出エジプト記4:18 ~ 20★2022/02/09掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記4:18 ~ 20
18 それで、モーセはしゅうとのイテロのもとに帰り、彼に言った。「どうか私をエジプトにいる親類のもとに帰らせ、彼らがまだ生きながらえているかどうか見させてください。」イテロはモーセに「安心して行きなさい」と答えた。
19 【 主】はミデヤンでモーセに仰せられた。「エジプトに帰って行け。あなたのいのちを求めていた者は、みな死んだ。」
20 そこで、モーセは妻や息子たちを連れ、彼らをろばに乗せてエジプトの地へ帰った。モーセは手に神の杖を持っていた。
《参考》
モーセの決意
*イテロの許可を得るモーセ
モーセは、説得されエジプトに向かう決心をする。
モーセには、杖が与えられ、代弁者としてアロンも備えられた。出発の前に、モーセはしゅうとイテロの許可を得ようとした。
「どうか私をエジプトにいる親類のもとに帰らせ、彼らがまだ生きながらえているかどうか見させてください」
(1)ヤコブの場合は、黙って伯父ラバンのもとを去り、財産以外に、妻たちと子どもたちを連れて逃げ去った。
(2)モーセは、しゅうとイテロと良い関係にあったようだ。モーセは、無断で妻チッポラと2人の息子たちを連れ出すことはしなかった。
(3)モーセの言葉から、エジプトのイスラエル人たちと連絡を取っていなかったことが分かる。
(4)モーセはイテロに対し、【主】の計画の全貌を語ってはいない。燃える柴の事も、自分の使命の事も語っていない。これは、モーセの知恵。
神の幻は、言葉で説明しても、簡単に理解できるものではない。
(5)イテロはモーセに「安心して行きなさい」と答え、旅の安全とモーセの繁栄を願った。
*次のステップ
「【主】はミデヤンでモーセに仰せられた。『エジプトに帰って行け。あなたのいのちを求めていた者は、みな死んだ』」。
(1)このことばは「今が時だから、すぐにエジプトに行け」という意味。
パロも、パロの高官たちも、モーセが殺害したエジプト人の友人たちも、みな死んだ。モーセの心から恐れを取り除くための励ましのことば。
(2)モーセは、妻チッポラと2人の息子(ゲルショムとエリエゼル)をろばに乗せ、エジプトの地に向かった。ろばは、高貴な人の乗り物。
(3)「モーセは手に神の杖を持っていた」
この杖は、羊飼いの杖が「神の杖」に変化したもので、モーセは、この杖で数々のしるしを行う。この杖で、エジプトの地を10の災害で打ち、紅海の水を分け、荒野に水をわき出させる。
★私たちにとっての「神の杖」とは何か。
それは「キリストの福音」で「神のことば」で聖書である。
信仰を持った瞬間から、聖書は単なる本から「神の本」に変わる。
何も持っていないように見えても、私たちはすべてを持っている。
自分の手に与えられたものを正しく評価しよう。
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