めんま、

偏見片手に生きてます

めんま、

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マガジン

  • 短編

    まとまりのない言葉たち。

  • 私の考え方

    曲がりに曲がった価値観をそのまま書いた悪口みたいなもんです。自分の文章がなんとなく好きなものを集めました、そういうの大事。

最近の記事

緊急事態宣言

昨年から流行り出したコロナにたくさんの人の「いつも」が激変した。 マスク、自粛、テレワーク。 ワクチンや給付金はままならない中、 私たちの日常だけが蝕まれている気がしている。 精神論で片付くはずのないコロナウイルス。 それなのにみんなで頑張ろう、今は自粛しよう。とかそんなのばっかり。具体的な政策は?給付金は? 映画や本、音楽も奪われて楽しい生活が辛い生活になっていく。 文化や芸術はどんどんと自粛を強制され、 オリンピックのために私たちは「欲しがりません、勝つまでは。」を求

    • うつ病の世界

      毎日が戦争 許せない過去を抱えて 愛せない自分の過去を引き連れて起きれない朝をやり過ごす 幸せそうな他人に腹をたてながら 重たい身体を起こす 生きているだけで体力を消耗する毎日 歯を磨くのも トイレに行くのも 一苦労 心が健康な人にはわからない日常 幸せになるのも 不幸になるのも許されない気がする そう言うものだった 幸せになろうとすると 鬱なのに、と言われ 不幸になろうとすると 治らないよ、と言われ 私は何になればいいのか分からなかった というかわから

      • ゆめ

        愛されてるはずだった ゆめの中では 泣き言は許されない 愛されたい それさえ我儘になる世界だった 生きていても幸せになる権利をみんなが持ち褪せているわけではなかった 許されない愛も 愛されない現実も みんな幸せだけが正義だった 揺れない世界平和とか あたりまえの幸せとかそういうの そう言うのがわたしにとっての最悪最低の愛だった みんな不幸になればいいと思っていたし みんな幸せを逃して欲しいと思っていた 綿菓子みたいにすぐに溶けていく夢だけが現実で

        • 目に見えないもの

          言葉も音も愛も自信も優しさも どれも大事なものは目に見えない 光がやわらかい春に出逢えなかった夢も どこかできっとうまくやってる そう思いたいけど それもただ自分を慰めるだけのもの 泣きたい夜にそばにいてくれたあなたは 今日も明日もいないのを 自分のせいだと責めるのは 簡単だけど 受け入れられない 無理はしない あたたかいスープと あたたかい毛布 そして明日しなきゃいけないこと それだけで毎日生きていけると思ってた 寒い日と友達の今も あたたかい春をもとめる

        緊急事態宣言

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        • 私の考え方
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        記事

          何度も何度も じわじわと、 言葉が 傷口にしみてくる。 目を瞑ると悔しくて、遣る瀬無くて、 疲れてしまう。 中学校のときから、 傷つくことを言われても へらへら笑ってたけれど、 果てしなく心が擦り減っていく。 言った本人は 悪気もなけりゃ、面白いとまで思っているし。 そんなことがたびたびある。 顔見知りの人、職場の人、父親。 決してわたしにそういうことを言わないのは、 母親、兄、恋人。 冗談と言う言葉で済ませる馬鹿な人間、 大嫌いです。 言葉は時に人を殺す。 忘

          少しだけ。

          確かに過ごしてきた現実に 過去を知らない私たちは ぽつんと 取り残された。 揺れない鼓膜は 揺らそうとする誰かの声に 安心しきっている。 毎日を繰り返して、 誕生日を迎えては 死んでいく。 発酵したバターは ケースの中で溶けていた。 大好きなソーダが 黒く濁ったのは 確か昨年のこと。 抜けていく炭酸ガスは わたしの胸と同じだったから 幸せを手放した。 過去の恋人のSNSを 確認した昨晩、 ざわついた胸に 涙が溢れたのを覚えている。

          少しだけ。

          生きてね、

          生きにくい毎日だった。 それは恋人と出会うまでの日々の話だけど。 わたしをまるごと包み込んでくれる私の恋人はきっとこの人だけなのだろうね。 まだちょびっと蒸し暑い雨の日、 2人で初めてデートをした。 変な写真展に行った。 おみくじの恋を占う欄に 「すぐそばにいる。迷うな。」 そう書いてあった。 その時から私たちは人生のパートナーだった気がしている。 初めて手を繋いだ時、 初めてキスをした日、 思い出すだけでドキドキする。 笑った顔は宇宙一可愛い、間違いない。 泣い

          生きてね、

          「今日も愛されなかったな。」 そんなことを呟くTwitterアカウントだけは ずーっと続いている。 あんたのせいで好きになったバンドのライブにはもういけなくなった。 いつも割り勘だったラブホ、 日曜の夜中に買いに行った週刊少年ジャンプ、 使いきれない香水、 全部綺麗な思い出の中に汚く混じっている。 愛されたかっただけなのに、 あの時の気持ちはあの時のものなのに。 わたしはもうあの時の優しい手には触れられない。 甘いココアが、 揺れる涙腺が、 それだけが味方なのに。

