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台湾に行きたいわん(クラフトビールを飲みに)②

台湾ビール旅行、たらふくビールを飲んだ初日はこちら。

その翌日。
昼前に起きて、小籠包を食べたり、茶器を買ったり、ミルクティーを飲んだりした。

天仁茗茶のミルクティー、隠れおすすめです。

Far Yeast Taiwan

ゐのすビールとFar Yeastのコラボで作らせていただいた「東京の泥棒猫」を繋げるに際して、Far Yeastの台湾直営店がイベントを開催してくれた(1樽でイベントというのも珍しいのではなかろうか。在庫を持てないゐのすビールだけど、いつかは何液種も準備してタップテイクオーバーをしたい。)
タップはFar Yeastのビールがメイン。1タップが「東京の泥棒猫」、2タップUgly Half、その他がFar Yeastだった。

ゐのすビールのイベントと銘打ってもらっていたこともあり、足立くんの友達がたくさん来てくれた。日本人も台湾人もアメリカ人もインド人も、とにかくたくさんの人が来てくれた。足立くんは本当に友達が多い。

外でも飲めて気持ちいい

東京の泥棒猫(yinosbeer x Far Yeast Brewing Company)
わたしたちとFar Yeastのコラボビール。ブルワーズノートはこちら。

仕込んでから3か月が経ち、また日本から台湾まで船便で運ばれてきたので、わたしもFarのブルワーさんも品質を気にしていたけど、ちゃんと台湾でも美味しかったです。ありがとう、Far Yeastの物流チーム。

わいわい

Magic Porter(Ugly Half)
Ugly Halfのミルクポーター、アルコール度数5.0%。しっかりロースティだけど、ミルキーで甘い。カフェラテのように苦みと甘みのバランスを取れているので、アルコール度数が低くても軽さを感じない。Ugly Halfはドリンカブルな重さのバランスを取るのがうまいとここでも関心。

Magic Porter。

Far Yeastで飲みつつ、合間に近くのお店で麺やかき氷を食べた。台湾は軽食が充実していて楽しい。

手前から魯肉麺、葱油拌麺、炸醬麺
仙草ゼリー、タピオカ、各種の豆に甘い液とかき氷をかけて食べる。美味しい

夜まで飲み騒ぎ、日付が変わったころに帰路についた。

Mikkeller Taipei

3日目。
午前中にちょっと観光をしてから、2度目のミッケラーに行った。
友人たちは九份に行くために1杯だけ飲んですぐに店を出たが、わたしは九份よりミッケラーを選び、居残りすることにした。花より団子。

Toastea (Ugly Half)
初日に飲んだが、また飲んだ。しっぽりモルト系のビールでありながらしっかり甘さがある、というのは日本で飲むビールの感覚とはやはり離れているため、まだ違和感を感じながら飲んでいる。

Toastie。あまうまい。

Guava Gose (Ugly Half)
また飲んだ。こちらも日本での感覚より軽くて甘いところでバランスしているが、こちらの方が身体になじみやすい。フルーツの酸味が加わることで、甘さの閾値が増すことを実感できる。

Guava Gose。3杯目。
ミッケラーでグラスをもらったので、これ以降は持って移動している。

啜飲室 大安 (Taihu Da'an)

九份に行かず、一緒に台北に居残りしていた友人が仮眠を取りに帰ってしまったので、一人でTaihuに行くことにした。
Taihu Brewingは日本にも直営店を持っている、台湾最大のクラフトビールブルワリー。台湾人にとってTaihuは、日本人にとっての(よなよなエールを作っている)ヤッホーブルーイングのようなイメージみたいなポジションらしい。コンビニでも買える。
台北にはTaihuの直営店が4つある。ミッケラーの店員さんによると、各々次のように異なるらしい。

  • 啜飲室 大安:タップ数が多くてハンバーガーが美味しい。地下にTaihu直営のおしゃれなバーもある

  • 啜飲室Landmark:最も大きい。

  • Driftwood 西門町:繁華街にあり、雰囲気が良い。

  • 居餃屋:餃子が食べられる

どれも20分以内くらいの移動で行けるので、タイフーファンは全制覇すると楽しいと思う。わたしは大安のお店に行った。

広くてタップが多い。
タイフーのタップリスト。自前が12タップあるうちIPAが1、ヘイジーが1、というのはとても特徴的。

Guava Oolong Tea Beer
グアバとウーロン茶を使用したエール。Ugly Halfでもお茶を使ったビール(Toastea)を飲んだが、台湾ではフルーツと並びお茶のビールをよく目にした。このビールはとても甘かった。台湾のコンビニで売っているお茶は、何も書いていないと砂糖を加えてあり、日本人には馴染みが無い甘さになっている。このビールもそのような組み合わせで、台湾らしさがひしひしと(甘々と)感じられる。

Guava Oolong Tea Beer。お茶に砂糖や果物を合わせる。

The Hazy Captain Caribbean
おそらくこの旅で唯一飲んだヘイジー。アルコール度数7.5%のTDH(トリプルドライホップ)ヘイジーだけど、とろとろというよりはすっきり、NE IPAといったところ。草っぽさ、パイナップル、少しのシトラスではない苦み。ちょうどこれを飲んでいるときに南国らしい突然のスコールが降ってきたが、止むのを待ちながらちびちびと飲むのに良い、軽やかでダンクな苦みだった。

The Hazy Captain Caribbean。グラスもロゴも丸っこくてかわいい。

Mikkeller Taipei

九份組が帰ってくるまで少しだけ時間があったので、3度目のミッケラーに行った。

Guava Gose (Ugly Half)
梅粉を入れないと酸っぱくて美味しい、少し入れると甘と酸がバランスよく美味しい、たくさん入れると東南アジアらしく甘~くなって美味しい。

Guava Gose。梅粉にも慣れた。

一杯で店を出て、熱炒屋で九份組と合流した。熱炒は読んで字のごとく、炒め物のこと。具材を指差して選んで炒め物にしてもらい、食べながらビールを飲む。

18天台灣生啤酒 (Taiwan Beer)
「天」とは日数のこと。中身はいわゆる台湾ビールだけど、消費期限が18日に設定されており、鮮度が良い。お店で見つけると嬉しくなって、「おっ、18天あるじゃん」とつぶやいて手に取る。そういうビール。

18天。見つけるとちょっとときめく。

熱炒屋でサクッと飲んでから、帰る前に牛肉湯の店に寄った。
牛肉湯は台南の名物料理。台南市中央部にある「善化」という牛の名産地で育った牛を新鮮なうちに捌き、生の牛肉にあつあつの牛ダシスープをかけて、その熱だけで火を通す。鮮度が良い生の牛肉を最低限の加熱で食べるという、産地らしい料理だけど、台北でも食べられるお店がいくつかある。
日本のラーメンも良いけど、昨夜の魯肉飯といい、牛肉湯といい、台湾もシメに恵まれていて酒飲みに優しい。

牛肉湯。タレは生姜、醤油、その他いろいろなソースを混ぜて自分で作る。
酔っぱらっているので写真がブレている。

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