出エジプト記20:1 〜 17★2022/05/17掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記20:1 〜 17
1 それから神はこれらのことばを、ことごとく告げて仰せられた。
2 「わたしは、あなたをエジプトの国、奴隷の家から連れ出した、あなたの神、【主】である。
3 あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。
4 あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。
5 それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなたの神、【主】であるわたしは、ねたむ神、わたしを憎む者には、父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、
6 わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。
7 あなたは、あなたの神、【主】の御名を、みだりに唱えてはならない。【主】は、御名をみだりに唱える者を、罰せずにはおかない。
8 安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。
9 六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。
10 しかし七日目は、あなたの神、【主】の安息である。あなたはどんな仕事もしてはならない。──あなたも、あなたの息子、娘、それにあなたの男奴隷や女奴隷、家畜、また、あなたの町囲みの中にいる在留異国人も──
11 それは【主】が六日のうちに、天と地と海、またそれらの中にいるすべてのものを造り、七日目に休まれたからである。それゆえ、【主】は安息日を祝福し、これを聖なるものと宣言された。
12 あなたの父と母を敬え。あなたの神、【主】が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。
13 殺してはならない。
14 姦淫してはならない。
15 盗んではならない。
16 あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。
17 あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。」
《参考》
モーセの律法(第4の側面)
*第4の側面
モーセの律法の7つの側面について学ぶ。
(モーセの律法を体系的に理解するための学び)
モーセの律法の第4の側面は、「人の罪を示す」役割を持っている。
パウロは、ユダヤ人の中で最も律法に熱心な人だった。
「なぜなら、律法を行うことによっては、だれひとり神の前に義と認められないからです。律法によっては、かえって罪の意識が生じるのです」(ロマ3:20)
(1)パウロ自身の体験で、律法による義を熱心に追及したが、かえって罪の意識が生じることを発見し、愕然した。
(2)人類の歴史上、律法を行うことで義とされた人は1人もいない。
律法の義を追求しても、罪の意識が生じるだけ。
*適用
律法による義が不可能であることを知ったパウロは、別の方法で義とされることを体験。
「人が義と認められるのは、律法の行いによるのではなく、信仰によるというのが、私たちの考えです」(ロマ3:28)
(1)律法自体が、悪いのではなく、むしろ良いもので、人の内側に宿る「罪の性質」が問題。
(2)人が義と認められるのは、信仰による。
この原則は、アブラハムの時代からそうだった。
「彼は【主】を信じた。主はそれを彼の義と認められた」(創15:6)
信仰義認の原則は、旧新約聖書を通して一貫して教えられている。
(3)信仰義認の教えは、人間の側の誇りを取り去る。
自分が救われたことを感謝し、誇れることではない。
パウロは、信徒たちにこう教えている。
「それでは、私たちの誇りはどこにあるのでしょうか。それはすでに取り除かれました。どういう原理によってでしょうか。行いの原理によってでしょうか。そうではなく、信仰の原理によってです」(ロマ3:27)
★新約時代に生きる私たちには、聖霊の内住が与えられている。
聖霊が、私たちの心に「キリストの律法」を書き記し、実行できるようにしてくださる。
聖霊の助けを受けキリストの律法(愛の律法)を実践しよう。
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