助けを求める (vol 217)
なんとかしなきゃ。
口に出して言ったりもしますが、多くは自分の内面の言葉、セルフトークが多そうです。
厄介な状況に遭遇した時、
自分一人でなんとかしようとする。
ギリギリまでがんばってみる。
よくある姿勢ですよね。
一人で頑張ることが責任感、と思っているなら、責任感を誤解しています。
必死に頑張ると、幸運の女神が見つけてくれて、何とかなることもあります。
とはいえ、ギリギリまで追い詰められて、
「あ~、もうだめだ!」「ドボン だ~」
ってなことも少なくありません。これでは責任果たせません。
責任持つことは「結果が出ればよし」「約束守れたらよし」と考えたいですね。「誰かの助けなしに」とはどこにも書いていません。
なのに、マネジャー以上になってくると何故かなかなか救助信号を発信できなくなってしまうように見受けます。「たすけて~」と言えないのです。
「そんな格好の悪いことはできない」
と思ってしまうのでしょうか。で、とにかく頑張って乗り切ろうとする。上司にも相談せず、どんどん状況が悪化することも珍しくありません。
結果、
「どうしてもっと早く言ってくれなかったの?」
が発生。
リーダーシップに関する本を読んでいくと、良いリーダーは
チームメンバーを動かすために、自分の弱いところをさらけ出して、
助けを求めることができる人
と書いてありますが、なかなかできないんですよね。(私含めて)
でも、マネジャーが助けを求めたっていいじゃない、リーダーが「Help!」って言ってもいいじゃない。を強調したくての情報発信です。
a 1人で悶々と考え続ける
b 諦めて放置する
c 誰かの救いの手を乞う
考えられる選択肢を文字にすると、どんな行動が望ましいか見える気がします。私たちの頭では、考えているようで具体的になっていません。
具体性がないところで結論出そうとするから悶々としてしまうのです。
いいマネジャーは、自分のプライドよりも、チームとしての一体感や成果を優先して。と書いた方がストレートかもしれませんね。ただ、そこまで露骨に言うと、自分がチーム優先としていない批判、ととられてしまって逆効果になってしまうので、少しオブラートに包んでいるツイートかもしれません。
拠点長の私が、他の人からの手助けを求めなさい、と指示してもいいのですが、腑に落ちていなければ、指示で助けをもらった、と思うだけで次に苦境に遭遇しても自発的に助けを求める行動に至りません。
「手助けを求めることも実践しているだろうか?」
を自問する方が府落ちの確率が高まるようです。
「あなた、どうしてる?」を改めて聞いてみるのも手かもしれませんよ。
マネジャー達の日常の中で
「助けて」「助けるよ」「助けられてよかった」
そんな対話が定着したら、チームワークのレベルが上がるはずなんですよね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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