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創世記13:5 ~ 9★2021.1.11掲載分



デボーションガイド*ハーベストタイムより






【御言葉】創世記13:5 ~ 9


5 アブラムといっしょに行ったロトもまた、羊の群れや牛の群れ、天幕を所有していた。

6 その地は彼らがいっしょに住むのに十分ではなかった。彼らの持ち物が多すぎたので、彼らがいっしょに住むことができなかったのである。

7 そのうえ、アブラムの家畜の牧者たちとロトの家畜の牧者たちとの間に、争いが起こった。またそのころ、その地にはカナン人とペリジ人が住んでいた。

8 そこで、アブラムはロトに言った。「どうか私とあなたとの間、また私の牧者たちとあなたの牧者たちとの間に、争いがないようにしてくれ。私たちは、親類同士なのだから。

9 全地はあなたの前にあるではないか。私から別れてくれないか。もしあなたが左に行けば、私は右に行こう。もしあなたが右に行けば、私は左に行こう。」




《参考》





紛争の勃発

*紛争の原因


「アブラムといっしょに行ったロトもまた、羊の群れや牛の群れ、天幕を所有していた。」(5 節)

アブラムと一緒にエジプトへ下ったロトも裕福になった。ロトも羊の群れや牛の群れ・天幕を所有していた。

「天幕を所有していた」とは、ロトが大勢の奴隷を所有していたという意味。アブラムとの関係のゆえ、甥ロトも神に祝福され物質的にも豊かになった。これもアブラハム契約の条項の1 つ。

アブラムとロトは、裕福になりエジプトを出た。多くの富を得ることは、必ずしも幸いとは言えず不幸をもたらすこともある。



(1)アブラムとロトは平和的な関係を維持していたが、互いの牧者同士の間に争いが起こり、互いの牧者たちが主人の利益を守るために争った。


(2)紛争の直接的原因は、家畜を飼うのに土地が狭すぎた。カナンの地には多くの都市国家が存在していたので、アブラムとロトが遊牧のために移動できる地域は限定されていた。


(3)その地には、カナン人とペリジ人が住んでいた。カナン人は、この地に住む人の総称で、ペリジ人は、カナン人の中の1 つの民族。



*ロトの選び


「そこで、アブラムはロトに言った。『どうか私とあなたとの間、また私の牧者たちとあなたの牧者たちとの間に、争いがないようにしてくれ。私たちは、親類同士なのだから。』」(8 節)


(1)アブラムの信仰は、エジプトでの失敗を通して成長した。アブラムは多くの富を所有したが、富には所有されなかった。

どの地を選ぶかの選択権はアブラムにあったが、その権利を甥のロトに譲った。

アブラムはロトに「全地はあなたの前にあるではないか」と問い、「私から分かれてくれないか。もしあなたが左に行けば、私は右に行こう。もしあなたが右に行けば、私は左に行こう」(9 節)と提案した。

アブラムは、信仰により物質の束縛からは解放されていた。


(2)ロトはそうではなかった。ロトも多くの富を所有したが、富もロトを所有していた。ロトは、一番良い地を選び、ロトの行動によって富に所有されていたことが明らかになる。


神から富を委ねられる人は、『富をどのように用いるか』しっかり考える必要がある。富に支配されるのではなく、富を支配し、用いて神の栄光を現す人になるろう。神と富の両方に仕えることは不可能。





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