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ハンドメイドを始めて、出来るようになったこと。

実はハンドメイドアクセサリーをたまに製作したりする。レジンアクセサリーが大半で、極々たまにワイヤーやビーズを使ったものも作る。私が作るハンドメイドアクセサリーのお話はまた今度。

アクセサリー作りと言ってもヘアアクセサリー、ネックレス、指輪など様々だ。道具もボンドを使ったり、丸カンで繋いだりレジンだけで留めたりと様々。ひとえに道具はあるものの「使い方次第で如何様にでもなる」と言うのがハンドメイド製作の強みだろう。

何より「レジンアクセサリー」と言う、不器用な私でも製作出来るハンドメイドジャンルが存在していたことが、私にとって大きな進歩だった。

『壊れたものを自分で直す』努力

ネックレスを自作するようになると、自然と丸カンとヤットコの使い方を覚える。接着剤替わりにレジンを代用することもある。コットンパールをつなぎ合わせて栞飾りを作ったこともあった。そうすると、いつしか手近の「壊れてしまったもの」を再び見つけたときに思うのだ。「これ、パーツを繋ぎ合わせればまた使えるんじゃないか?」と。

一番最初に直したのはお気に入りのキーチャームだった。ディズニーリゾートで販売していたヴィランズのシューズ型デザインのもの。ある日、引っ掛けて繋ぎの部分を壊してしまった。その後、試行錯誤の末に丸カンではなくニコイルと言うパーツを使って繋ぎ合わせ、復旧と補強に成功したのである。

最近もまたひとつ買ってきたばかりの既製品のアクセサリーが壊れると言うことがあった。正直、全くチャレンジしたことのないジャンルのアクセサリーだっただけに呆然としていたのだが、これも直そう、とすぐ決意した。

何が良いかって、ハンドメイドは「既製品」の枠に囚われないことだと思う。そのアクセサリーを私は全く違う姿に変えてしまった。既製品であったときの雰囲気を残したまま、より私の好みの姿へ変身させたのだ。

正直、ハンドメイドジャンルに足を突っ込む前までは、簡単に壊れてしまうものに対して「お金を出して買ったのにこんなあっさり壊れるなんて」と悪態をつくだけだった。気に入っていたものでも、直せず泣く泣く廃棄することになったりもした。

しかし、自分で出来ることが増えると、壊れたものを見てまず「どうすれば直せるか」を考えるようになる。例え安かろうが、それは一度自分が気に入ったと言う感情の元に私の手元へやってきたのだ。こんな簡単に終わらせてはいけない、と言う気持ちになる。

気付けば直したアイテム数知れず。割れ物は流石に直せないが、布類・アクセサリー・キーチャームくらいなら創意工夫でなんとかリカバリ出来るようになってきた。

技術はいくつになっても身に付けられる。私は完全に独学だし、多分間違った扱いをしているところも多少あるだろう。それでも今の私にとって役に立つ技術になっていることは違いない。

ハンドメイドと言うと、昨今「売ることを目的」として始める人が多いそうだが、私は一切販売はしていない。私のために作ると言うことを目的に始めたからだ。これからも売るつもりは無い。だから敢えて言おう。
「技術は商売の為だけにあるんじゃない、棄てる物を減らせるという得をするためにあるのだ」と。

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