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自分×〇〇の「価値観」

先週今週と、僕は「研修週間」を満喫しています。

自分とこの会社や、他社さんの研修の一部を担当させて頂き、介護施設の現場研修だけでなく、ワークショップも企画しています。

現場のメンバーにも、現場研修だけでなく、ワークショップにも協力してもらい、進行しました。

研修内容や所感的なものは来週あたりにゆっくり書きたいと思うんですが、
今日は、ワークショップの中で、参加してくれた現場メンバーが言っていたことがずーっと頭から離れないので、書きます。


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”外の世界”


ワークショップの冒頭、自己紹介をして頂きました。
メンバーにも自己紹介してもらいました。その時言っていたのが、
「普段やっぱり、施設・店舗の中にいると、なかなか外部の方と接したりお話する機会もないので、とても楽しみにしています。」

前向きだなあ、と思う一方、

「ハコ」に分断されている現実をまざまざと見せつけられた気がしました。

彼女の言っていることは、間違いではないし、いいことでもないし、悪いことでもない、「リアル」な感じ方です。

介護業界に話を絞ると、
まず、業界全体が”ムラ化”しています。
いまだにファックス業界に大貢献している現実を見れば、どれだけ「謎の空気感」によって制度がカチカチに凝り固まっていることがわかります。

そのムラの中にある、いち施設は、さらにムラ化しています。

業務のほとんどが”人力”に頼り、太古の昔にどこぞの先輩が言っていたことが「マニュアル」になっています。

業務を「効率」や「最適化」ではなく、「だって前からそうなってるから」でさばいていきます。


これまで、僕のチームやメンバー、施設の話をたくさん書いてきました。

もちろん、自慢できるいいチームになってきたな、と思っています。

それでも、目に見えない「ムラ化」は存在しているし、

それは会社という形をとっているからなのか。
あるいは、自分自身の価値観に”謎の自信”を持っているのか。


少なくとも、「閉塞感」や「分断」を感じさせてしまっているなあと、少し反省しました笑


価値観の掛け算


今回の研修に、うちのメンバーも参加してくれたことにより、結果的にはメンバー自身にとってもいい経験や効果があったように思います。

自分が普段から感じていることと、それを価値観のことなる他者からの視点でそう見えているのかを感じることと、

そして、自分が他者の価値観をどう捉えているのか、を感じてくれたように思います。

チーム内で、様々に思考を凝らしたミーティングやコミュニケーションを取ってくれていますが、それはあくまで、環境や状況が似た者同士です。

メンバー個々に違いはたくさんありますが、
今回のように環境・状況・職業・価値観が異なるだれかと、価値観の一片を共有し、考え合う機会はあまりないのではないかと思います。


それは、うちのチームにかかわらず、みなさんのチームでもありませんか?

・気づいたら生活の中で、チームメンバーと過ごすことが増えている
・他者/他社と、価値観を交わす機会がない・・
・あたかもチームやリーダーの価値観が、メンバーの価値観であると錯覚している

特に会社組織やサークルが生活の中心になっていると、こんなふうに思ってしまったり、思ってしまいかねない環境に身を置いている可能性が高いです。

それは、いくら本を読んでも、勉強しても、埋めようのないものだと思います。

人に会いまくったほうがいい!
とまで言わないですが、「誰かと価値観を交わす」機会が少しでもあれば、自分の価値観を、自分の中ではなく、目の前のテーブルにおいて観察してみることができそうじゃないですか?


意図せず、そんな機会に恵まれたことで、これからは、現場メンバーが価値観を交わせる機会を少しずつでも提供していきたいと思います。

【介護職×介護職】だけでなく、【介護職×〇〇】をたくさん持っているチームなら、ある1つの事象に対しても、今までと違った向き合い方・取り組み方ができるような気がします。


やべえ。

ワクワクしてきた。



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