見出し画像

【1人の声はみんなの明日④】困っている人の声をひろう「こどもになる」~人と一緒につくっていく~


■最初に


こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

ユニバーサルレストランを舞台にした放課後デイサービスや、
まるでソーシャルワークのような保育を実践している、
「こどもになる」のさっちゃんにお話しを聞いてきました。

前回は、枠組みをはずすお話しでした。
今回は、人と一緒につくっていくお話しです!

▼以前の記事
原点の保育
こどもになるの活動から
枠組みをはずす


〜一般社団法人こどもになる〜
Webサイト:https://sana-hoiku.com/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCUo-ARGbmXfZV11-dDN7itw/featured
note:https://note.com/kodomoninaru
放課後デイサービス(ルクッカー)・ユニバーサルレストラン(ル・クル・ド・マリアージュ)などのルクログループ:https://fooding.co.jp/




瀧幸子さん(さっちゃん)


■人と一緒につくっていく


〇色んな働き方を経験


個人でやっていた時に、もう全部からいいとこ取りしてやろうって思って、色んな保育の場所を見たいなと思いました。
ベビーシッターも登録して働いてみたり、無認可の保育園だったり、パートや正社員、結構いろいろ試しているんです。

そして、並行して困っている人たちのとこへ行っていたんですけど、
ベビーシッターのあり方みたいなのを経験したときに、
やっぱり「人」だなっておもったんです。
誰でもいいわけじゃないんですよね。


私は、田舎で育ったので、わらべ歌とか、お手玉とかを持って保育に行くんです。そうすると、そんな遊びしてくれる人がいなくて、珍しかったのか、
指名がすごく殺到していたらしくて大人気だったんです。


そんななか、ベビーシッターさんの育成をお願いされて、
そんなお仕事もあるんだ、と思いながら初めて、
自分の実践をまとめたんです。

自分の実践を伝えるっていうお仕事は、そこではじめてだったのですが、
やっぱり、私が育った場所っていうのが、みんなが当たり前に勝手に
目の前の人のお父さん、お母さんになってくれていた実践
だったので、
ベビーシッターの方が家庭に入っていけるので、それはやりやすいなと思っていました。

少人数の中でどんなふうにしていったら、
信頼してもらえるよみたいな感じで、実践を残したりもしました。

場所も変われば、その集団が大きくなってくると、
またやり方は変えないといけなかったりします。

それでも原点は、本当にその私が育ててもらった田舎の村の感覚です。


〇出産を経てマンションを村化した


私は、産後2か月での復帰を2回繰り返したんです。年子で2人。

そんなことしてみたらこれは大変だってなって、
これは1人じゃ無理だっていうので、みんなで子育てしましょうっていう作戦に切り替えました。
うちはマンションで暮らしていますけど、マンションが村化しています。

仲良しの家族たちと、遊牧民のように子どもたちはどこに行ってもいいスタイルで、みんなで子育てしています。

母たちは学校の先生だったり、私みたいな働き方していたり、
保育士さんだったりさまざまですが、
共通点が親に頼れないっていうことです。
そして、出戻ってきた息子の子どもを育てているおばあちゃんもいます。

私は鳥取の田舎の村で育ったんですけど、
そういうところで気にかけてもらっていたようなやり方が、
マンションでも、都会でも、自然なんかなくてもできるんだなっていうことを思いました。

だから、できないと思っていたことができるって思うと、
楽しくなってきて、やり続けようってなるので、今の形のちょっと変わった保育スタイルになってきました。


〇保育は人


保育って言っていますが、保育が人だと思っています。

結局、誰かを1人にしないっていう理念も、
1番不安な時に誰か1人でも気にかけてくれる人がいたら大丈夫なんだなって思っています。

そういう人たちがいれば、きっと隣の人、隣の人って渦になっていったら、大丈夫なんじゃないかなっていう気持ちでやっています。


〇保育の種をまいていく


原点である保育園の福元先生から、保育の種を持って種まきをしていきなさいと言われました。

詳しくはYoutubeの動画も見てみてください


私も見学に行き、たくさんのお母さん、さっちゃんなりの種をまいているように感じていました。

私じゃなくてもいいんですよ。と、さっちゃんはいいます。


多くの人は、自分がこうどんどん変化、進化していっています。

若い子たちや学生さんたちと話していると、
知らない言葉を教えてもらったりして、そういうことだってそういうチャンスをつかむってことにつながる。

私の種まきは、自分が花を咲かせていくっていうイメージは全くなくて、
私が種を蒔くからそれをつかんで、勝手に自分達で育ってくれたらいいなって思っています。
そっちの方が絶対により多くの人たちに届くじゃないですか。

種を蒔くのでつかんでいってほしいなって、
でもきっとその人たち動いたときに、もしかしたらどんどん渦ができていっているのかなっていうのが、あると思うんです。



■最後に


最後までありがとうございました。

都会のマンションでも遊牧民のように子育てができるんだな、それは少しのきっかけと人とのつながりでできることがわかりました。
知らないだけで、実践している人いるのかもしれないですね。

次回は、そんなさっちゃんの小さい頃のお話しから、自分にとっての心地の良い選択についてのお話しです!
次回も見てもらえると嬉しいです😊