mn | ゐのすビール

美味しい液体が好きです | 醸造所を持たないファントムブルワリー・ゐのすビール代表 |…

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美味しい液体が好きです | 醸造所を持たないファントムブルワリー・ゐのすビール代表 | Shibuya Valley Jazz主宰 | インスタ:@yinosbeer https://yinosbeer.official.ec/

最近の記事

台湾に行きたいわん(クラフトビールを飲みに)②

台湾ビール旅行、たらふくビールを飲んだ初日はこちら。 その翌日。 昼前に起きて、小籠包を食べたり、茶器を買ったり、ミルクティーを飲んだりした。 Far Yeast TaiwanゐのすビールとFar Yeastのコラボで作らせていただいた「東京の泥棒猫」を繋げるに際して、Far Yeastの台湾直営店がイベントを開催してくれた(1樽でイベントというのも珍しいのではなかろうか。在庫を持てないゐのすビールだけど、いつかは何液種も準備してタップテイクオーバーをしたい。) タップは

    • 台湾に行きたいわん(クラフトビールを飲みに)①

      ゐのすビールは複数人の友人で営んでいる団体です。営業部長である足立くんは現在台湾に住んでおり、台湾総経理も兼任している。(足立くんはゐのすビールの「生活」というビールの元になった人。ゐのすビールの社交性を一手に担っている) そんな彼が台湾にいることもあり、「東京の泥棒猫」というビールを一緒に作らせてもらったFar Yeast Brewingさんが台湾の直営店で泥棒猫を繋いでくれることになったので、みんなで飲みに行きがてら台湾・ビールツアーを開催した。 わたしも8年ほど前に台湾

      • 2023年の振り返りと2024年のゐのすビール

        はじめに去年も同じようなことを書きましたが、まずはゐのすビールに関わってくれたみんなへの感謝です。 コラボビールを通じて、一緒に味について考えたり方々に売り込みに行ったりした蜃気楼珈琲、shio、蓮沼フィルのみんな。ビールを作らせてもらったMARCA、DD4D、Far Yeast。ゐのすビールを売ってくれたお店。そしてもちろん、飲んでくれたお客さま! みんなに助けてもらいながら、一年間楽しく過ごせたことがとても嬉しかったです。ありがとう。 2023年にできたこと作ったビール

        • 京都のあんかけ

          年末なので京都に帰っている。会社の後輩がたまたま京都にいたので、昼過ぎから遊ぶことにした。ランチは各々で済ませてから集合することになったので、四条河原町から集合場所であるAce hotelまでの道すがら、裏寺町の龍鳳に入った。 カラシそば。メニューにはカラシ入そばと書いてあるけど、客も店員もカラシそばと呼んでいる。 中華麺に鶏、白菜、ネギ、しいたけをとじた餡。京都中華、特に祇園に近い中華の特徴としてニンニクやスパイスを入れないことがある。このカラシそばもニンニクが入っておら

        台湾に行きたいわん(クラフトビールを飲みに)②

          死についての所感

          わたしは死ぬのが怖い。 わたしが幼かった頃、母がよく、 「死ぬのは怖くない。今すぐ死んでも構わない。死んだ後には天国も地獄も無く、ただ何も感じない。」 と言っていた。 それは母の本心で言っていたことだろうと思う。母は古く封建的な在日韓国人家庭に生まれた。家長である父が一番偉く、全てを決める。母は親の言う通りに女子校に通い、望まない結婚をし、子供を産まされ、父の赴任に伴って伝手も無い遠い国に連れて来られた(私たち家族はマレーシアに住んでいた)。そんな母が「死ぬことが怖くない」

          死についての所感

          友人の、普通な結婚。

          友人が結婚した。 会社の同期で、1年目から近所に住んでいたので、よく一緒にご飯を食べたりしていた。ゐのすビールも最初は彼と一緒に始めた。 彼が婚約してから、いつもの中華料理屋で夕飯を食べた時。 「なんで彼女に決めたの?」 と聞いてみた。その時の答えをよく覚えている。彼は、 「あの子は普通なんだよね。普通に恋をして、好きなものとか嫌いなものがあって、普通に喜んだり、人並みに仕事で悩んだりして。そんな人と普通に喜んだり悲しんだりしながら過ごせたらいいなって思って決めた。」 と言

          友人の、普通な結婚。

          サンディエゴは良い田舎

          サンディエゴサンディエゴはカリフォルニア最南端、メキシコ国境の街。ビーチがきれいで、スローなライフスタイルで知られている。日本で例えるなら沖縄に近いかもしれない。クラフトビールが有名で、日本でも有名なブルワリーをいくつも輩出している。 自分が主たる収入を得ている仕事の米国オフィスがありサンディエゴにあり、現地社員の友人が何人かいる。またたまたま同じタイミングで、ビール好きの後輩が東京から長期出張で来ていたので、週末にみんなでビールを飲みに行った。 Pure Project

          サンディエゴは良い田舎

          ニューオリンズ・ケイジャンシティービール

          ニューオリンズという街7年ぶりにニューオリンズに来た。大学生として交換留学でアメリカに滞在していた時に遊びに来て以来。 ニューオリンズを含むルイジアナには、ケイジャン料理という、スパイスをたくさん使う名物料理がある。ハンバーガー・ステーキ・ポテトが中心のアメリカ料理とは異なり、魚や米も使用することが多く、個人的には好きだが、同行していた日本人たちはあまり気に入っていなかった。 ニューオリンズ内の移動には自転車と路面電車が便利だった。自転車はいわゆるシェアサイクル。初乗り$1

