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努力は必ず報われる、とも限らない

とある水泳選手も語っていたが、「努力は必ず報われる」

僕はこの言葉があんまり好きではなくて、、、もちろん、そう信じて努力するのは大事。だけど、現実問題、すべてが報われるとも限らない。

というか、報われない努力が多い、というか、ほとんどが報われない努力に終わる、というか。。。

「それは努力が足りないから」と言われたらそれまでだけど、まぁそもそもの「スタート地点」ってのもある。

一人では生きて行けないので周囲の影響も多分にあったりして、さすがに努力でどうにもならない部分ってのもある。

たとえば僕のバックにあの巨大企業がつく訳がない、とかね笑

僕は小学校卒業前にすでに近視が進んでいたので、裸眼の視力が前提の職業は早々に諦めた。分かりやすいとこでいうとボクサーとかね。僕のちょっと上の世代に、函館有斗高校で高校ボクシング三冠、プロ転向しWBAのライトフライ級世界王者になった山口圭司がいる。

長身でスピードのある良いアウトボクサーだったんだけど、、、ボクシング史上にも残るであろう超変則ボクサーの”悪魔王子”ナジーム・ハメドに強烈な憧れを持ってしまい、本来のスタイルを崩してしまったように記憶している(現在、大阪にてHamedの名を冠したカフェバーのマスターをしているくらい笑)

一応、ハメドの動画載せときます。

両手をぶら~んとさせてロクにディフェンスもせずに上半身の動きで相手のパンチをかわしながら、その体勢からどうやって打つのよ?というパンチでKOしちゃう、凡人には理解できないけどネコ属の狩り的なスタイルは「マンガのような」と形容され、ボクシング漫画の『はじめの一歩』では、ブライアン・ホークのモデルとなっている。

山口圭司は「ナジーム・ハメド」に、たぶん憧れどころかハメドそのものになりたかったのだろう。だが、世界のベルトを獲れる才能の持ち主ですら、こんな天才というか異才というか、そういった才能や身体能力の持ち主には努力しても敵わないし、なりたくてもなれない。

じゃあ、ハメドになれなかった山口圭司のボクサー人生は失敗だったのか、と言われると絶対にそうじゃないだろう。「いやいや、絶対にハメドになりたかったんだよ!失敗人生だよ!」と言うかも知れないけど笑

そもそも「努力」や「報われる」って何よ?
「結果」って何なんだよ??って話になりますわな。

競技者はチャンピオンベルトや金メダルを取ったら、それは報われる結果なのだろうか?引退後から始まる長い人生はどうなんだろう??

僕は選手だった訳ではないし、そんな高みに行ったこともないので何とも言えないんだけど笑

でもまぁ、カメラマンだけに限らず、何かになるため・何かを成し遂げるための努力ってのは一つではない。

プログラマの時もそうだった。プログラムソースコードを追いかけるだけじゃダメだし、資格試験の勉強ばっかりでもダメ、人付き合いばっかでもね笑。どれもバランスよく、が大事だった。

まぁそういった凡人的なことをフツーにやってた凡人は、「バランスとか知ったこっちゃねぇ!好きなコトを突き詰めるぜ!」と、どこまでも突き抜けられる天才には勝てなかったのも事実(笑)

「努力した者が成功するとは限らない。
 がしかし、成功する者はみな努力している」

努力するのは当たり前で、
当たり前の努力をしていては
大きく前に進めないのも理解できる。

が、努力努力努力……と、自分を追い込み過ぎてストレス抱えて大爆発、、、じゃ、元も子もないですからねぇ。

ワタクシのような凡人は、周りに助けてもらうための努力ってのも必要ですしね(笑)

ムリのない努力、出来る範囲の努力、、、
ってところに落ち着くんだろうなぁ。

今日も明日も
ただただ出来る限りで頑張ろう!

そしていつの日か
背中を堂々と見せられるオトナに……なりたい……

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