僕等はみんなさかなクンであるべきなんだってば
さかなクンの半生が映画化されるらしい。
しかも主演がのんさんらしい。
のんさんの監督・主演作『Ribbon』を見に行ってきたところでの、このニュース。いやーびっくりしちゃった。だって、のんさんが演じるさかなクンだよ!?誰が演じてもそうかもしれないけど、正直想像が全くつかない。でもおもしろそうだということだけは分かっている。
さかなクンって冷静に考えて超ハイスペックですよね。昔から思ってた水産大学の先生になるっていう夢を叶えてるし(東京海洋大学の客員准教授)、好きなことを極めまくった結果、こんなに有名になって、大きな影響を世の中に与えている。おまけにサックス吹けて、イケメンだしね。
さかなクンぐらい突き抜けたら、もはや変人じゃなくて天才。そう考えると、変人と天才ってのは紙一重なんだなーってめっちゃ思います。
最近すごく実感するんですけど、私たちって『他人に嫌われてはいけない』とか『避けられるような人間になってはいけない』って反射的に考えちゃうじゃないですか。あのシステム、マジで要らなくないですか?
なぜか人間って、他人から嫌われることを異常なまでに回避しようとする自動ブレーキが搭載されてるじゃないですか。ブレーキ外せば、その分他人よりも突き抜けて速く走れてカッコいいけど、やべーやつっていう烙印も押されちゃう可能性がある。僕も自動ブレーキ外したいけど、標準装備されてるからなかなかオプションにすることができない。結果、嫌われることを恐れてブレーキ踏んじゃうんですよね。
しかも厄介なのは、そのブレーキが搭載されてる理由がよくわかんないこと。車の自動ブレーキは踏み間違いによる事故を防ぐためにあるから超役に立つけど、人に嫌われたくない制御ブレーキって正直要らんよね。どんだけ嫌われようが、敬遠されようが、自分は自分でしかないんだから、お構いなしにノビノビ生きてればいいのに。ほんとしょうもないオプション機能つけやがってコノヤロー。
だから、誰にでも好かれてベタベタされて~っていう人生よりはよ?ちょっと遠巻きから「なんかすごい事やってるけど、でも話しかけづらいな~」っていう眼差しで見られる。それぐらいの方が生きやすいのかなぁ、なんて。そこまで辿り着けたら、自分の人生のステージももう一歩上に上がるような気がしています。
まあ、そんなに簡単じゃないけどね。
さかなクンがちょっとうらやましくなりました。
映画「さかなのこ」楽しみです。
おしまい。
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