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ばる|専業読書家(人文学)
2020年2月22日 23:22
哲学者と漫画家がタッグを組んで描かれた哲学入門書。訳あって久々に本棚から引っ張り出した。本書は、主人公「まんまるくん」が「先生」に矢継ぎ早に質問をしていく中で、時間論、存在論、「<私>概念」あたりまでの哲学のベーシックな概念を中心で狭く深く掘っていくもの。哲学における基礎的な概念を抜群に分かりやすく学べるだけでなく、掛け合いのダイナミズムというか、対話の中で引っ張られながら思考が展開していく
2020年2月23日 19:59
花村太郎 (ちくま学芸文庫)至高の一言。一見すると凡百のビジネス書のようなタイトルで、しかも初版は40年前。最初は食指が伸びにくいが、いざページをめくりはじめてみると、骨太で重厚で、いわゆる知識産業にプロとして携わる人たちにとってもかなり読み応えのある一冊であることがわかる。序文より本書の素晴らしさを示すには、序文から2、3の言葉を引用すれば事足りる。知的トレーニングの第二の原則は、
2020年2月26日 00:25
ジュニア新書と塩歴史皆さんは、岩波ジュニア新書をご存知だろうか。岩波文庫や岩波新書などの、あの岩波書店が中高生向けに手掛ける新書シリーズなのだけど、ちょうど昨年が創刊40周年にあたるとのことで、『ホンキのキホン』というフェアやらブックガイド(これがまた素晴らしい!)やらをやっている。だいぶ大人になってから何気なく買った数冊がどれもすごく面白く、以降定期的にここの良書を漁っている。さて、