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組写真、間にあるモノ、埋めるモノ

全然関係のないオッチャンの写真を二枚並べる。

ああ、しまった、カラーとモノクロを並べてしまった。まぁ…良いか。

ちゃんと時間をかけて想像しながら観てくれる人に対して組写真でこの二枚を出したら、たぶんこの二枚の間にあるモノを想像してくれるだろう。

作者がアタマの中に浮かばせたいストーリーでは同一人物かも知れない。あるいは、友人か、まったくの他人か。家族や兄弟かも知れない。生き別れた兄弟が再会出来なかったのかも知れない。

映画やドラマがスマホサイズや倍速で観られてしまう世の中、当然こんなnoteも斜め読み。大半の人は、大御所や有名写真家でもない人間が撮った写真に対してそんなに時間や想像力は使ってくれない。

「公園で優雅に絵画を描いていたオッチャンが色々と訳あった結果、道端で飯を食うハメになったって状況を表現したいんですよ。家庭の複雑な事情とか、ほら、アレとかコレとか、、、」という思いが作者にあっても、悲しいかな、こんな世の中ではそこまで読み解いてはくれない。

ならば写真の間にちょっとしたヒントを入れてあげよう。道路の片隅に置いてあったスーツケースの写真を入れてみる。

「色々あった部分」をちょっとだけでも補完することで、ちょっとした物語が生まれた、、、気がする(笑)。

でも、最初はその、「気がする」で良いと思うんですよね。まずはアタマと手を使って写真を動かしてみる。

人物の物語を簡単に繋げるのであれば選挙のポスターは「社会に何かがあってこうなった」と思わせる安易なアイテムではあるが、とりあえずやってみる。

プログラミングもそうだったし、撮影やレタッチもそうなんだけど、とりあえず、まずはやってみる、まずは手を動かしてみる。

「何を理解していないか」を理解する。
「やれないこと」を学ぶ。

アタマの中だけではなかなか完結しない。

「時間経過」を明確にする矢印や階段もまた安易なアイテムではあるが、やってみる。

ん~~~。上向きの矢印だからちょっと意味合いが変わって来るかな。まだ矢印のねじれのある↓の方が良いのかも。


階段パターン。「下り」というストレートすぎるワードが良くも悪くも作用してしまう。分かりやすくて好きですけどね。


特に意味のない写真を置いてみるとどうだろうか?意図を読み取ろうとしてくれる人は頑張ってくれるだろうが、スマン、「27」に特に意味はない。


人間を見透かしていそうな猫に「視点」や「視線」を委ねてしまう。コレも安易な並びではあるが、一度は通っておいた方が良い道だと思う。


僕は三コマはニガテで、四コマは相当ニガテ。まぁつまり組写真がニガテ。三コマと四コマでも大きく違う。僕の感覚ではフォトブックもそうだけど、最初にスタートとオチを決めといて、オチから逆算して考えて行くのがまだ比較的ラクかなぁ。

四枚組写真は基本的に左上からスタートして右下がラストのZの流れで観て行きます。

んんん~~~。
宮田くん、組写真もそうだけど、
写真自体ももっと頑張りましょう!

映画も観ましょう。小説も読みましょう!

「間」を的確に埋めるためには
インプットも重要です。

スマホサイズや倍速で観てるようでは
ちょっと見落としちゃうかもねぇ。

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