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生きる

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ー破壊そして再生へー
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2020年3月の記事一覧

コロナだけが”特別”なんじゃない

どうにかなるんじゃね?どうにもならないのならそれはそれで別にいいし。 とりあえず、私たちは今を生きたいから、ほっといてくれる? 私たちはこの世界で何が起こっていたとしても、関係ない。この世界で今回の様にコロナが蔓延しなくても、私たちはいつだって、危機の中にいる。今だけが危機な訳じゃない。今だけが緊迫している訳じゃない。私たちの人生は今回に限らずいつだって緊迫して切羽詰まっってる。 だから、コロナだけが特別なんじゃない。もうすでに私たちは危機の中にいる。でも、これまで、そ

パラダイムシフト (幻想から目覚める時)Truth and lies

そろそろ私たちは本気で自分の人生を生きていかないといけない。 本気で自分の人生に向き合っていかなければいけない。何もかも自分でしっかりと考えて、生きて行かないといけない。 そろそろ私たちは主体的に行動していかなければいけない。 仲間外れにされるのを怖れて、自分の意見を言わずに、全体に合わせて生きる。そういった生き方はもうやめなくてはいけない。 他と意見を揃えて、自分を押し込める。そんな生き方をしていたら、これから生きてはいけない。しっかりとした自分の意思を持って、そし

アリはキリギリスの為に働き、キリギリスはアリの為に人生を謳歌する

今現代に生きる私たちは、アリとキリギリスという物語で表す事が出来る。 この物語に出てくるアリは、夏の間にたくさん働いて、冬の為に色々なものを蓄える。夏の間に色々なものを蓄えておかないと冬になって困る。だから、夏の間に色々なものをとにかくたくさん備蓄しておこうとアリはせっせと働く。 でも、そのせいで夏に必死になって働いたアリは、秋ごろになって、その夏の疲れでどっと疲れてしまい、皆死んでしまう。必死になって働き、これからやってくる冬の為に多くのものを備蓄したのに、そのものを消

石化した大人になる前に(私たちが欲しいのは生きているという強い実感)

何でもかんでも楽しきゃいい!!ってのはある意味とっても危険。 ただ楽しきゃいいでよく考える事もなく、その場のノリだけで物事に突っ込んでいく事ほど危険な事はない。でも、実際問題、今はこのノリというか、その時のテンションだけで危険な事の中に落ちていく人が少なくない。 楽しい事だけしていたい。自分のテンションが上がる事だけをしていたい。苦労はしたくない。楽して生きて行きたい。そう言う事を言う人が最近富に増えた気がする。 とにかく楽しくしていたい。楽しく、そしてキラキラと充実し

鈍化した言葉では自分を破れない

言語というものは、絶えず振動している。 細かくて微細なバイブレーションを持つものから、大きくて巨大なバイブレーションを持つものまでたくさんある。 細かい粒がものすごい速さで振動しているものから、大きな粒がゆっくりとしたスピードで振動しているものまで、それは多岐にわたる。 今私たちの使っている言語(言葉)というものは、エネルギー状態がとても低くて、その振動率もとても低い。イメージ的に言えば、重い球がものすごいゆっくりと動いているようなイメージ。 とても鈍くて、伝わりにく

暴力の連鎖 たったひとりのスケープゴート

母さんが怒った。そして長女に暴言を吐いた。 そしたら、その母親から受けたネガティブなエネルギーを解消しようと、今度はその長女が弟の頭を叩いた。 母親という上層から流れ出てきたものは、長女の元に流れ込み、その長女の元に流れ込んだものは、一番下の弟の元に流れていった。 姉を通して弟に流れ込んできた母の怒りのエネルギーは、弟の心の中で激しく暴れ回る。幼い弟はそれをどう自分の中から逃がしたらいいのかがわからない。 母や、姉の様に何かにぶつけて発散すればいいのだが、それがまだ幼

言語を使ったバトルロイヤル

知識が豊富な人間というのは、早口で話し、相手に入る隙を与えない。 自分の話で相手を圧倒してその相手を知識を持って黙らせる。 智慧のある人間というのは、ゆっくりと、穏やかに話し、相手が会話に入る隙を与える。そして相手をリラックスさせ、その口を開かせる。 前者は自分の持っている世界に参加させない。絶対に自分の持っているテリトリーに他者を入れようとしない。それに比べると、後者は全くの逆。 後者は、自分の持っている世界の中に相手をどんどんと引きずり込んでいく。参加させ、いつの

生きるとは (死という名のプレデター)

私たちはこの世界に完璧な状態でうまれてくる。そして、その生は不完全性に向かって進んでいく。 生まれたその瞬間から、私たちは死に向かって日々歩かされているという事になる。 この世界に生まれてこなければ、私たちが死というものを意識する事はなかった。でも、私たちはこの世界に生まれてきた。この世界に生まれ、私たちは日々この死というものと共に生きている。 死。それはいつも、私たちと隣合わせにある。死というものを意識しない日などない。いつでも、死は私たちと共にある。 死というもの

保身の為に自身に引き込んだエネルギーは神に返さなくてはいけない

神とは人間に還元する事が出来る。人間とは色に還元する事が出来る。そしてその色とは、イメージに還元する事が出来る。そしてそのイメージは色々な言語に還元する事が出来る。 この言語は更に、高いレベルの言語から、低い言語まである。 最も低俗な言語の状態から、最も高度な言語レベルまで、その言語の意味を引き上げる。言語にまとわりついている偽りをはがし、その言語の本質を蘇らせる。その最も高度に引き上げられたその言語を、今度は逆に神に向かって還元していく。 つまり、最も高度化し、洗練さ

覚醒、そして再誕

1つのものに、意識を集中し続ける。そのものは、なんでもいい。物でもいいし、言葉でもいい。そのものに意識を集中する。 そうすると、そのものの中から、新たな認識が生まれてくる。 何かに集中するという事は、そのものに命と尊厳を認めるという事になる。 そのものに、意識をフォーカスし続ければ、そのものはおのずと自らの力を持って自律的に動き出す。 意識を集中させるという事は、そのものに生命を与えるという行為に等しい。 紙の上で光を一点に集めると、そこから火という新たなものが生ま

人間としての誇りと尊厳をその胸に

自分たちが見ようとしないで目を背けてきたその全てが今、私たちの眼前につきつけられている。 私たちはこれまで向き合おうとしてこなかったその全てとこれから向き合わなくてはいけなくなる。 これまでなんだかんだで逃げてきたその全てから、もはやこれからは逃げられない。何をどういった所で、何をどうした所で、私たちはその全てを全部自分の責任としてその眼前にたたきつけられる。 誰も責める事は出来ない。何もかも全て自分の責任で行わなければいけない。 これまでは、これといって何かを深くま

苦しみへの憧憬

私たちは知らず知らずの内に自分を苦しめて、そこから快感を得ている。 自分を苦しめる事で、自分の中から一種の快楽を得ている。 自分の事を苦しめたくない。追い込みたくないとそう言いながら、日常ではそんな自分を苦しめ、追い込んでいる。そうやって、自分の中に快楽を作り出している。 自分を苦しめる事。自分を極限まで追い込む事、そうする事で、自分の中に一種の快楽が生まれる。どこまでも、自分をいじめ尽くす事で、私たちはそこに一種の心地よさを覚える。 人間というのは不思議なもので、不