見出し画像

「カメラマンになんてなれる訳がない」

「え…?
 カメラマンになるの??
 いまから???
 諦めた方が良い
 ムリ無理ムリ無理」

「辞めといた方が良いよ…
 カメラマンなんて儲からないよ。
 カメラアプリとか作った方が良くない?
 そっちの方が儲かりそうだし」

「フリーになって10年は食えないよ。
 逆に言うと、10年続けられたら、ね」

以前にもちょろちょろっと書いていますが、10年以上前、色々とあってプログラマを辞めて、相談ってほどでもないんですがカメラマンの何人かに話したらそんな感じで返ってきました。

まぁそらそうです。僕と言う才能の持ち主のライバルが写真界に一人、確実に増える訳だしね。

……じゃなくて笑

30才も過ぎて写真の専門学校に2年間行き直して、そっからスタジオアシ?いきなりフリー??

確かにね、「ムリじゃね?」って言いたくなる気持ちも分からんではない。でもね、否定したって何も始まらないし、生まれない。

パイロットやプロボクサーなどハッキリとムリって言えるモノもあるけど。

まぁ、どうせ何をやったって、キツさが違うだけで、どんな職業だってシンドイ。

そして
アナタはアナタ、ボクはボク。
十人十色、人生色々。

んで
写真専門学校を卒業して約10年。

卒業即フリーになりましたが、ナゴヤと写真に救われながら、とりあえずまだ写真の世界の端っこで呼吸してます。

そうそう。
先日、写真専門学校時代の恩師・秦義之、一学年上の先輩二人と合わせて四人で、ファミレスという健全な場で酒を一滴も飲まずに飯を食ってきて色々と思い出したんです。

東京時代も専門学校行ってる時も色んな事を言われたけど、カメラマンになって良かったなぁって。

でもまぁ写真だろうが動画だろうが新たに事業起こそうが、楽しいことをやって行きたいよねって感じで大体落ち着く。

進むべき道は一本じゃない、と。

プログラマもカメラマンもザックリひとくくりにすると、人とのコミュニケーションによってモノを生み出すサービス業。

全ての道はローマに通ずとはよく言ったもの。手段は違えど、やるべきことは大体一緒。

秦義之に大きな背中を今も見せて貰っているので、僕も誰かに小さな背中を見せて行きたい。

「色んな生き方があるよ。才能がない僕のような人間でもこうして意外にちゃんと生きて行けるから、どんな道でも気楽に気軽に歩いてみようぜ」って。

猫のように、道なき道でも恐れずに、ね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?