          生きていけないと思った日

          なんとなくだけど、窓を開けてみた。 青空は広がっていたし、 湿度の高い風は今日も私の髪を揺らしている。 恋人が干してくれた洗濯物が揺れていて、 なんか愛おしかった。 みんな生きているし、 仕事をしてお金を稼いでいる。 当たり前のことを当たり前にできなくなった自分を見つけてしまった。 振り込み、仕事、掃除、洗濯、 満足にできない。 恋人は結婚しようと言ってくれているけど、 私と結婚して不幸になるんじやないかなって そう思ってしまっている。 心が脆い、脆くなっている。 些細

          生きていけないと思った日

          せい

          たまたま生まれてきて、 生きてきたら嫌なことに遭遇した。 そんな感じで生きている。 例えば昨日の夜。 恋人からの連絡は夕方の6時過ぎからきていない。 どこの誰と ホテル に泊まってんだろね。 それを察知できるくらいには成長した。 朝早くにくる連絡、珍しい。 今どこにいるかを確認する恋人。 ご機嫌な文面。 わかりやすいね。 ばっかじゃないの。 元 恋人 現 セフレ デートしないだけの関係に成り下がった人と、 今日も会う。 崩壊した現実には 味方はいなかった。 セックス

          夏がいつの間にやら去っていた。 秋はすぐそこってよりかは、 もうそこに、いつの間にか在った。 ちょっぴり寒いだけの夜に、 大好きだったあの人はいない。 涼しそうな風鈴の音は 誰にも必要とされてなくて、 まるでわたしみたい。 おしゃれをしたって、 秋色の爪にしたって、 髪型を変えたって、 好きな人ができたって、 大好きだったあの人には 関係ない話。 あなたが良いと言ってくれた花も もう枯れてる。 冷蔵庫の上に置かれてた灰皿には吸殻はもう無い。 カップラーメンのゴミもたま

          口数

          「言えないことが増えたね、きっと嘘はないけど」 彼女がそんなことを言っていたことをふと思い出した。 嘘はつかないけど、 飲み込む言葉が増えた二人の関係。 あの時から終わりが近づいていたのだろうか。 ずっと持っているよりも、 無くさないでいる方がよっぽど難しい。 スーパーの帰り道、手を繋ぎたいと荷物を半分こした頃なんてのは僕たち二人の絶頂期だったのかもしれない。 素直な言葉を吐き出すことよりも、 一旦自分の中で言葉を反芻してから他人に伝える癖がついたのは、彼女のおか

          変わらないものとかそういうの

          日常も習慣も変わるし、 気持ちだってそう。 それでも、人の性格や許せないことと許せること、それに加えて過去は変えられない。 そこらへんの価値観が似てるってのが 一番大事なんだって 山ちゃんと蒼井優さんの結婚会見でつくづく思った。 時間は有限だけど、 気持ちは無限だし、思考や行動も。 その時間を、 所謂余生ってやつを一緒に過ごすのは 最高に好きで尊敬できる人がいいね。 自分を肯定する力もないし、 他人からのみた自分を大事にしてるけど、 それでもいつかは自分のことを好き

          変わらないものとかそういうの

          近寄りがたい女

          インスタグラムに モテるためにはあぁしろこうしろ、と書かれているアカウントがあった。 たまたま見つけて見てみたが、 女ってのは“スキ”がないとダメらしい。 仕事ができすぎると可愛くない、 服がオシャレすぎると近寄れない。 いつでも生きにくいな。 いつまで男に支配されてんだ。 同じ人間だぞ。 たまたま性別が女ってだけだろ、 そろそろそういう概念なくなれ。 まぁそんな私は仕事もできないし、 ファッションだって大して洒落てないけど。

          近寄りがたい女

          好きな人

          好きな人がいるっていいなぁ。 そうやって思えるようになったのも今の恋人が初めてだった。 高校生の時の恋愛なんて周りに負けないようにっていう謎のプライド的なもので彼氏を作っていたし、専門学生時代なんて恋人というよりいわゆるセックスフレンドとかいうやつに近かった。 高校生のときは好きになってもらうことがゴールだった。 だから、いいなと思った人に頑張ってアピールをして、両思いになった瞬間に冷めていた。 大して可愛くもない私のことを好いてくれてる人がいたのに本当に生意気だった。

          好きな人

          寡聞

          春は去った、きっとだけど。 好きな人にでも会いたくなったのかな。 そうだといいけど。 梔子の花はもう咲いたよ。 わがままで何も出来ないくせに 私ってのはあなたのことが大事だなんて。 でも、もし許してくれるなら これから先あなたと一生を共にしたいの、 少し考えておいてね、 ホットサンドを焼いて、 あなたの元へ行くからね。