          ニューオリンズ・ケイジャンシティービール

          メモ:出張先で美味しいものにありつくために

          ①良い店に出会うために前提として、食事には当たり外れがあることを受け入れ、なるべくn数を増やすつもりでいること。 同じ街で仕事を作り、何度も出張する。金曜日と月曜日に予定を入れることで週末を挟み日数を増やす。またしょうもない会食の日には、解散後に一人でもう一食食べる。それでも当たり外れがあることを認識し、外れも楽しむ。 会食ではなく、ローカルのフーディーとしてアテンドしてくれる友人を見つけること。 現地採用社員にフーディーがいるかもしれないので、日本にいる時から自分が美味し

          メモ:出張先で美味しいものにありつくために

          ユザーンというタブラ奏者の話

          最近何故かユザーンというタブラ奏者の話をすることが多い。 私が物心がついた頃に最初から聴いていた音楽は矢野顕子であり、ユザーンは矢野顕子と一緒に演奏をしているので、ユザーンも好きになった。 私がまだ大学生だった2015年頃に、京都でユザーンのライブを観に行った。ライブは前後半に別れており、間に小休憩があった。そこでトイレに行こうと廊下を歩いていたら、トイレから戻るユザーンが反対側から歩いてきた。どういうわけか、ユザーンは私の顔をまじまじと見つめている。彼はそのまま私の顔を見

          ユザーンというタブラ奏者の話

          (6/25更新)ゐのすイベント・出店

          6月、7月の週末はたくさんのイベントに出店します。しゃけとブルーノート以外は予約不要なので、お気軽にお越しください。 一緒に乾杯できるのを楽しみにしています🍻 6/18(日) しゃけ音楽祭 @札幌芸術の森(北海道・札幌) 札幌で行われるしゃけ音楽祭にて、蓮沼執太フィルとのコラボビール「Phil IPA Brut」を定期します。 6/24(土) 魅惑 2nd batchリリースイベント @蜃気楼珈琲(東京・富士見ヶ丘) 今回もりんたろうさんと作った魅惑の新バッチリリース

          (6/25更新)ゐのすイベント・出店

          Brewers note: Ticket

          イギリスに引っ越す君。ロンドンに着いたらパブでビールを飲むと良い。 ハンドポンプで汲み上げた、炭酸が抜けたぺたぺたのビールをね。 忙しい君はすぐに仕事に取り掛からないといけないだろうから、アルコール度数の低いイングランドのビールは都合が良いだろう。 . 東京にいる僕たちは新しいビールを飲む。 君がロンドンで飲んでいるものと同じくらいアルコール度数が低いけど、ちょっぴり甘くてミルキーなやつをね。 君が好きだったピニャコラーダのような味がする。 すっかりロンドンっ子になった君は怒

          Brewers note: Ticket

          ゐのす的京都クラフトビール案内

          はじめに こんにちは。 先日京都に遊びに行った際に👇のツイートをしました。 いいねやブックマークを複数いただいたので、どうもみんな京都のクラフトビール屋を知りたいんだな、ということで自分の知る限りでクラフトビール屋を列挙してみました。 京都のクラフトビール屋を網羅的に知れる記事は既にインターネットに複数存在しているので、検索してみてください。この記事はあくまでゐのすビール目線の京都クラフトビールリストです。ゐのすビールのお客さまであるあなたが京都でクラフトビールを楽しめる

          ゐのす的京都クラフトビール案内

          ビール・タコス・CES

          はじめに主たる収入を得ている仕事の出張で、ラスベガスとロサンゼルスに行った。 クラフトビールを飲むようになってから初めてのアメリカだったので、仕事の合間にいくつかブルワリーに行ってみた。これはその一日(と前後ちょっと)の記録です。 事前準備、氷結Yuya Boysのゆうやさんという方の動画で、アメリカのブルワーが氷結を好むという話をしていたので、半信半疑で氷結を2本持って行った。後述しますが、これからアメリカにビールを飲みに行く方は絶対に氷結を持って行った方がいいです。

          ビール・タコス・CES

          2022年の振り返りと2023年のゐのすビール

          まずはじめに 2022年1月、のちにゐのすメンバーになる3人で寿司屋に行きました。そこで「ちゃんとビール作ろうよ」と言ってもらったことがゐのすビールを始めるきっかけです。それから約一年間、いろいろなことがありました。来年も忙しくなりそうで、ともすれば今年あったことや学びを忘れてしまいそうなので、文章に残しておこうと思います。 . でもまずは、関わってくれたみなさまに感謝しないといけません。 まずは一緒にゐのすビールを立ち上げてくれたゐのすメンバーの3人。4人だからこそゐのす

          2022年の振り返りと2023年のゐのすビール

          Shibuya Valley Jazzについて

          はじめに こんにちは、ゐのすビール代表の南です。 ゐのすビールは(ほぼ)月次開催されているShibuya Valley Jazzというジャズイベントでビールを提供させていただいています。 Shibuya Valley Jazzはゐのすビールとは別の組織ですが、そちらも自分が主宰しているので(マッチポンプ!)、イベントを開始した経緯や、どういうことを考えているかを書こうと思います。 Shibuya Valleyとは Shibuya Valley公式サイトには以下のように書

          Shibuya Valley Jazzについて