【おっトラ旅日記・インド⑧】バカうまラッシーとガンジーTシャツ篇
1年前にインドへ行った旅行回顧録。
夜行列車に乗ってバラナシに到着。
バラナシからは別のガイドが案内してくれる。まずは肩慣らしに、市内散策となった。
そこでガイドから有用な提案が。
「君はラッシーが好きか?」
「大好物だ。飲みたい!」
そんなやり取りがあって、ラッシー屋に直行。
最後の4枚目が、ラッシーを堪能する左利きのガイドさん。
もう、見事な市井のラッシー屋。とりあえずガイドさんが2つ頼んで、嗜む。一杯60ルピー(85円)。
安くてうまい!本場のラッシーは全く甘くなく、かといって淡白な味でもない。人工的に混ぜ合わせた日本のラッシーよりはるかにうまい。夜行列車での疲れが吹っ飛ぶ!
日本のラッシーがいかにボッタックってるか、という事実に腹を立てながら素焼きの入れ物を地面に投げつける。カシャンと割って(インドではこれが普通)、いざ会計のタイミングで、ガイドが知らんぷり。まぁ、そんなのには慣れているけども…。2人分を精算してラッシー屋を後にする。
翌日もバラナシ市内をプラついてると、日本語ペラペラのインド人と遭遇。
「うちのTシャツ店に来い」
「何日までインドにいるんだ」
「バラナシは最高だろ」
とか散々、興味ないことを言われたが、
「うまいラッシー屋があるぞ」
と言われると、反応せざるを得ない。
素直についていく。
案内されたのは「ババ・ラッシー」。
バナナラッシーがうますぎ。原点回帰でプレーン・ラッシーも頼んでみる。
「利きラッシー」までやっちゃうぐらいのラッシー好き。
日本語ペラペラ・インド人は「ラッシー屋を紹介したから、ウチの店に来い」と僕を店まで拉致。
そこまでされると抗うことはできない。渋めの茶色ベースのガンジーTシャツを購入することで妥結。350ルピー(約500円)。
まぁ、うまいラッシー屋を紹介されたし、渋めのガンジーTシャツも買ったし、と悪い話ではなかったとその時は思うわけです。
だが日本に帰って数回ガンジーTシャツをきるとボロボロになるというオチ。我ながら、よくできた話だと感心するのだった。
【続く】
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