出エジプト記3：11 ～ 12★2022/02/04掲載分
デボーションガイド＊ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記3：11 ～ 12
11 モーセは神に申し上げた。「私はいったい何者なのでしょう。パロのもとに行ってイスラエル人をエジプトから連れ出さなければならないとは。」
12 神は仰せられた。「わたしはあなたとともにいる。これがあなたのためのしるしである。わたしがあなたを遣わすのだ。あなたが民をエジプトから導き出すとき、あなたがたは、この山で、神に仕えなければならない。」
《参考》
モーセの言い訳（その1）
＊神の歴史への介入
神は、燃える柴の中からモーセに語りかけた。
神の計画は、イスラエルの民をエジプトから解放し、約束の地に導くこと。
出エジプト3：8 で「下って来た」とある。
出エジプト記3：8 パロはモーセとアロンを召して言った、「かえるをわたしと、わたしの民から取り去るように主に願ってください。そのときわたしはこの民を去らせて、主に犠牲をささげさせるでしょう」。
これは、神が歴史に介入したことを示す。
聖書の神は、歴史に介入されるお方。（ヨハ1：14 は、神の御子が有限な時間の中に入って来られたことを教えている）
ヨハネによる福音書1：14 そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。
モーセは神からの召命を受けたが、４つの言い訳し、神の任命を断ろうとする。
▼言い訳（その1）：自分には資格がない
「私はいったい何者なのでしょう。パロのもとに行ってイスラエル人をエジプトから連れ出さなければならないとは」
（1）今は、無名の羊飼い。
（2）パロは最高の権威力と軍事力がある。
（3）杖１つしかない私にはできない。
（4）自分の名はパロに知られていたが、それから40年も経っている。
（5）イスラエル人は、40年前に自分を拒否された。
（6）イスラエル人は数が多く、奴隷で武器を持ってない上に頑固。
▼神の回答
「わたしはあなたとともにいる。これがあなたのためのしるしである。･･･あなたがたは、この山で、神に仕えなければならない」
（1）神がともにいるので、資格があるかどうかは問題ない。
（2）「これがあなたのためのしるしである」とは「神がともにいる」という「しるし」ではない。
ここでの「しるし」は、「歴史的しるし」
①実現してから分かる「しるし」
②後から振り返って、神が介入されたことが分かる「しるし」
③シナイ山は、エジプトからカナンの地に向かう途上にあるのではない。
イスラエルの民はシナイ山で神を礼拝するようになる。これが「歴史的しるし」（イザ7：14 の預言も、歴史的しるし）
イザヤ書7：14 それゆえ、主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。
目の前で起こる癒しや不思議だけが「しるし」なのではなく、神の存在を証明する最大の「しるし」は、歴史。
★イスラエルの歴史の中に神の存在の証明がある。
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