち着くからです。あと、仕事中アウトプットしつづけて乾いてしまった脳に文章をインプットできる感覚が好き。一日中パソコンに向き合う私のデジタルデトックスタイムでもあります。

そんな私が今年読んだおすすめの本を紹介します。ちょっと疲れたときに読むと、少しエネルギーが出たり、「もういいや!」と吹っ切れる本です。働く女性のみなさん、ぜひ読んでみてくださいね。アジアが大好きな私らしい選書です。

働く女性に読んでもらいたい、アジア好きな私がおすすめする本


1. 明日も出勤する娘へ(ユ・インギョン著)

ストレスや悩みを抱えながらも毎日出勤しなければならない娘に韓国のお母さんが送った言葉が書かれています。お母さんはひと世代前、女性に向けられる視線が今よりも辛辣だったころに会社員をしていた、人生の先輩。先輩の説得力ある経験談と母らしい温かさ、とても納得できる言葉が並んでいる本です。

私はこの本を読んで、強い心を持つ勇気をもらいました。私の部署は、私以外全員男性、全員30代後半以上。苦しみを訴えてもおじさんたちが理解してくれなかったり、「女性だから」「若者らしいね」と聞き入れてもらえない悔しさを感じることが多々あります。

それでも、泣いちゃだめだ。泣いたら舐められ続けてしまう。強い気持ちでいなければ。この本が、これから後悔しないための強さを私に与えてくれました。

2.旅が教えてくれた 人生と仕事に役立つ100の気づき(小林希 著)

世界や日本を旅しながら執筆する小林さんの本。表紙のブルーがとってもきれいで、本棚に飾っています。日本で毎日ルーティーンをこなしていたら絶対に遭遇しない、旅で出会った人と接して気づいたことが、読んでいてとても新鮮です。リフレッシュできるし、旅に出て現地の人に会いたくなる本。


今年夏、私は上司とのコミュニケーションに悩んでいました。仕事でつまずいて相談すると、返ってきたのは「もうちょっと頑張って」「いつかできるようになるよ」と根拠のないエールだけ。具体的な解決策が欲しいのに、どうしてこの人は私の状況を分かってくれないんだろう。

そんなときこの本の言葉に出会いました。「国が違えば、歴史も文化も宗教も違う」。確かにそうだよなぁ。世の中には違う国・違う文化で育った人がたくさんいる。考え方が違うのが当たり前。「上司が分かってくれない」っていう私の悩みがすごくちっぽけに思えて、いつのまにかもやもやが消えました。

3.サードキッチン(白尾悠 著)

アメリカに留学中の主人公。とても真面目で、授業を録音して何度も復習。英語の課題をなんとかこなすために明け方まで図書館で勉強。良い成績を取るために、遊ぶ同級生を横目に必死で勉強。アドバイザーから「もうちょっと遊んだら?」と言われる始末。

そんななか、学内マイノリティであるアジアや中東・アフリカからの留学生が自主運営するキッチンに出会います。そこで日本料理を振る舞い絶賛され、真面目に議論できる友人にも出会い、居心地のよさを感じ、ついに勇気を出して苦手だったクラスメイトに声をかけます。

この本の主人公に、すごく共感しました。私もよく「真面目すぎない?」と言われます。クソ真面目ってやつです。会社の同期に「そんなに頑張らなくてもクビにならないっしょ」と言われ、部署の先輩に「そんな細かいこと気にしなくても、まぁなんとかなるって」と一掃される日々。

でもやっぱり、自分なりの正義感に従って一つひとつの仕事に向き合うのが私らしさ。スピードは決して速くないけれど、それでも成長できているはず。そして、同じスピードで歩いてくれる仲間もいる。自分のペースを大切にしていいんだ、と思うことのできる本です。

4.ルワンダでタイ料理屋をひらく(唐渡千紗 著)

リクルートでバリバリに働いていた唐渡さんが、仕事をやめてなんとルワンダに移住!タイ料理屋を開こう!と決め、息子さんに試食してもらいながら研究して、現地スタッフを雇ってオープン!

でも毎日が本当に波乱万丈。施工業者にお金を支払ったら自宅のリフォーム費として使っちゃうし、スタッフは電子レンジを洗剤で洗っちゃう!唐渡さんのテンポ良い文章が心地よくて、どんどん読み進められる一冊です。

唐渡さんの毎日に比べたら、私の仕事のトラブルなんて本当にちっぽけだ!と前向きになれました。それだけではなくて、人生って選択肢が無限だな、と思ったり、子どもがいてもお手伝いさんに気軽に預けられる国っていいな、などなど、視野が一気に広がる感覚です。

唐津さん、Voicyいつも楽しみに聴いています。これからさらに次のキャリアを切り開く唐津さんのように、私もたくさん挑戦していこうと思う。

年末年始に向けて本を選んでます

いかがでしたか?気になる本があったらぜひ読んでみてください。

私は年末年始に実家のあったかい羽毛布団にくるまって本を読むのがすっごく楽しみです…!どんな素敵な本を読もうか、探しています。皆さんのおすすめの本、ぜひ教えてくださいね。


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