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出エジプト記9:1 〜 7★2022/03/10掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記9:1 〜 7
1 【主】はモーセに仰せられた。「パロのところに行って、彼に言え。ヘブル人の神、【主】はこう仰せられます。『わたしの民を行かせて、彼らをわたしに仕えさせよ。
2 もしあなたが、行かせることを拒み、なおも彼らをとどめておくなら、
3 見よ、【主】の手は、野にいるあなたの家畜、馬、ろば、らくだ、牛、羊の上に下り、非常に激しい疫病が起こる。
4 しかし【主】は、イスラエルの家畜とエジプトの家畜とを区別する。それでイスラエル人の家畜は一頭も死なない。』」
5 また、【主】は時を定めて、仰せられた。「あす、【主】はこの国でこのことを行う。」
6 【主】は翌日このことをされたので、エジプトの家畜はことごとく死に、イスラエル人の家畜は一頭も死ななかった。
7 パロは使いをやった。すると、イスラエル人の家畜は一頭も死んでいなかった。それでも、パロの心は強情で、民を行かせなかった。
《参考》
第5の災い
*警告(1 〜5 節)
第5の災いは、第2番目のセットの2番目の災い。
(1)各セットの最初の2つは、災いの前に警告があり、ここでも警告があった。
(2)各セットの2番目は、モーセがパロの前に立つが、ここでも時間は不明。
(3)第5の災いは、野にいる家畜に下る激しい疫病。
小屋の中にいる家畜は助かるが、それ以外の家畜は、第6の災い、腫物で苦しむ。
(4)エジプトでは、馬・牛・雄羊などは神性な動物と見なされ、礼拝の対象になった。
(5)「しかし【主】は、イスラエルの家畜とエジプトの家畜とを区別する。それでイスラエル人の家畜は一頭も死なない」
ここでもイスラエルの民とエジプト人の区別された結果、イスラエル人の家畜は1頭も死ななかった。
(6)「あす、【主】はこの国でこのことを行う」
時間が指定された理由は、疫病の災いが【主】のわざであることを明確に示すため。
*実行(6 節)
(1)第2番目のセットでは、動作の主体は神の手。
(2)災いの範囲は、野にいるエジプト人の家畜のみで、イスラエル人の家畜は守られた。
(3)第5の災いによって、裁かれた偶像は3つ。
① Apis Bull【エイピス・ブル】(初子の聖牛。Ptah【プター】の生まれ変わり。野で飼われていた)
② Mnevis【ムネヴィス】(聖牛。太陽神Ra【ラー】の象徴)
③ Knom【ノム】(雄羊の頭を持った神。創造神)
エジプト人たちが聖なる動物として礼拝していた偶像は、家畜を疫病から救うことができなかった。
*結果(7 節)
パロは、イスラエル人の家畜がどうなったか調査。
「パロは使いをやった。すると、イスラエル人の家畜は一頭も死んでいなかった。それでも、パロの心は強情で、民を行かせなかった」
【主】の力の現実を見せつけられても、パロの心は強情なまま。
第5の災いから学ぶ教訓は、信じる者の上に【主】の守りの御手がある。
マタイ10:29
「二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません」
★神の許しなしには、私たちの上に何も起こらない。
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