創世記32:7~21★2021/04/25掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】創世記32:7~21
7 そこでヤコブは非常に恐れ、心配した。それで彼はいっしょにいる人々や、羊や牛やらくだを二つの宿営に分けて、
8 「 たといエサウが来て、一つの宿営を打っても、残りの一つの宿営はのがれられよう」と言った。
9 そうしてヤコブは言った。「私の父アブラハムの神、私の父イサクの神よ。かつて私に『あなたの生まれ故郷に帰れ。わたしはあなたをしあわせにする』と仰せられた【主】よ。
10 私はあなたがしもべに賜たまわったすべての恵みとまことを受けるに足りない者です。私は自分の杖つえ一本だけを持って、このヨルダンを渡りましたが、今は、二つの宿営を持つようになったのです。
11 どうか私の兄、エサウの手から私を救い出してください。彼が来て、私をはじめ母や子どもたちまでも打ちはしないかと、私は彼を恐れているのです。
12 あなたはかつて『わたしは必ずあなたをしあわせにし、あなたの子孫を多くて数えきれない海の砂のようにする』と仰せられました。」
13 その夜をそこで過ごしてから、彼は手もとの物から兄エサウへの贈り物を選んだ。
14 すなわち雌やぎ二百頭、雄やぎ二十頭、雌羊二百頭、雄羊二十頭、
15 乳らくだ三十頭とその子、雌牛四十頭、雄牛十頭、雌ろば二十頭、雄ろば十頭。
16 彼は、一群れずつをそれぞれしもべたちの手に渡し、しもべたちに言った。「私の先に進め。群れと群れとの間には距離をおけ。」
17 また先頭の者には次のように命じた。「もし私の兄エサウがあなたに会い、『あなたはだれのものか。どこへ行くのか。あなたの前のこれらのものはだれのものか』と言って尋ねたら、
18 『 あなたのしもべヤコブのものです。私のご主人エサウに贈る贈り物です。彼もまた、私たちのうしろにおります』と答えなければならない。」
19 彼は第二の者にも、第三の者にも、また群れ群れについて行くすべての者にも命じて言った。「あなたがたがエサウに出会ったときには、これと同じことを告げ、
20 そしてまた、『あなたのしもべヤコブは、私たちのうしろにおります』と言え。」ヤコブは、私より先に行く贈り物によって彼をなだめ、そうして後、彼の顔を見よう。もしや、彼は私を快く受け入れてくれるかもわからない、と思ったからである。
21 それで贈り物は彼より先を通って行き、彼は宿営地でその夜を過ごした。
《参考》
エサウに会う準備
*ヤコブの準備
エサウが400 人を引き連れてやって来る報告を聞いたヤコブは、兄エサウが復讐に来るのではないかと恐れた。そこでヤコブは講じ、自分の持ち物を2 つの宿営に分けた。一つが打たれても、もう一つは助かるだろうとヤコブらしい対応した。
次にヤコブは、祈りによる準備をした。
(1)「私の父アブラハムの神、私の父イサクの神よ」と呼びかけた。これは、アブラハム契約を意識しての祈り。
(2)ヤコブは、自分が故郷に帰る理由は、神が命じたからと訴えた。神の命令に従っているから、守っていただきたいということ。
(3)過去に与えられた恵みを思い起こし、取るに足りない自分が裕福な者とされたことを感謝した。謙遜な祈り。
(4)ヤコブは、兄エサウの手から救い出されることを願った。
「わたしは必ずあなたをしあわせにし、あなたの子孫を多くて数えきれない海の砂のようにする」と約束を持ち出し、成就を神に迫った。この約束のことばは、ヤコブがベテルで聞いたもの。(創28:13 ~15)
創世記28:13-15 13.そして主は彼のそばに立って言われた、「わたしはあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。あなたが伏している地を、あなたと子孫とに与えよう。 14.あなたの子孫は地のちりのように多くなって、西、東、北、南にひろがり、地の諸族はあなたと子孫とによって祝福をうけるであろう。 15.わたしはあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにもあなたを守り、あなたをこの地に連れ帰るであろう。わたしは決してあなたを捨てず、あなたに語った事を行うであろう」。
*贈り物
(1)翌朝ヤコブは、兄エサウへの贈り物を選んだ。
・ 雌やぎ200 頭
・ 雄やぎ20 頭
・ 雌羊200 頭
・ 雄羊20 頭
・ 乳らくだ30 頭とその子(30 頭)
・ 雌牛40 頭
・ 雄牛10 頭
・ 雌ろば20 頭
・ 雄ろば10 頭
贈り物の総数は、580 頭。
ヤコブは裕福になっていたので、この捧げものは財産の一部。
(2)家畜を群れごとに前進させ、長く続く贈り物にして、兄エサウを感動させる作戦。
「ヤコブは、私より先に行く贈り物によって彼をなだめ、そうして後、彼の顔を見よう。もしや、彼は私を快こころよく受け入れてくれるかもわからない、と思ったからである。」
これほどの準備をしても、ヤコブの不安が無くなることはなかった。なだめの供え物で和解を達成しようとするのは、人間的な考えの方法で、過ちを犯しやすい者。
人間的な方法を神との関係に持ち込むと「わざによる救い」を教える宗教になる。
聖書は「信仰と恵みによる救い」を教え、神との和解は、神からのプレゼントで福音をそのまま受け取ることにより達成される。
★信仰がなければ、神を喜ばせることはできない。神の愛と赦しを信じる者は幸いです。
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