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[OldCityBoy的「映画」考察] 狼たちの午後(1975) ➡ゴッドファーザーのデコボココンビによる茶番狂言劇

ゴッドファーザーの次男フレド・三男マイケルによるデコボココンビをシリアスコメディにしてみよう~、な映画です。

で、この映画にて、アル・パチーノって、ゴッドファーザーのような緊張感MAXの濃厚映画でも主役を張れるが、こんな茶番狂言劇もできるんだ!、とびっくりします。いや~、アルパチーノには華があるますね~。

がが、相棒役のジョン・カザール(ゴッドファーザーでは次男のフレド)が黒子に徹し、アル・パチーノを引き立てていること忘れてはなりません。

ゴッドファーザーでもそうでしたが、フレドの駄目っぷりがマイケルの優秀さを際立たせ、また映画としてもよい"抜け感"を出していましたが、この映画も同じ構成で組み立てられています。

映画全体の構成としては、初めに貧富の差を交互に見せ、時代背景と犯罪を起こした背景を説明していますが、その後はその背景を裏切る茶番狂言劇(シリアスコメディ)が展開されます。

そして、映画自体に金がかかってる~。

というわけで、ゴッドファーザーも好きだけど、もうちょっと気軽なやつを見たい方におススメな映画です。


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