デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記18:24 〜 27
24 モーセはしゅうとの言うことを聞き入れ、すべて言われたとおりにした。
25 モーセは、イスラエル全体の中から力のある人々を選び、千人の長、百人の長、五十人の長、十人の長として、民のかしらに任じた。
26 いつもは彼らが民をさばき、むずかしい事件はモーセのところに持って来たが、小さい事件は、みな彼ら自身でさばいた。
27 それから、モーセはしゅうとを見送った。彼は自分の国へ帰って行った。
《参考》
https://my.bible.com/ja/
助言の受容
*モーセの判断
「モーセはしゅうとの言うことを聞き入れ、すべて言われたとおりにした」
モーセは、千人の長、百人の長、五十人の長、十人の長を任命。
結果、組織的に役割の分担。
長となった者たちは、難しい事件はモーセのところに持って来たが、小さい事件は自分たちで裁いた。
▼リーダーのあるべき姿について学ぶ
(1)モーセは、熱心で勤勉だったので、フォロワーよりも多く働くという決意を持っていた。
(2)モーセは、謙遜で心が柔らかい資質があった。
民数記12:3 「さて、モーセという人は、地上のだれにもまさって非常に謙遜であった」
イテロは、モーセのしゅうとで年長者。神に関する知識は、モーセの方が上だが、モーセはイテロの助言を受容し、実行した。
(3)良きリーダーは、良きフォロワーでもあることを心に留めよう。
イテロは、安心してミデヤンの地に帰った。イテロは老年ため約束の地への旅には加わらなかったが、イテロの子孫たちは、イスラエルの民とともに約束の地に住むようになる。
・ケニ人の子孫
・レカブ家
・レカブ人の家
*リーダーの実行力
モーセには実行力があったが、真の実行力と暴走する力とは大いに異なる。聖書的リーダーシップとは、神の御心に沿って物事を実行する力のこと。
(1)イテロの助言を受け入れたモーセが、実行に移すまでにかなりの時間の経過がある。
申命記1:9 〜 18 で、モーセはイテロの案を採用したが、タイミングは、モーセの律法が与えられて以降。
「私ひとりで、どうして、あなたがたのもめごとと重荷と争いを背負いきれよう。あなたがたは、部族ごとに、知恵があり、悟りがあり、経験のある人々を出しなさい。彼らを、あなたがたのかしらとして立てよう」(申1:12 〜 13)
(2)この時間の経過があるのは、モーセが神に祈っていたから。
(3)モーセは民の同意を得てから、実行した。
★教訓を学ぼう
何事に関しても、実行する前に熟慮してから行動しよう。
①神の御心を確認しよう。
②状況が整っているか。
③関係者たちの同意を得たよう。
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