[OldCityBoy的「映画」考察] ガス灯(1944) ➡悪用注意な心理操作(洗脳)方法が分かる映画
よーやく70年代に入り、一気に進むかと思いきや、またそれより過去の映画を観てしまっているゴリゴリ理系です。
理由は、日本語教師ボランティアのポーランド人の生徒さんからおすすめされるからなのですが、海外の方がどの映画をどのように楽しんでいるかがどーしても知りたい。
で、おススメされたのが👇。
心理的な用語にまで発展した映画とのことで、感情的な解放と抑圧を繰り返す物語とは聞いてましたが、これを誰でも観れる状態なのはどうなんだろう…、と考えてしまった映画でした。
なぜなら、洗脳方法がとても克明に描かれていて、マネ(悪用)できてしまうから…。
ゴリゴリ理系的に、人間の心理と洗脳に関して感心があり、実は以前から調べておったのですが、下記が洗脳の方法になります。
・孤立させる(外界から遮断)
・感情の解放と抑圧を繰り返させる
要は自身に依存させる心理的手法なのですが、具体的に書くと、
自身に好意を抱かせ、その後、「あの人は悪い人だからしゃべっちゃだめ駄目だよ」、と言いくるめ、自身としかしゃべらないように仕向ける。
"うれしい・悲しい"の落差が大きくなるようして感情の抑揚を大きくさせ、薬物と同じような効果を引き出し、自身に依存させる。
外界との接触があれば、つまり、他の人のしゃべれる機会があれば、その状態が客観的におかしいと気づけるが、1.で遮断しているため、おかしいと気づけない。
になるのですが、これがほぼそのまま映像化されています。
悪用目的で洗脳を仕掛けてくる人は、このようなアプローチを取ってくるから気を付けるように!、という教材としては最高なのですが、見事なエンタメ映画に仕上がっているので、実在するリアルな怖さをスルーしてしまう人がほとんどでは…。(でも、気付く人は気付く…)
真夏のホラー映画としても楽しめるので、おススメです。
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