#初代マイヨジョーヌを手にするのはだれ #最大勾配24% #ツールファム第8ステージ

2022年7月31日 22:03

やっぱり着た！イエローフルーテン

第1回ツール・ド・フランス・ファムの超難関山岳ステージを制したのは、総合優勝候補筆頭、アンネミーク・ファン・フルーテン（モビスター）

第1ステージで胃の不調に見舞われ、その後もギリギリで走っているような場面も見られましたが見事に回復。
ツールファムのクイーンステージで圧巻の60km独走勝利を達成しました。

フォレリングとファン・デル・ブレッヘン師匠

デミ・フォレリング（SDワークス）はファン・フルーテンのアタックに唯一反応することができましたが、途中で遅れてしまいフルガスでの単独追走状態に。

昨年までファン・フルーテンの最大のライバルだったアンナ・ファン・デル・ブレッヘンは監督としてSDワークスのチームカーに乗っており、二人のライバル関係は形を変えて継続中・・？

そんなファン・デル・ブレッヘンは自身の後継者とも言えるフォレリングの力を最大限発揮できるよう、モチベーションを上げるための指示を出していたそう。昨日はファン・フルーテンがとにかく強かったともコメントし、かつてのライバルを称賛しました。

強力なクライミング能力を誇り好調さを見せていたチームメイト、アシュリー・ムールマン・パシオは体調不良のため最後の第8ステージを出走しません。

フォレリングとファン・フルーテン姉御

フォレリングが「あなたがしたことは普通じゃない」と言ったら、ファン・フルーテンは「私の方がトレーニング経験も総合経験もずっと上よ」と言っていたとかいないとか・・（先輩かっけえ！）

そして「あなたにも訪れるから期待しよう」というような言葉をかけられたそうです。。ベテランで最強ライダーのファン・フルーテンとしては、オランダの先輩として、フォレリングに期待している気持ちもあるのかもしれません！

ロンゴ・ボルギーニ（性格良い）とトレックのロッククライミングデー

女子レース史上トップクラスに過酷な1日となった昨日の第7ステージ。
ファン・フルーテン、フォレリングを単独で追いかけてたエリーザ・ロンゴ・ボルギーニ（トレック）は「100kmのタイムトライアルとしているようだった」「最後の登りはロッククライミングだった」と語りました。

ファン・フルーテンに負けず劣らずのダイナミックなアタックで攻めの走りを得意とするパリ・ルーベチャンピオンにとっても、大変キツイステージだった事が伺えます。（昨日解説の萩原麻由子さんによるとロンゴ・ボルギーニさんはとても性格が良い子なのだとか。）

また「序盤不調だったファン・フルーテンがもうダメだとは1秒たりとも思っていなかった」とのことで、ファン・フルーテンの強さと回復力はプロトン内でも異次元なのかもしれません。
ロンゴ・ボルギーニはステージ7位でフィニッシュしています

チームメイトのシリン・ヴァン・アンロイ（トレック）は総合15位でヤングライダーを着用しています。

第8ステージ

ルアー〜ラ・スーパープランシュ・デ・ベル・フィーユ　123km（山岳）
フランスで最も象徴的な登りのひとつ、ラ・スーパープランシュ・デ・ベル・フィーユでの山頂フィニッシュ。

男子ツール第7ステージにも登場した最大勾配24%の厳しい山岳で、マイヨ・ジョーヌを賭けた最後の戦いが繰り広げられます。

見どころ

・最大勾配24%ってどうやって登るの？！
・ファン・フルーテンがこのまま初代女王の座を手にするのか？
・SDワークスのフォレリングとファン・デル・ブレッヘン監督、春のクラシックの再現でファン・フルーテンを追い詰める波状攻撃を仕掛けるか？

・若き才能も光るトレックチームは？
・地元フランス人の活躍は？
・昨日の登りで好調だったポガチャルのフィアンセ、ジガートは？

などなど、最大勾配24%のラ・スーパープランシュ・デ・ベル・フィーユで女子ライダーたちのどんな戦いが繰り広げられるのか。
第１回ツールファム、最後まで目が離せません！

結果

最終日もファン・フルーテン（モビスター）が勝利し初代マイヨ・ジョーヌを手にしました。ステージ2位のデミ・フォレリング（SDワークス）はファン・フルーテンとの力の差を見せつけられはしたものの総合2位と山岳賞を獲得。スプリント賞はステージ2勝のマリアンヌ・フォス（ユンボヴィスマ）、新人賞はシリン・ファン・アンロイ（トレック）

沿道の観客のみならず現地フランスのテレビでの注目度も高く、大成功の第1回大会となりました！

おまけ

最後まで読んでくださってありがとうございました。

引用
https://www.uci.org

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