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フレンドリーで紳士的な国民性に感動!〜マレーシア修学旅行〜

わたしは今まで10カ国旅してきました。

これからそんな私の海外旅の歴史を公開します!
まずは、マレーシア。修学旅行編です。

私はマレーシアに何度も行ったことがありますが、何度も行くきっかけになったのが、高2の修学旅行です。

初の海外だったので、行く前からとてもとても楽しみにしていましたが、この経験が私の人生を大きく変える程のものになるとは全く思っていませんでした。

何よりも楽しみだったのは、食。
私は食べることが大大大好きで、今でも海外に行きたいのはほぼ食が理由です(笑)

クラスの修学旅行のしおりでも食のページを担当しました。宮崎では見かけない、食べたことのない美味しそうな料理の写真を眺めてはよだれを我慢していました。

しかし実際に行ってみて、食はもちろんですが、私がなにより一番魅了されたのは、「人」でした。

現地の大学生と交流する機会がありました。
まず、私達が入るやいなや、お祭り状態。
パーティー並みに盛り上げてくれます。
そして席まで歩く途中でバディが迎えに来てくれるという紳士ぶり。

私のバディになってくれたのは、大人しそうなマレー系の男の子。一緒にマレーシアの伝統ゲームを楽しみましたが、手取り足取り丁寧に教えてくれました。慣れない私に対してわざと負けてくれたり、緊張している私に優しく話しかけてくれて、うちのクラスの男子はこんな事絶対せんぞ…と思っていました(笑)周りを見渡すと他の日本人女子達も普段されないお姫様扱いで嬉しそう(笑)

マレーシアは男子だけではなく女子も優しい。とても面倒見がよく、ちょっぴりシャイで可愛らしい。恥ずかしがりながら、「一緒に写真撮ろう〜」と言ってくれ、握手したのを覚えています。

日本人男子も、フレンドリーなマレーシア人の学生達のおかげで、たった数時間なのに帰る頃にはハイタッチとハグをするほどの仲になっていました。

続いて到着したのは見渡す限りゴムの木とヤシが生えている村。ホームステイ先でした。こちらでも、公民館のようなホールに案内されると、太鼓や伝統武道でパーティーのように歓迎してもらいました。

私がお世話になったのは一人で暮らすおばあちゃんの家。両隣は息子さん家族と娘さん家族が住んでいました。二泊三日しましたが、まず家に到着するやいなや、お孫さんのアマンとアミン(娘さんの息子さん当時13歳と17歳)がとんできて重いキャリーケースを運んでくれました。まだ若い彼らの紳士的な行動に私はとても感動しました。

息子さんの娘さん、アニスはまだ9歳でしたが英語がペラペラ。いとこのお兄ちゃん達、アマンとアミンのマレー語を翻訳してくれました。

私達は一緒に国技であるバドミントンや大学で教えてもらった伝統ゲームをして遊びました。バドミントンの羽が木にひっかかって取りに行こうとすると、待っててと取りに行くアマンとアミン…。日本人女子はキュンとしつつ終始その紳士ぶりに衝撃を受けていました。

おばあちゃんにはほとんど言葉が通じませんでしたが、作ってくれた料理にsedap!(おいしい)というと嬉しそう。pedas!(辛い)というと楽しそう。笑顔が可愛らしくて、ステキな人でした。クラスメイトだけで少し散歩に出かけてくる〜!と言って20分くらい歩いていると、心配してアマンをバイクで迎えに行かせてくれました。(13歳もバイクに乗る世界です笑)

楽しい時間はあっという間にすぎ、帰る時間になってバスが到着すると、私達日本人は帰りたくなくてあちこちに隠れました。それを見て、アマンとアミンがケラケラ笑っています。逃げられなくなって、ありがとうとおばあちゃんに言いに行くと、泣いている!アニスも泣いている!みんなでハグして号泣して握手して、たった3日で大好きになったお家を離れたのでした。おばあちゃんの腕にくるまれた、あったかい感触が忘れられません。

さみしいな…と物思いに耽っていたら、バスの窓ごしに、こちらを見上げる強面のおじちゃんと目が合いました。…と、にっこり。なんなんだ、この優しい世界は!!!私はすっかりマレーシアの虜になりました。

とても短い時間だったのに、私はこの修学旅行がきっかけとなって、マレーシアの人々に魅了され、マレーシアに住みたい!と言うようになりました。4年後に実現することになります。

全く予想していなかった、この優しい世界。怖いと思っていたのに、全然違った!私はますます知らない世界を見てみたくなったのです。

外国へ行くと、価値観をひっくり返されるような事が時々起こります。私が一番最初に海外で受けた衝撃はこれだったのです。何が起こるかは行ってからのお楽しみ。日本にいて味わえない感覚が、外国にはあります。

次回も私が衝撃だった出来事を紹介できたらと思います。お楽しみに!





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