出エジプト記4：1 ～ 9★2022/02/06掲載分
デボーションガイド＊ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記4：1 ～ 9
1 モーセは答えて申し上げた。「ですが、彼らは私を信ぜず、また私の声に耳を傾けないでしょう。『【主】はあなたに現れなかった』と言うでしょうから。」
2 【 主】は彼に仰せられた。「あなたの手にあるそれは何か。」彼は答えた。「杖です。」
3 すると仰せられた。「それを地に投げよ。」彼がそれを地に投げると、杖は蛇になった。モーセはそれから身を引いた。
4 【主】はまた、モーセに仰せられた。「手を伸のばして、その尾をつかめ。」彼が手を伸ばしてそれを握ったとき、それは手の中で杖になった。
5 「 これは、彼らの父祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神、【主】があなたに現れたことを、彼らが信じるためである。」
6 【 主】はなおまた、彼に仰せられた。「手をふところに入れよ。」彼は手をふところに入れた。そして、出した。なんと、彼の手はツァラアトに冒おかされ、雪のようになっていた。
7 また、主は仰せられた。「あなたの手をもう一度ふところに入れよ。」そこで彼はもう一度手をふところに入れた。そして、ふところから出した。なんと、それは再び彼の肉のようになっていた。
8 「 たとい彼らがあなたを信ぜず、また初めのしるしの声に聞き従わなくても、後のしるしの声は信じるであろう。
9 もしも彼らがこの二つのしるしをも信ぜず、あなたの声にも聞き従わないなら、ナイルから水を汲んで、それをかわいた土に注がなければならない。あなたがナイルから汲んだその水は、かわいた土の上で血となる。」
《参考》
モーセの言い訳（その3）
＊自分には力がない
神はモーセをエジプトに派遣しようとしたが、モーセは言い訳を並べ神の任命を断ろうとする。
▼３つ目の言い訳
自分には力がない。
「ですが、彼らは私を信ぜず、また私の声に耳を傾けないでしょう。『【主】はあなたに現れなかった』と言うでしょうから」
なぜモーセは、ここまで否定的な言葉を口にするのか。
（1）モーセは、40 年前の失敗（解放者を自認していた時の記憶）に縛られている。
過去の失敗に支配されていると、新しい発想や取り組みが出来なくなる。
（2）モーセが経験していた束縛は、神のことばを否定してしまうほど強かった。
神は「彼らはあなたの声に聞き従おう」と約束したのに、モーセは疑った。
（3）モーセが感じていた心配は、自分は「しるし（燃える柴）」を見たが、イスラエルの民は見ていないから、信じないだろうと考えた。
＊神の回答
神は、モーセの３番目の言い訳に対しても、回答されなかった。
聖書信仰の確かさは、無数の歴史的証拠によって証明されている。聖書信仰は、「理性的理解」と「単純な信仰」のバランスの上に成り立つ。
▼神は、理性的理解が可能な「３つのしるし」をモーセに与える。
しるしを与える目的は３つ。
①モーセの信仰を強めるため
②モーセが神から遣わされたことをイスラエル人たちに示すため
③イスラエルの神がエジプトの神々よりも強力だとパロに示すため。
この３つのしるしは「文化的なしるし」と呼ばれ、当時の人々に理解出来る内容のしるし。
★私たちも「自分には力がないから出来ない」と何度言い訳してきたことか。
しかし神は、私たちとともにおられる。
出来ない理由を考えるのではなく、出来ることを考える。
否定的人生観を脱却、神に信頼して歩む人生を送ろう。
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