本日のスープ (vol 203)

Hi ! How are you?   私の名前は〇〇
Soup of the day は・・・・、シェフのおおすすめは・・・

レストランのテーブル担当からの、お決まりのフレーズです。
「なになに?もう一回」 いつも3回くらい聞き直さないと理解できないのが情けない。でも、本日のスープ、そそられます

お店の人がお勧めする料理、きっと美味しい。
今日のスープを決めたら、レストランみんなで「推し」。
関係するメンバー全員が記憶して、お客さんに聞かれたら即答。
これって、いい味、いいチームワークがあるからできること。お気に入りのレストランのやっている事のマネをしない手はないでしょう。

より良い組織や活動を目指して、毎日のルーチンに今日のリマインドを一つ。
工場の生産活動でも応用できそうです。

製品の生産工程のチェックポイント、レストランのメニューのように、すぐには覚えきれないほどのルーチンがあります。新人のチームメンバーにはなかなか高いハードル。時々、ミスが出ます。
対策として「日々の重点チェックポイントを設定する」な〜んて言っても、面白くもなんともありません。もう少し遊び心を❗️
ならば、と始めたのが、品質の「Soup of the Day」

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チェックポイントを一つ、みんなで「今日のポイント」声に出して確認。
一つだけなら、新人でも覚えてくれます。これを毎日一つずつ。継続は力なり。
この活動を「Soup of the Day」と呼ぶことにしました。

マネジャーや私が工場巡回中に「今日の重点ポイントは?」って質問するのはプレッシャー、重々しいだけ。
代わりに「今日のスープは?」ならニッコリ笑って答えられるんじゃない?
「え〜っと、なんだっけ」の返事もご愛嬌。でも、きっと少しずつ前進。

もちろん、「Soup of the Day」の導入前に社内ツイートでマネジャーたちへの前振り情報を流しました。

I like restaurants with Soup of the day
Every TMs in the restaurant remember the soup of the day, recommend it, and try to improve the reputation of the restaurant.
I feel that the idea of soup of the day is a symbol that we all aim to improve the restaurant by adding one more item to our regular routine.
Our company is not a restaurant, but I think we can learn to be willing to add one more item to our usual activities to make our company better.

本日のスープ(Soup of the day)のあるレストランが好きです
店の全員がSoup of the dayを覚えて、推奨し、店の評判の向上に貢献。
Soup of the dayの考えは、毎日のルーチンにもう一つアイテムを加えて全員で店の改善を目指す象徴とも感じます。
私たちの会社はレストランではありませんが、「いつもの活動に何か一つ加えてより良い会社を目指す」意思を持つことは学べる点だと思います。

Soup of the Dayの活動、「やるよ!」で一朝一夕には定着しません。
毎日の朝礼で「今日のスープは?」の質問を続けること3か月。
最初は「は〜っ?あっそうか。」そのうち質問されて苦笑しつつ宣言。更にそれが笑顔でできるようになった頃、やっと質問は不要に。
しつこい拠点長は諦めない、と諦めてくれるまで、根比べです。
ここでも継続は力なり

Soup of the Day」が毎日の念仏の仲間入りを果たした頃、お客さまへのご迷惑が半減したことも報告しておきます。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。


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