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大塚雅美の執筆日記

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生存報告として執筆日記から始めます
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「モフモフキマグレイトハキマリモモドキ」についてインタビュー風に解説してみる

「モフモフキマグレイトハキマリモモドキ」についてインタビュー風に解説してみる

みなさんこんにちは。大塚雅美です。今回はこの場を借りて、自分の作品解説をしたいと思います。今までnoteには自分が過去に書いた短編、中編小説をそのまま投稿しています。しかし、いきなり投稿して「書きました、読んでください」だけでは足りないと思うので、自分で作品について語ってみたいと思います。

まずは、最初に書いた中編「モフモフキマグレイトハキマリモモドキ」についてインタビュー形式で、お話しします。

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小説の中で作る

quietを書いた。主人公たちは芸術作品を作っている。絵のことも演劇のことも、歌のこともダンスのことも書かなければいけない。作るって何だろう。書くって何だろうと考えながら書いている。
書くことそれだけが不思議だった。どうして書いていけるのか、それがわかりたくて、わたしの小説の中には小説を書いている人や、作る人、誰かに何かを伝えようともがく人が現れてくる。

ファミリーは夢の中のシーンを書いた。指が

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カレンダーで調子を確かめる

ファミリーを三枚ぐらい書いた。SFの世界観を書くために既存の簡単な言葉を使いながら、この世にないものを書く必要がある。それが柔らかさだったり、はかなさだったり、まだ乾いていない感じの生々しい語感がある。これで伝わるのだろうかと思いながら、不安になる。頭の中では映像が見えているのだが、それを示すための適切な言葉を探しながら書いている。
この小説は40枚ぐらいの短いものになるつもりだが、そのつもりで枚

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手話は映像を作る。小説もまた

電車の中で手話の本を読む。ろう者には手話の映像が見えていると書かれていて大変興味深かった。なんだか、小説を書くことは言葉から映像や音を作り出すような気がして、わたしも映像が見える達人になりたいと思った。

quiet、3枚ぐらい書き進める。上記の映像を意識して、一つ一つ主人公の見る景色には何が移っているのか、どのように映像が動いて何を体験していくのかを書いていった。一人称の視点が好きなのは、そうい

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書くことのペースが掴めている

ファミリー 16枚目まで書いた。
昨日の夜は冷静に書けなかったのだけれども、今日の朝に人を待ちながら書いたら進んだ。ポメラは、原稿用紙表示にしているから体感的にどのぐらい進んだのかの感覚が枚数でつかめる。
執筆日記は公開するつもりで、ポメラで書いているけど、手書きのノートに書いたときのフィードバックを記録してもいいかも。

quietも書き進めている。
小説の中で手紙を書いた。今日も3枚分ぐらい書

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書けば書くほど続きがある

電車の中でquietを書いた。
とても長い小説。春頃で主人公はもう少しで中学校を卒業する。
ちょうど自分も卒業する頃を思い出しながら書いている。
中学校の頃はもっとこうしたかったなとか、でも上手くやれなかったことを回り道しながら、なるべく省かずに書いていたらとても長くなった。
最初は、これでちゃんと小説の終わりを見られるのだろうか? と思ったけど、今は書き進めていく勇気がある。書けば書くほど、続き

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小説の文章から分離されたもの

2023/12/14

今日は電車の中で執筆を進めた。
電車のなかで二つ小説の会話を行き来していると、少し戸惑った。同時に、書いているものたちの関わり合いがよりはっきりしていた。小説の世界では、流れている匂いも主人公の体も違うのに、なぜか二つの小説が無関係ではなく、つながっている気がする。

寝る前にも少し書いた。小説の終わりがわからない。どこまでも続いて行く気がしている。

小説を書いていると小

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執筆日記 2023/12/13

 行き詰まっているより、進んでいる方が面白い。小説も、進んでいく方が面白い。
 今日は電車の中でポメラでちょっと執筆した。今寝る前の時間も少し書く。今は長編小説のかなり長いもの「quiet」というタイトルを書いている。
 このままだと、終わらなそうだから中編でかきためておいた小説を世に出せる形に推敲することと、新しい小説を始めた。
 小説を書く人というのは、書いている間は全くの音信不通になってしま

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