#33【今日から新しい仲間が増えました!】フラット型組織になれるか!?〜デイサービスの挑戦〜
令和元年6月1日。
今日から、チームに新しい仲間が加わりました!
その名は「イトウさん」。
若い女性のスタッフさんです。
前職は新卒で入った大手のメーカーで販売の業務をされて、上司の方からもとても厚い信頼を寄せられていたようです。
そんな経歴を持ったイトウさんが、なぜ、経験も知識もない「介護スタッフ」として入社してくれたのかというと。
まあ、色々と紆余曲折あったのですが、
幸せに働きたい!
という理由が大きいですね。
もちろん前職の会社さんで幸せに働けていなかったわけではないですが、
大きな企業ならではの虚無感や長時間労働、休日が取れない、など、いわゆる最近のトレンドになっている「働き方」的な側面で、自分自身に問い直したいというような想いがあったようです。
実は、このイトウさん、僕の妻の12年来の友人です。
僕も初めて会ったのがもう3年くらい前かな?
以前から、冗談で「うちにおいでよ〜」と言っていました。
人間性もさることながら、仕事はもちろん友人や家族に対する向き合い方も非常に素直で正直で誠実なイトウさん。
だた、強く”引き抜く”ことができてはいませんでした。
やはり、いくら”働き方”といっても、所属されているのは天下の大企業。
イトウさん本人はもちろん、周りの家族や友人(僕たちを含む)も、「だったら、やめて次探しなよ!」と言える人はあまりいませんでした。
転機が訪れたのは、昨年11月。
ちょうど、チームの採用が佳境に入っていたときです。
ざっくりと、半年以内に採用できなければ、施設の存続自体が危ぶまれる状況でした。
「こんな状況なら、全力で採用を頑張りたい。」
「でも、どうせなら、”一番一緒に働きたい人”を採用したい!」
スタッフのご友人や転職サイトなど、あらゆる手段を使いました。
そんなとき、妻からLINEが。
「今度、〇〇(イトウさん)とご飯食べるけど、来る?」
妻とイトウさんは月に一度ご飯を食べに行っていて、たまに僕も呼んでもらいます。(無理やり乱入することがほとんどですが)
そのとき、なんか、頭の中に何かが浮かんだんですね。
【一緒に働きたいのは、イトウさんじゃないの?】
いつものご飯屋さんに到着すると、僕はカレーうどんとビールを注文し、二人の話に加わりました。
妻から言われたのは、
・本格的に仕事を続けるか悩んでいる
・やめるなら後数ヶ月以内のタイミングしかない
・次にやりたいことは特にない
・スマホ教室に興味がある
スマホ教室とは、僕が一年以上続けている地域活動のことです。
妻から話してくれたそうで、
転職云々の前に、一旦やってみたら?と勧めたそうです。
イトウさんも興味津々、、、というより、「やってみたい!」と、初めて会ってから2年以上。こんな生き生きした顔をみたのは初めてかも・・・。と思いました。
とはいえ、転職についても、うちを選択肢に入れつつ、僕と定期的に話しながら考えていこうと決めました。
それから数週間後、
イトウさんは「スマホ教室」に来てくれました。
進行などの説明もそこそこに、早速参加してくださっている高齢者の方々の中に入ってもらいました。
始まって数分・・・
天才かもしれない!?
と思いました。
おじいさんおばあさんとはよく会っていたそうですが、同居しているわけではなく、普段の販売のお仕事も、恒例のお客様が少なくないとはいえ、普段「地域の高齢者」と接する機会は皆無に等しいイトウさんでしたが、
話している様子、話を聞いている様子を見て、間違いなく才能があると思いました。
それは、うちのメンバーが面接や施設見学に来てくれたときに感じたものと同じくらい、「この人だ!!」と強烈に思いました。
その後、退職届を提出、転職活動・スマホ教室・僕と面談(終盤は弊社人事の大嶋さんも参戦!)を繰り返しながら、半年近くの時間をかけ、晴れて我がチームに入社の運びとなりました。
今イトウさんに思うのは、
チームを成長させてくれる!
ような存在だと思っています。
もちろん、介護の経験や知識はほぼ皆無に等しいですが、
販売や接客で培ったものは、今のチームがもう一段階・もう二段階と成長するために必要不可欠です。
また、イトウさんから四六時中にじみ出ている「無償の愛」と「利他」の精神は、メンバーみんなのあり方や処し方を問い直すために、とても大きな力になってくれます。
一般の介護士として成長していただきながらも、広い視野・視点で、チームの舵取りを担う人になってくれそうな気がしています。
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イトウさんへ。
僕らのチームへようこそ!
これからみんなで一緒に、楽しく、幸せに、働いていきましょう!
今日、イトウさんを迎え入られて本当に嬉しいです!
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<おわり>
シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。